35年越しの告白

先日、大阪ミナミの知らないショットバーへ入りました。
お酒は弱いのですが、たまにふらっとショットバーへ行くことがあります。
入ってみると薄暗い雰囲気でお酒の種類が豊富な本格的なショットバーでした。

他のお客はおらず、マスターが一人カウンター越しに応対してくれました。
見れば私と歳が近そうな人だったので年齢の話になりました。

私   「マスターお幾つですか?」
マスター「51です」
私   「昭和35年ですか?同級生ですね」
マスター「大阪の方ですか?」
私   「はい」
マスター「大阪のどちらですか?」
私   「桃谷です」
マスター「勝山中学ですか?」
私   「はい。マスターは?」
マスター「東生野です」
私   「東生野で同い年ならラグビー部のKのこと知ってますか?
     予備校時代の友達で今も年に1~2回会ってます」
マスター「私もラグビー部でした。よく知ってますよ」

こんなやり取りで、共通の知人がいて
また、お互いにその知人が古い友人ながら
近い存在なので
私としてはそれなりに充分感慨深いことでした。

しかし、話はこれで終わりませんでした。
このあとの話は考えられないくらい私にとってエキサイティングでした

マスターが言いました。
「私の妻が勝山中学出身なんです。しかも同い年です。旧姓〇〇〇〇です。」

衝撃が走りました。

実は、その彼女、ここでは仮にN・Tさんとしておきますが
N・Tさんは中学校の頃、好きだった女性なのです。

中学校の頃、告白しようとしてなかなか勇気がなく
そのまま卒業して別々の高校へ行ったものの諦めきれ
やっぱり告白しようかと思ったところ
小中高と同じ学校で尚且つクラブも一緒だった友人が
突然「N・Tに告白する」といいだし
私は「ええんちゃう、頑張りいや」と一歩引き下がってしまいました。

そして、その彼は結果的にフラれたのですが
その際、彼女が次のように言ったそうです。
「中学時代はおとなしすぎた。
   いま高校生活が楽しくて仕方がない」
それを聞くともう今更、告白することもできず
やがて諦めて忘れてしまいました。

ただ、その後、1年くらいして道で彼女を見かけたのですが
中学時代、おとなしく地味目だった彼女が
ミニスカートにタングトップで長い髪をなびかせながら
男の運転する自転車に二人乗りをしていました。
「変わったなぁ、でも綺麗になったなぁ」がその時の印象でした。

これらの話を全部、そのバーのマスターにしました。
するとそのマスターは高校2年から付き合っているので
恐らくその自転車を運転していたのはマスターだということが判りました。

なんとも偶然、私の中ではすごい話です。

私は帰り際に名前を告げ
「江川が中学校の時、好きだったけれど告白できなかったと伝えてください」と
言って店を出ました。

この35年越しの告白が彼女に伝わっているかどうかわかりません。
確認しない方がいいのかとも思いますので
あの店にもう行かない方がいいのかなとも思います。
しかし自分の中では何か嬉しいのです。

50年も生きてたらいろんなことがありますねぇ

土木屋魂

いま時間はお昼前ですが
まだ風雨はさほど激しくありません。

でも台風が来ると以前から
なんというか、そわそわと血が騒ぐ?のです。

これはもともと私が
土木系の学課を出てゼネコンへ勤め
宅地造成の現場に8年間従事していたことに由来します。

20歳代のころ
台風が近づくと電話の気象情報を頻繁に聞き
いよいよ風雨が激しくなると
日曜日であろうが夜中であろうが
連絡を取り合っている訳でもないのに
暴風雨の中、車を走らせて
みんな示し合わせたように現場に集まってきます。

そして、現場を巡回します。
夜中のことが多かったように思いますが
懐中電灯を持ち、全身雨合羽にヘルメットの出で立ちです。

異常が無ければそのままマージャンが始まります。
そしてマージャンのメンバーになっていない人が
引き続き、定期的に現場の巡回をするのです。

異常がなければそのまま朝までマージャンですが
時々、巡回している者から
「〇〇の法面が危ない!!」とか
「国道に土砂が流れ出しそうだ!!」と報告が入り
みなで現場に駆けつけ土のう積みが始まります。
これが重労働で
まだ暑い時期に全身雨合羽で作業すると
もう合羽の中はサウナ状態
2キロや3キロ体重が減るといっても過言ではなりません。

そんな経験があるものですから
いまだに台風が近づくとそわそわ、むずむずと血が騒ぐのです。

最近、当時の上司を囲んでの飲み会がありました。
その方はもうリタイヤされていますが
会話の中で福島原発の事故のことで
次のようにおっしゃいました。
「あんなん、土木屋に任したら一発で何とかしよるで・・・」

あの甚大な原発事故が一発で何とかなるとは思えませんが
土木工事とは
自然に立ち向かい
自然の力の恐ろしさを思い知りながら
自然と折り合いをつけて工事を完成させるものだと
あらためて思いました。

その方の言葉はそれをやり切った自信からでた言葉だと考えさせられました。

野田新内閣

しばらく民主党の代表選挙でニュースがにぎわっていました。

私としては、以前にもブログに書いたように
弊社のお客様でもある
馬淵さんを心の中で少しだけ応援していましたが
正直、今回はまだ少し早くて無理かなと思っていました。

そして地味目の野田さんが総理大臣となったわけですが
内閣人事を見て、また少しうれしいことがありました。

官房長官の藤村修氏、
経歴を見れば大阪出身で広島大学工学部卒、
ここまでなら全く私の経歴と同じです。
その後の人生は全く違いますが……

地縁や学閥で全く知らない人でも
少しは応援するような気持になるものです。

特に、私と出身大学が同じ人というのは
関西ではめったに見かけたことが
無いものですからなおさらです。

野田新内閣の健闘を祈ります。