ダメ営業マンがなくてはならない人財へ PART Ⅲ

暫く空きましたが今日は予告通り元ダメ営業レディの話を書きます。

彼女と初めて会ったのはもう4年前くらいになります。
広島県出身で奈良の大学に通っていた彼女は
就職活動でリフォーム業界を志望し
我々のライバル業者を複数面接に挑んだのですがことごとく落とされ
しかし、どうしてもリフォーム業界で仕事がしたいと思い
インターネットで弊社を調べて履歴書を送ってきました。
面接をしたのですが当時、弊社は新卒者の採用をしておらず
新卒者の受入態勢も教育研修体制も今のようには出来ていなかったので
断ろうと思いました。
しかしどうしてもリフォームの仕事がしたいという
本人の強い希望があったので採用することにしました。

入社後の彼女は本当によく頑張りました。
「お客さんのために」という強い思いをもって時間も気にせず頑張りました。
どんくさい所も多いのですが
怒られても怒られても一生懸命頑張っていました。
誰もが感心するほどの頑張りです。
彼女の頑張っている姿を見てそれ以降弊社も新卒採用をするようにもなりました。

が、しかし・・・。
入社して一年半が経ったころから遅刻が激しくなってきました。
ほとんど毎日遅刻するようになり
それも5分の遅刻とかいうのではなく
30分、1時間の遅刻が続いたのです。
全く仕事に身が入っていない様子です。
ある日彼女を呼んで話をしました。
当時彼女に飲食店に勤める彼氏が出来たというのは聞いていましたので
「彼氏が仕事終わってから夜中に会ってないか?」と聞くと
「会ってません」と強い口調で否定してきました。
しかしあまりに強い口調なのでよもやと思い
「じゃあ、夜中に電話で喋ってるやろ?」と聞くと案の定
「電話はしています。」との答えでした。
彼氏の仕事が深夜の2時ごろに終わるらしいのですが
それから毎日1~2時間電話で話していたようです。
睡眠不足で朝、起きれるわけがありません。
しかし、プライベートなことまで口を出すわけにも行かず
ただただ「何しててもええけど仕事に影響出るようではあかん」といい続けていました。

しかし、そんな状態で仕事に影響が出ないわけがありません。
ただ、広島訛りで明るく人当たりのよい彼女は
何故か契約はもらってくるのです。
風貌も訛った喋り方も何か純粋そうに見え
入社当時めちゃくちゃ頑張って勉強したので知識も身についていたからでしょう。

しかし、その後の工事の手配がむちゃくちゃなのです。
「気持ちここにあらず」の状態で仕事をしていたのでしょう
職人さんやメーカーへの手配が全く出来ていません。
その後、彼女の担当のお客様から私宛にお叱りの電話が
かかって来ることが何度もありました。
人当たりよく契約を頂いてその後はいい加減。最悪です。
業者として一番無責任で最悪のことをしてしまっていたのです。
会社として信用がなくなります。
それならいっそ工事を受注しないほうがマシです。

私は彼女に現場の大切さを教えるために
現場監督の補助の仕事に配置転換させました。
しかし、それもうまくいきません。
やはり「気持ちここにあらず」
周りの者も責任ある仕事を任せることが出来ませんでした。

そのうち私には直接言いませんが
「仕事やめる。」「辞めて派遣会社ででも事務する。」などと
言っているのを耳にしました。
私は彼女を呼んで話をしました。
「あれほど頑張ってたのに彼氏が出来てそちらのほうが楽しくなって
それで仕事辞めるなんて人生の敗北者や。お前にはそうなってほしくない。」
「そんな気持ちで派遣会社へ行ってもそっちの会社が迷惑や、
だいたいお前がじっと一日机に座って事務仕事できると思うか?」
「やめるにしてもうちの会社で達成感が味わえるほど頑張ってから辞めろ」
などさんざん話しました。

それからいろいろありましたが
いま、千里セルシー店をオープンし毎日沢山のお客さんにご来店いただいています。
彼女は今、その店で受付をしています。
元来人当たりがよく建築の知識のある彼女は
営業マンが不在のときでもじっくりとお客様のご相談に対応したり
営業マンのいるときにはお客様のご相談内容からどの営業マンに
引き継ぐのがベストかを考え、
また、新人の営業マンに基本的なことを指示、指導したりと大活躍です。
野球で言うとキャッチャー、サッカーで言うとミッドフィルダーかキーパーと
いったところでしょうか。司令塔のような存在です。

なかなか新たに人を雇用し受け付けに据えようと思っても
人当たりのいい人はいてもそれで尚且つ建築の知識もある人は
雇えるものではありません。
間違いなく千里セルシー店にとってなくてはならない存在です。

彼女の場合は営業で復活したわけではないので
本当の意味で立ち直ったのではありませんが
本人も仕事にやりがいを感じ、そのせいか遅刻もなく
頑張っている姿を見ると
改めて『適材適所』という言葉を考えさせられます。

