カフェのような住まいで、快適な毎日を
「カフェ風」、「カフェのような空間」と一口に言っても、そのスタイルは千差万別。
そもそも「カフェ」自体が、その経営者や設計したデザイナーごとに違う様相をしているのですから、当たり前なのですが、それでも多くの人が「カフェのようだ」と認識するのにはいくつかの共通したポイントがあるはずです。
空間の統一感を重視する
北欧風であったり、インダストリアルな雰囲気であったり、ナチュラルなテイストであったりと、カフェにはそれぞれテーマがあります。カフェ風の空間を目指すのであれば、自身が目標とするカフェのスタイルを明確に意識し、それに見合う家具や建具を選ぶようにしましょう。また、リフォーム会社に依頼をする際も、実際に自分の目標とするカフェ空間の写真などを提示して、それに近いデザインをお願いすると、満足のいくリフォーム・リノベーションに繋がりやすくなります。
ナサホームマガジンでも過去にそれぞれのテーマに合わせたリフォームのコツを紹介しておりますので合わせてご確認ください。
アンティークリノベーションで、スタイリッシュな住空間を実現!
レトロでシック、ミッドセンチュリーのお部屋にリフォームしよう
壁や床などを効果的に使う
カフェの空間にはアクセントウォールや無垢材を使った床材、インダストリアルな空間であれば打ちっぱなしのモルタルやコンクリートが使われていることもあります。また、天井も仕上げ材や下地を取り払い、スケルトン天井にすると天井高だけでなく空間の広がりを感じることができます。これらも、それぞれのカフェのテーマやデザインに合わせて、リフォーム会社と一緒に、素材選びを行なっていきましょう。
照明計画にこだわる
カフェ風の落ち着ける空間を演出するために、照明にもこだわりましょう。
とはいえ照明に関してもデザインテーマによって選び方が異なるため注意。純喫茶のような場合は、やや落ち着いた間接照明を。オープンスタイルのカフェであれば照明器具だけでなく、窓などを利用した採光の計画も視野に入れておきましょう。またインダストリアルで都会的な印象を作りたいのであれば、天井にダクトレールを設置し複数のスポットライトを用いると、照明器具の存在感を感じさせずにおしゃれなライティングが実現します。
見せる収納を意識する
カフェはもともと生活するための空間としては造られていないため、生活感を感じさせる家具などやものが雑多に置かれていると、快適なものにはなりません。
そこで考えたいのが収納。日常的に使う道具などは表に出さないように収納しつつ、お気に入りの小物などはあえて見せる形で収納するなど、収納計画にこだわることで、デザイン性と利便性のバランスが取れたお部屋が実現します。
リビングをカフェ風にリノベーションするためには?
壁・壁紙
実際にカフェのような空間へのリフォームで使われることの多い壁材には以下のようなものが挙げられます。
■レンガ
本物のレンガを使用した壁もありますが、近年人気のレンガ調のタイルを使ったリフォームやレンガのテクスチャを使った壁紙。重厚感があり、インダストリアルな雰囲気のカフェスタイルによく合います。
■石目調・塗り壁
海外のカントリースタイルのカフェを目指すのであれば、石目調の壁紙や塗り壁が良い選択肢となります。石材調の焼き物のタイルや、エコカラットなどの調湿性壁材、テクスチャを生かした壁紙はもちろん、予算的に余裕のある方であれば職人が手がけるコテ跡が美しい塗り壁もおすすめです。
■タイル
レンガ調や石目調のタイルについては上記でご説明しました。ここでのタイルはいわゆる磁器質や陶器質のタイルのことを指します。北欧スタイルのカフェなどに見られるモザイクタイルや淡い色とビビッドな色の切り返しによる壁のデザインなど、幅広い表現ができるのが魅力です。
ナサホームでの施工事例
■コロニアルスタイルとこだわりが詰まったセミオーダーキッチン
LDKのリフォームをお任せいただきました。奥様のご希望でヨーロッパ風とアジア風を融合させた【コロニアルスタイル】を効かせました。
この施工事例の詳細はこちら
■ウッド調のアクセントクロスとモザイクタイルでカフェ風LDK
ウッド調の優しいカラーのアクセントクロスとキッチンカウンター下の可愛いモザイクタイルによって、カフェ風に生まれ変わりました。
■お気に入りのインテリアで彩るフレンチモロッカンスタイル
お手持ちのインテリアが映える、異国情緒豊かな内装をご希望でした。天井・壁は塗装、床はヘリンボーン貼りでまるで海外のような雰囲気に仕上がりました。
床
カフェ風のお部屋作りに使用されることの多い床材については以下のようなものが挙げられます。
■フローリング
