目隠しルーバーで安心な暮らしを
ルーバーとは?
住まいから公共施設まで多用されるルーバー。
ルーバーは、フェンスの枠内に羽板を等間隔に並べたものを指し、別称として「よろい戸」や「ガラリ戸」と呼ばれています。
ルーバーの果たす役割
窓や換気口にルーバーを設けることによって得られるメリットとしては以下のようなものが挙げられます。
■外部からの目隠しとなりプライバシーを確保
窓やフェンスに使用されるルーバーの羽板は角度がつけられていることが多く、これが目隠しとなって住まいや施設の敷地外から敷地内の様子が伺いにくくなっています。ルーバーを用いることによって、敷地内から外部の様子が見えなくなるように思われがちですが、実際には内部から外部の景色を羽板の隙間から眺めることができます。
■日差しを遮り温度調整
主に窓や西や南向きのエクステリアにルーバーを使用する場合、強すぎる日差しを調整しつつ、間接的に光を取り入れることができます。日差しが当たりすぎることによる、家具や外壁の劣化に役立つ他、室内の温度の急上昇を防ぐ役割も持っています。
■雨水や飛来物の侵入防止&通気性の確保
エクステリアとして使用される場合は、激しい雨水が敷地内や住居内に侵入を抑制してくれるだけでなく、強風時の飛来物から住まいを守る役割も果たしてくれます。またルーバーにすることで、適度な通気性を確保できるため夏も蒸し暑くなりにくくなっています。
■住まいに素敵な印象を与える
ルーバーは建築物のデザイン要素として採用されることもあります。
羽板の素材や色味、形状にこだわることで、住まいの外観をお洒落に彩ることができます。
ルーバーの種類と施工方法
ルーバーに使用される素材や形状にはいくつかの種類があります。住まいのリフォームを考える際には、デザインやその機能性から設置するルーバーを選んでみましょう。
ルーバーの種類と形状
■ルーバーの種類
ルーバーは大きく「固定ルーバー」と「可動式ルーバー」に分けられます。固定ルーバーは、目隠しや通気性の確保のためのエクステリアとして使用されることが多く、羽板が枠内に固定されています。一方で可動式ルーバーは、羽板の角度を調整することができるタイプで、目隠しとしての機能はもちろん、日差しの入射角によって調整することで光の加減を調整したり、急な雨降りの際に雨水の侵入を防いだりといった機能があります。可動式ルーバーは主に、住まいの窓やシャッターに多く採用されています。
■ルーバーの形状
デザインを重視する場合は、ルーバーの形状にも注目してみましょう。ルーバーは羽板の向きによって形状役割が異なります。一般的なものは羽板が横になっている「横格子です」。
これは前述したような目隠しや日差し避けといった役割があります。羽板が縦になっているものは「縦格子」といい、こちらは横格子と比べて、羽板の隙間に埃などの汚れが溜まりにくいのが特徴で、清掃の手間を省きつつ美観を維持することができます。また、侵入者の足がかりになりにくいため防犯面からも優れています。
ルーバーに使用される素材
■アルミ
エクステリアのフェンスや窓に最も多く使用されるのがアルミのルーバーです。
アルミのルーバーの魅力は、軽量でサビに強く、また日光の熱を逃しやすい役割と持っています。ただし、意匠の幅が広くお洒落な印象を作りやすいのですが、色味のバリエーションはそれほど多くありません。特徴の一つです。
■天然木
シックで高級感のあるデザインを作れる天然木のルーバーは、使い続けることで木の風合いが変化し、趣が出てきます。ただし、雨風や紫外線で劣化することが多いため、ルーバーとしては室内の扉やドアなどに使用されるに留まります。
■人工木
人工木のルーバーはエクステリアのフェンスやバルコニーの柵として使用されることが多い素材です。木粉とプラスチックを合わせて作られる人工木は、天然木と比べて虫がつきにくく、雨風や紫外線にもやや強いのが特徴です。メンテナンスの手間も少ないのが魅力ですが、コスト的には天然木よりも高くなる傾向があります。
