人気のアンティークスタイル、あなたのお好みは?
アンティーク調の部屋は、程よく使い込まれた独特の風合いが魅力。
リノベーションで「アンティーク」「ヴィンテージ」というと、アメリカやヨーロッパの風合いを取り込んだものが多いのですが、では実際にそれぞれのスタイルにはどのような特徴があるのでしょうか。
マンハッタンスタイル
はじめに紹介するのはマンハッタンスタイル。
ニューヨーク州ロングアイランドの高層ビルが立ち並ぶミッドタウンをイメージしたマンハッタンスタイルは、モダンなスタイルとレトロな家具が調和した、ラグジュアリーな風合いが持ち味。
白を基調とした中に、ホテルのような洗練されたデザインを配置した、シンプルな空間。サブウェイタイルという白いタイルを使い、一部にアンティークな家具を置くとデザインが引き締まります。
ブルックリンスタイル
同じニューヨークでも、マンハッタンからイーストリバーを挟んだ対岸にあるブルックリンは、やや雑多な印象のある街。
移民や労働者、さらにクリエイターやアーティストが多く暮らす街並みで、その特徴は何と言ってもレンガ造りの倉庫やアパルトメントが立ち並んでいる点。
リノベーションでのブルックリンスタイルは、こうしたレンガ造りの倉庫やアパルトメントをイメージするため、使用感のあるレンガの質感を生かし、インダストリアルな家具やレザーを活かした調度品を用います。
アイアンやレンガ、コンクリートの質感が醸し出す無骨な内装、あえて配線や配管をむき出しにすることで感じられる開放感。なにより、しっかりと使い込まれた床材や家具の質感で、アンティークな雰囲気を演出するのがポイントです。
ソーホースタイル
ソーホーはニューヨークの下町のひとつ。繊維工場地帯で比較的低価格な賃貸価格の住まいが多かったことから、若手のアーティストが数多く住み着きました。インテリアのソーホースタイルの特徴は、古びたコンクリートやスチールの質感を活かした無骨でちょっとアンティークテイストの内装の中に、アーティスティックな家具やファブリックを配置する点。
作家性のあるお気に入りの家具をアンティークテイストの中に生かすのであれば、ソーホースタイルがオススメです。
ヨーロピアンアンティーク
歴史ある欧州のテイストは、時代によって大きく異なります。
ロココ調やゴシック調など家具やファブリックでこうした演出が可能となります。また欧州風の片田舎のひなびたイメージを演出するなら、使い込まれ質感のフローリングやペンキの剥がれなどをあえて表現した壁紙、シャービックなイメージの家具を選ぶと、味わいある空間が完成します。
北欧ヴィンテージ
近年人気の高い北欧スタイル、シンプルな機能美の家具と木の質感が生きた内装が特徴です。
特にヴィンテージ感のあるリノベーションを選ぶ際は、ローズウッドやチーク材の質感を出した家具を選びましょう。また、北欧ヴィンテージな空間を演出するためには家具の置き過ぎは禁物です。
ナサホームのアンティークリノベーション事例
ニューヨークスタイルの施工事例
お客様が長年思い描いていた、ニューヨークのカフェを思わせる空間のリフォームを行わせていただきました。住まい全体の改装を実施。内装材に肌触りや質感の良い自然素材、天井には壁や床の色味のバランスから木目調クロスを提案しました。また、寝室の一角にはご主人様の書斎を設置。暮らしの中の主役となるリビングには家族の皆様やご友人らがゆったりと過ごせるようゆとりある空間を作り出しています。
ブルックリンスタイルの施工事例
お客様ご夫妻の、思い出の地であるマンハッタンの景色を壁面のタイルで再現。
お洒落なブルックリンスタイルを意識したリノベーション事例です。リビングの一角に主寝室を配置して、スムーズな生活動線確保。リビングと一体の寝室は南側に窓を設け、開放的で明るい空間としているほか、バリアフリー対策も合わせて行っています。
ヨーロピアンスタイルの施工事例
アンティーク調の家具がお好きなお客様からご依頼をいただき、家具が映える空間を作るための提案を行いました。天井埋め込みのダウンライトを使用することで、家具の飴色の輝きを一層美しく演出。床暖房も設置することで、冬でも暖かく快適な空間を実現しました。
北欧ヴィンテージスタイルの施工事例
リビングを中心に、ご夫婦が二人でのびのびと過ごせる間取りにリフォームしています。木目を生かした内装、無駄のない間取りをお好みの北欧テイストでコーディネートし、広々としたリビングや、ウォークインクローゼットなども合わせて提案しています。
アンティーク/ヴィンテージスタイルリノベーションの費用感
アンティーク・ヴィンテージスタイルのリノベーションはそのスタイルによって費用感は異なります。今回はオーソドックスで、人気の高いブルックリンスタイルのリノベーションを行う際の費用の目安をご紹介いたします。
床を無垢のフローリングにする
既存お床を剥がして無垢のフローリングにする場合は、6畳程度のお部屋なら150000円〜。ヘリンボーンなどの特殊張り替えの場合は、さらに費用が必要となります。
内装をレンガ調に変える
居室の壁にレンガ調のタイルを貼る場合は、1平方メートルあたり15000円〜程度の費用が必要です。コストを抑えたい場合は、レンガ調のアクセントクロスを用いるのも有用。この場合は、1面の壁に施工した場合でも20000円程度でイメージチェンジが可能です。
住まい全体をフルリノベーションする場合
壁や窓、建具など室内全てをリノベーションする場合は、3LDK程度であれば、500〜1500万円程度の費用となります。ただし、選ぶ建具や内装の種類によっては費用を抑えることもできるため、リフォーム業者に相談しながらプランを練ってみましょう。
まとめ
インダストリアルな空間や自然体でいられるナチュラルな空間を作り出すことができるアンティークリノベーション。ナサホーム でもこれまで数多くのお客様から、リノベーションのご要望をいただいてまいりました。
その実績、経験、技術を次は皆様の住まいへ。
当社のリフォーム事例をご覧いただきながら、ぜひ皆様のアンティークリノベーションに関するご要望をお聞かせください。