ダメ営業マンがなくてはならない人財へ PART Ⅱ

今日は予告通り店長に
「顔が悪いから売れない」と言われた男の話を書きましょう。

彼はもう入社3年以上になりますが
入社2年近くになるまで全く業績が上がりませんでした。
本人はいたってまじめなのですが
結果が出ません。
工事をさせていただいたお客様からの反応も
可もなく不可もなくといった反応です。

皆からダメ社員のように言われ
当時の店長から
「おまえは顔が悪いから売れない!!」とか
「オレが社長ならおまえはクビ!!」などと罵られていました。
本人ももうそういわれても結構平気で
笑いで返すようなことをしていました。
要するに負け犬根性が染み付いた状態になっていました。

でも彼は本当にまじめなのです。
営業以外の仕事を頼むと報告・連絡・相談も完璧で
結果もこちらが期待する以上の出来栄えです。
ただ、営業が出来ないのです。

先ず、負け犬根性を直すようにいろいろ考えました。
まじめすぎて話が面白くないのも原因だと考え
無理やりミナミへ連れて行った前を歩いている女性を
ナンパさせたことまでありました。
度胸をつけるためのものだったのですが
店長曰くの顔の悪い?彼は誰からも相手にされませんでしたが
度胸だけはついたようでした。

とにかくまじめがとりえの男ですので
一度、賃貸マンションのオーナーさんの担当にしてみました。

これが当たりました。
一般のお客様へのアプローチは下手で
お客様に夢のある話は全く出来ていなかったのでしょうが
家主さんへの仕事は反復継続しますので
彼のまじめさが充分伝わります。
賃貸マンションのオーナー様は夢を見させてくれる営業マンよりも
まじめにきっちりこなしてくれる営業を信頼されるのでしょう。

沢山のオーナーさんにご支持をいただき
業績も高いレベルで安定しています。
収入も少し増えたのですが
去年の暮れ、たまたま私と同時期に買ったコートが
私のものと同じだったのです。
彼は言いました
「僕も社長と同じコートが買えるようになった」
なんか変なことで一人で悦にいってました。
でも今はナサホームにはなくてはならない貴重な人財です。

そして彼は今年の秋に結婚するそうです。

もしナサホームの営業マンで顔の悪い男に出会われたら
まじめすぎて元ダメ営業マンだった男かなと思い出してやってください。

次回は彼氏に溺れてダメになった元ダメ営業レディの話を書きます。

ダメ営業マンがなくてはならない人財へ PART Ⅰ

千里セルシー店も無事にオープンし
想像以上のお客様にご来店いただいております。

最近よくお客様や同業者の方から
「江川さんすごいね」とか
「江川さんやりてやね」とかお褒め頂くことがしばしばあります。
もちろん褒められて悪い気はしませんが
実は私はすごくもなくやりてでもありません。

ナサホームが順調に成長していっている第一要因ははっきりしています。
それは『社員が辞めないこと』です。
わたしが自慢できることはそれくらいのことです。

建築の仕事は奥の深いものです。
10年やっても小僧と呼ばれる世界です。

他の業者さんを見ていると
毎年、沢山の社員が辞めていきます。
一年で営業マンの半分以上が入れ替わる会社も少なくはありません。
それでは新人を教育しても無駄になってしまいます。
大体、2年を超えると頼もしくなってきます。
それまで我慢ができるかどうかです。

うちにも「こいつはどうかな?」と思う社員が何人かいました。
しかしすべて今ではなくてはならない人財になっています。
そのうち3人について書いていきます。

ひとりは仮にA君としておきます。
彼は大学の建築科を出て大手の訪問販売業者に行きました。
そこで彼は飛びぬけて好成績だったそうです。
入社半年、22歳で支店長になったのですからよっぽどよかったのでしょう。
ただ、顧客満足から程遠い仕事の仕方に嫌気が差して
当社に面接に来ました。
訪問販売業者にいた人はあまり採用をしないのですが
彼はそのお客さんを騙すような契約に仕方が嫌で辞めるとのことだったので
採用しました。

入社して先ず朝礼やら会議やらで
理念について話し合うようにしています。
そうして社内で価値観を共有できるようにしていくのです。

しかし彼は半年経っても一年を超えても売り上げが芳しくありません。
訪問販売でそれだけ売った人間がなぜうちではダメ営業マンになるのか
だいぶ考えて考え抜きました。
どうやら彼は弊社の理念に縛られすぎて身動きできなかったようです。
要するに難しく考え過ぎていたようでした。
前の会社では売り上げをあげればそれだけで評価された。
でもナサホームは売り上げを上げるだけでは何の評価もされない。
そこに戸惑いを感じたのでしょう。
そこで彼に
「お客様に迷惑をかけない大原則だけ考えて後は自由にやってみろ。
お客さんに満足してもらえるなら会社に多少迷惑をかけてもいいから。」
といった指示をしてみました。