■ガラス
ガラスのルーバーには目隠しや採光の役割が期待されます。ガラス窓そのものを可動式のルーバーにするケースも多くみられます。特にすりガラスを用いたルーバーは、浴室やトイレの窓に設置することで、美観とプライバシーの保護を両立することができます。デメリットとしては価格がやや高い点や他の素材と比べると衝撃に弱い点などが挙げられます。
窓の目隠しルーバーを後付けする方法
1)窓枠の位置決め
まずは、窓の両端と上下のサイズを計測し、取り付ける位置を決定します。
2)取付金具の設置
ルーバーを固定する金具であるブラケットを電動ドリルで窓枠や外壁に取り付けます。なお、外壁や窓枠がコンクリートやレンガの場合、アンカーを使ってネジ留め
することもあります。
3)ルーバー本体の取り付け
ブラケットにルーバー本体を取り付けます。固定式の場合は、ブラケットに直接取り付け、可動式ルーバーの場合は、角度調整用のパーツを先に取り付けた後に本体をセットします。
4)固定・調整
ルーバーが正しく取り付けられたら、最後に調整を行い、正しく固定されているか確認します。
目隠しフェンスの設置
1)支柱の設置
ルーバーの幅に合わせて地面に穴を掘る、もしくはブロックやコンクリートの基礎を作った上でフェンスを支える支柱を設置します。なお、コンクリートが乾くまで数時間~1日程度かかります。
2)ルーバーパネルの取り付け
支柱が設置されたら、取り付け金具などを用いててルーバーパネルを支柱に固定します。ルーバーの角度を調整できる可動式の場合、角度を設定しながらパネルを固定していく必要があります。
3)パネルの連結・調整
ルーバーパネル同士を連結させ、高さが一定になるように、水平器や水平ひもを使って確認します。すべてのパネルが取り付けられたら、全体の安定性を再確認し、必要に応じて微調整を行います。
4)仕上げ
ルーバーパネルや支柱の外観を確認し、必要なら塗装や防腐処理を行います。木製の場合は防水・防腐処理を施すことが推奨されます。
ルーバーによる目隠しを設けるための費用は?
窓やフェンス、通気口や屋根など多彩な場所に使用されているルーバーですが、こちらでは目隠しとして使用するルーバーの設置を想定し、窓とフェンスの2つに絞って施工価格を紹介していきます。
目隠しルーバーの設置費用
■アルミのルーバーの設置費用
ルーバー本体価格(固定式):4〜7万円 施工費:1〜3万円
ルーバー本体価格(可動式):5〜8万円 施工費:1〜3万円
■人工木のルーバーの設置費用
ルーバー本体価格(固定式):6〜8万円 施工費:1〜3万円
ルーバー本体価格(可動式):7〜9万円 施工費:1〜3万円
■ガラスのルーバーの設置費用
窓本体をルーバーにする場合の本体価格:8〜15万円 施工費:2〜4万円
※ガラス窓をルーバーの窓にする場合、窓の形状やサイズ、リフォームの工法によって費用が大きく異なります。より詳細な費用をお求めの場合は、ナサホームまでお見積もりをご依頼ください。
エクステリアの目隠しフェンスの設置費用
■アルミの場合: 15,000円〜50,000円 1mあたりの施工費:1〜2万円
■木製の場合:1mあたり25,000円〜60,000円 1mあたりの施工費:1〜2万円
ルーバーの種類と施工方法
目隠しとして住まいのプライバシーを守るだけでなく、日光や空気の流れを調整して快適な生活空間を作るのに役立つルーバー。リフォームをご検討の際は、創業以来約88,000件以上のリフォームを実施し、地域に根ざした施工を行うナサホームまでお気軽にご相談ください。ルーバーに対する皆様のお話を伺いながら、適切なご提案&施工を行い、ご要望に添うルーバーの設置を実施して参ります。