近鉄電車

電車ネタをもう一つ

少し前ですが
朝、弊社の六甲道店へ行くために
近鉄の鶴橋駅でJR環状線へ乗り換えるため
ホームを歩いていました。

すると、普通の近鉄電車とボディカラーの違う
不気味な電車が止まっています。
普通の近鉄電車は赤と白のツートンですが
ほとんど赤一色、
しかもその赤が少し濃くて汚い印象です。

前へ回って先頭車両を見ると
行先表示のところに
『鮮魚』とあります。

「せんぎょ~」思わずうなりました。
列車の中をみると
1両に2~3人乗っていて
みな、ブリキの大きな箱を積んでおいています。

なるほど、そういえば子供のころ母親が
「あそこの魚屋は伊勢の漁師やから新鮮やけど
2時ごろ売切れたら帰ってしまう」と
言っていたのを思い出しました。

恐るべし伊勢の漁師さん

自分で釣って自分で大阪まで売りに来てるのか~

おそらく漁師の奥さんが売りに来てる場合が多いと思いますが…。

しかし、このトラック輸送全盛の時代に
いまだそんな電車があったんですね。

ネットでいろいろ調べましたが
1963年ごろからあるそうで、
これもまた古き良き時代の遺産かもしれません。


写真は近鉄のHPから

私の見た列車はこんなに綺麗ではなく
もっとボロボロでした。

阪急電車~映画ではないもう一つの物語

最近映画で『阪急電車』というのがあって
中谷美紀や宮本信子が出ていて結構ヒットしたようです。

私も梅田阪急ビルに本社が移転してから
結構、阪急電車に乗る機会が増えました。
阪急梅田駅から乗るのですが
始発駅ですので行き止まりになった独特のホームの形です。

実はこの駅には少し甘酸っぱいような、
悲しいような、何とも言えないような
思い出があります。

もう32年前、私が18歳のころ
当時大阪にはYMCA予備校というのがあって
私はその中の土佐堀校に通っていました。
学生のうち3割以上は医歯薬系の大学志望なのですが
それ以外の人の多くは京都大学、大阪大学、神戸大学を志望していました。
医歯薬系以外の人で仲のいい友達が8人ほどいたのですが
私もその中に紛れ込んでいました。

あるときそのグループの一人が
「俺ら、京大行けるか阪大行けるか神大行けるかわからんけど
この3つのうちどの大学行っても阪急梅田から電車のるんやで。
大学行っても阪急梅田で待ち合わせして一緒にあそぼうぜ!!」

一同納得して
「ほんまやなぁ。またつるもうぜ!!」
というような話になっていました。

阪急梅田駅には京都線、宝塚線、神戸線と3線あって
それぞれ京都大学、大阪大学、神戸大学へと通えます。

そうして誓い合った8人でしたが
当時の共通1次試験(今のセンター試験)が
この8人の友情を引き裂いて?いきました。

8人中の4人(私も含めて)が
志望校へ行けるような一次の点数ではありませんでした。
志望校の変更を余儀なくされ
私以外の3人は1次試験の配点が少なく
旧帝国大学でもある北海道大学を受験しました。
当時の私に北海道まで行く金銭的余裕も学力もなかったので
私だけ泣く泣く広島へ行くことになりました。

結果北大を受けた3人の2人だけ合格しました。

当初の志望校に受かった4人が
阪急梅田で待ち合わせて遊んでいたがどうかは判りません。

でも仲の良かった8人がやはりバラバラになった感はあります。

こんなことで
私の中にはいまだに阪急梅田駅のあのホームに
憧れの気持ちと何か少し悲しい気持ち残っています。

映画ではないもう一つの『阪急電車物語』でした。