それから一年彼は変わりました。
林店長の下でリフォームの楽しさ素晴しさを教え込ませたのが良かったのかもしれません。
売り上げに関して言えば今年の1~3月の第一四半期
売り上げは社内で一番です。
お客様からのアンケート葉書を見てみてもすごく評価していただいているようです。

まだまだ勉強することは沢山あるでしょうが
彼なら大丈夫だと思います。

もしナサホームの営業マンで鼻の大きな男性社員を見掛けたら
元ダメ営業マンだった奴だと思い出してやってください。

次回は店長に「お前は顔が悪いから売れない!!」といわれた
元ダメ営業マンの話を書きます。

中島優(経営者から見た若手社員 PART Ⅳ)

これまで今年新卒2年目の若手について
書いてきましたが最後に中島優について書きます。

中島優を一言で言えば・・・・
ブログでは書きにくいのですが・・・・・
営業上も良くないのですが・・・・・
会社の恥にもなりますし・・・・

でも敢えて書きます。
まさるは一言で言うとアホです。
 
以前このブログでも書いた社員旅行中の会話
私が「今年、スノボもういったんか?」と聞くと
「行った!」と答え
まわりからたしなめられて
「行ったッス」と言い直したのは彼です。
まったく敬語の使い方を知りません。

先日も会議で発言している姿をみて唖然としました。
両手を机の上に乗せてその手の甲にあごを乗せながら
覆いかぶさるような姿勢で
発言しているではありませんか。
めったに怒らない私も激怒し彼を血祭りに上げたことはいうまでもありません。

もちろん本人に悪気はないのでしょうが
社会常識が?????です。
これまで怒ってくれる人がいなかったのでしょう。
以前も上司から仕事上のことで注意を受けているときに
ポケットに両手を突っ込んでいました。

実は彼の兄貴がクロスの職人さんで
弊社で仕事をしてもらっているのですが
実に礼儀正しくさわやかな男前です。
兄弟なのになぜこんなに違っているのでしょう。

これから教育をしなければなりません。
お客さんの前で同様のことがあれば
笑ですまされるものではありません。
もしご迷惑をおかけしていましたら申し訳ありません。
謹んでお詫びいたします。

ただ、営業成績という点で見れば他の3人よりも何故かいいのです。
おそらくお客様からかわいがられているのでしょう。
アホな男ですが何か憎めないところがあるのも事実です。
きっとお客様もそう思ってくれているのでしょう。
昔から「アホな子ほどかわいい」って言いますよね。
でもそれに甘えていてはいけません。
お客様はナサホームにプロとして仕事を下さっているのです。

リフォームのプロであることは当然のこととしてに常識ある社会人でなければなりません。
会社でこれから社会人としての人間教育もしていく必要を痛感します。

これまで同期の4名について書いてきましたが
まだ入社して1年少し。
もちろん大型工事は任せられません。
比較的平易な工事を任せていますが、
お客様が暖かく見守っていてくださるのだなと思います。

知識も経験も不十分ですが
4名ともクレームといったクレームはありません。
一人暮らしの者はよくお客さんから
晩御飯のおかづを毎日ほどもらってきています。
皆さん、自分の息子、娘と同じように思って下さっているようです。
実際、お客様から
「就職して東京で働いている息子と同い年や」などと言われるようです。
本当に大阪の人は温かいなあと思います。

宮川梓(経営者から見た若手社員 PARTⅢ)

今日は宮川梓にしましょう。

彼女はなんと言うか営業マンぽくありません。
すごく躾の良く行き届いた人です。
礼儀正しく常識もあります。
人一倍頑張りやさんでもあります。
頭もかなりいいほうだと思います。
きっと親御さんがしっかり躾けられたのでしょう。
私の娘も梓のように躾がしっかりできればいいなあと思います。

まじめに良く頑張るのですが
考えすぎるのか仕事が遅いのがたまにきずです。
毎晩、夜遅くまで仕事をするのですが
要領よくやればもっと早く帰れるのに
人が良すぎるというか丁寧すぎるというか
ちょっとくらい横着してもいいのにと思ってしまいます。
夜遅くまで一人で仕事をするものですから
今日も会議中に爆睡していました。
あまり遅くまで一人で仕事をしないように先日、事務所のカギを取り上げたのですが
なかなか歯車が噛み合っていないのが現状です。
しかし大器晩成のような気がしてなりません。

とにかく人に優しく親切で
建築のことでもわからないところがあれば
徹底的に調べまくる。

今でも、きっと彼女が担当させていただいたお客さんの
満足度は高いと思います。
後は、知識が豊富について
いちいち調べなくても仕事が完結できるようになれば
お客さんの目線で物を考える
ほんとにすばらしい営業マンになると思います。

後もう少しです。がんばれあずさ。