昨日、松下電工の集まりで帝国ホテルで講演会がありました。
日刊スポーツの論説委員でスポーツジャーナリストの
野崎さんという方の講演で
以前、ニュースステーションで久米宏とよく出ていた
眉毛に特徴のある人です。
テーマは「プロ野球に見るリーダーの条件」でした。
いろいろなプロ野球の監督の話が出てきましたが
その話を聞いていて自分はリーダーとしてプロ野球で言うと
どのタイプの監督かと考えてみました。
先ず私は、人に管理されるのも嫌いですし
人を管理することも嫌いです。
その意味で管理野球をする監督
例えば川上、広岡、森などの監督では間違いなくありません。
データを重視する必要は痛感していてデーターは大切にしていますが
野村監督のようにはなりきれていないのでID野球タイプでもありません。
もちろん、激情家でもなく鉄拳制裁をするタイプでもないので
星野仙一タイプでもありません。
自分が今そうなれているかどうかは別として
自分が目指しているのは個々の個性を重視してのびのびとさせるリーダー
仰木彬氏やボビー・バレンタイン監督だと思います。
仰木さんは残念ながら先日亡くなりましたが
野茂やイチローの個性を重視した人材育成はすばらしいと思いますし
十数年前の近鉄とロッテの10.19のとき
もう優勝が無くなった後の9回裏の守備を見守る仰木さんの姿は
今も目に焼きついて離れません。
そもそも、私の考え方の中に
いいリーダーとは2つのタイプがあると思います。
ひとつは強烈な個性とリーダーシップでぐいぐい引っ張っていくタイプ
星野仙一がそのタイプと思います。
もうひとつはあまり自分自身は目立たず
個々に自由にさせながら知らぬ間に理想とするかたちに全体を導くタイプ
これが仰木さんやバレンタインだと思います。
二人はよく似通っていて普段はいつも面白いことばかりいっていて
特に仰木さんは不良中年を装った発言もよくありました。
二人とも毎日のようにオーダーを変えて思いつきのようにも言われますが
実はそれなりの深い読みがある。
やはり自分は仰木さんを理想としています。
あのようになれるにはもう少し年季が必要かもしれませんが・・・。
ナサホームの中の誰が野茂で誰がイチローになれるか楽しみです。