洋室の定番、フローリングがカフェの空間にはぴったり。明るい色味の無垢材のフローリングを選べば、北欧風やナチュラルモダンなカフェスタイルに。やや重たい色味のフローリングやヘリンボーンなどの貼り方にこだわった床材を使用すると、フレンチスタイルや純喫茶のようなシックな印象となります。
■土間・タイル
無機質で生活感のない空間を演出するのであれば、打ちっぱなしのモルタル・タイルなどを使った土間空間にするのも一つの方法。とくにインダストリアルな家具などとの相性は抜群です。ただし、土間の場合、冬場には床が冷え込んだりといったデメリットも存在しますので、導入前によく検討することをおすすめします。
■塩ビタイル・リノリウム
フローリングや土間よりも比較的安価に施工できる塩ビタイルやリノリウム。触り心地や質感は、本物のフローリングや土間には及ばないものの、さまざまなテクスチャのものが登場してきており、思い通りの空間を実現しやすいのが魅力。また、水や汚れ、傷にも強いものが多いのも良いポイントです。
ナサホームでの施工事例
■無垢フローリングと古レンガ調タイルが効いた憧れのカフェ風リビング
目指したのは奥様がお好きなカフェを彷彿させるリビング。味わい深いナラの無垢フローリングや、壁面には古レンガ調タイルを施してご夫婦がゆったりとくつろげるリビングが実現しました。
■お庭の景観を活かした親戚やご家族が集う居心地のいい住まい
キッチンの床にタイルを施工しました。寒い時には床暖房を、夏場はひんやりとした感触が奥様のお気に入り。
天井・照明
天井や照明もカフェ風のお部屋を実現する上で重要なポイントです。
■スケルトン天井
カフェ風の天井として人気の高いのがスケルトン天井。天井の梁や配線をあえて剥き出しにすることで、無機質なスタイルを演出することができます。
■ダクトレールの設置
カフェ風のライティングに欠かせないのが、天井へのダクトレールの設置。スケルトン天井であれば梁や天井に直接取り付け、通常の二重天井の場合でも天井材、天井面、天井仕上げ等に設置することができます。ダクトレールをつけることで複数の照明を取り付けることができ、またライトの角度も調整できるため、照明計画の幅が広がります。
ナサホームでの施工事例
■一つ一つの「存在感」が魅力的なリビング空間
施主様のお住まいは天井スラブに直接クロスが貼ってある直天井であり、照明の位置を変えることが容易にできないので、天井の高さをそのまま活かせるようにダクトレールを用いた照明を提案しました。
この施工事例の詳細はこちら
https://nasahome.co.jp/works/w_living/20220218livingm
収納
リビングにカフェのような空間を作るためには、不要な物を片付けられる収納を設けることが大切です。
■造作棚
壁面やキッチンとの間仕切りにディスプレイ用の棚を設けるのは、本物のカフェでもよく見られる方法。コーヒーカップや趣味のお皿、黒板などのインテリアを飾っておくことで、見栄え良く見せる収納が実現します。
■大容量の収納
スペースに余裕があればリビングにウォークインクローゼットなどの大容量の収納を設けると、日々の暮らしで使うものを気軽に収納できて、リビングスペースがすっきりと片付きます。
ナサホームでの施工事例
■好きな物を飾って楽しめるカフェ風リビング
壁際に造作の飾り棚を設置。さらに反対の壁側にたくさん仕舞える大容量のクローゼットを設置しました。リビングのように生活空間の中に収納スペースがあると、さっと取り出して片づけも簡単なので便利です。
カフェ風のリフォーム・リノベーションを行うための費用は?
リビングをカフェ風にリフォームする場合、その価格はそれぞれのお部屋のスタイルや用いる壁材・床材・天井材などによって大きく異なります。
ただし、おおよその価格帯としてはリビング全体をリノベーションすると考えると100円〜250万円が相場。また、工期としては3週間~1.5ヶ月ほどとなります。
これらの費用には、家具などは含まれないため注意しておく必要があります。
まとめ
カフェのような空間といっても、それを思い描く人によって無限とも言えるデザイン・スタイルが存在します。理想のカフェ風リビングをテイに入れたいと考えるのであれば、リフォーム・リノベーションに関して提案力のある企業を選ぶのが何よりも大切になってきます。
ナサホームでは、お客さまのご要望や理想とされる、住まいの形を伺いながらデザインや最適な使用素材の提案を行っております。
もちろん「カフェのような空間」に関するご依頼も数多くいただき、多くの施主さまにお喜びいただいております。本記事でご紹介しております施工実績などをご確認いただき、お気軽にご相談ください。