居住空間に使うエコカラットの特徴
エコカラットの機能性と特徴
LIXILの機能性壁材エコカラット。「多孔質セラミック」いう微細な穴が空いた構造を利用して住まいの湿度を調節したり、カビやダニの発生を抑えたり、匂いの元となる物質を吸着し、快適な住空間づくりに貢献してくれます。
詳しくはナサホームマガジンのトイレやキッチン洗面所にも使えるエコカラットリフォームのすすめにて解説しておりますのでご覧ください。
エコカラットのデザイン
リビングや寝室など、多くの時間を過ごす場所の壁材はデザインにこだわりたいもの。
エコカラットはデザインパターンや色味が豊富であり、またタイルのような形状をしているため、貼り方で自分好みのレイアウトが作り出せるのが魅力です。
ストーン調の「ストーングレース」や「ヴァルスロック」、モルタルのような質感の「ルドラ」、タイル調の「ラグジュアリーモザイクII」、他にも無地のものから幾何学的な模様、フェミニンな草木の柄まで実に多彩。これをそれぞれ組み合わせることで、いく通りものパターン・レイアウトが可能となっています。
エコカラットを使っておしゃれな空間を作るポイント
多彩なパターンが作れるエコカラット。おしゃれでスタイリッシュなデザインにするために大切なのは、調度品や建具との相性を考えること。
無垢な木の床材や、木目を生かした柱や梁のあるリビングであれば、アースカラーを中心に素朴な珪藻土のようなテクスチャのある製品選びがおすすめですし、生活感を感じさせないブルックリンスタイルのようなお部屋であれば、ストーン調やモルタルのようなテイストが最適。さらに和室であれば白や淡い緑などの優しい風合いの色味のものを選びましょう。ただし、こうした住まいのデザインに合わせた製品選びに自信がないという方は、リフォーム業者に相談してみましょう。
ご自身の住まいへの要望や好きな色合いなどを伝えながら相談することで、リフォーム後の住まいのパース図(完成予想図)を作ってもらうことができます。
リビング・寝室にエコカラットを貼るとどんなメリットがあるの?
それでは実際にリビングや寝室など、人が集まり過ごす部屋にエコカラットを使用することでどのような良い点が生まれるのか、解説してまいります。
リビングにエコカラットを施工する場合
リビングがダイニングやキッチンと繋がっているような住まいの場合は、キッチン方面からの湿気がリビングにも伝わってきてしまうことがあります。そんな時に調湿効果のあるエコカラットを使用することで、リビングがジメジメとした空間になってしまうことを防ぐことができます。またリビングでは、家族が集まったり、物を食べたり、家事をしたりといったさまざま行動をとり、それに伴って匂いが発生することも。こうした匂いの発生を効果的に抑えてくれる面でもエコカラットの施工には大きなメリットがあります。
寝室にエコカラットを施工する場合
ファブリック製品が多い寝室は、湿度によってカビやダニが発生しやすい場所。特に梅雨時や秋の長雨の時期、冬の結露が起こりやすい冷え込んだ日などは、湿気がこもってしまい寝苦しくなることも。エコカラットによって適度に調節をすることで、湿気とそれに伴うカビやダニを抑えることで、安心して健康な睡眠時間がつくれます。
そのほかエコカラットの施工に向いている場所
エコカラットは生活臭の元となる、アンモニアや硫化水素などを吸着してくれるため、ペットのいるお部屋にも最適。その他、成長期のお子様のいるお部屋などにもおすすめです。
リビングや寝室にエコカラットを施工する際の費用
では、実際にリビングや寝室にエコカラットを施工する際、どのくらいの費用を考えておけば良いのでしょうか。
■10畳程度のリビングの四隅のうち一方向の壁をエコカラットにする場合:15〜25万円
■8畳程度の寝室の四隅のうち一方向の壁をエコカラットにする場合:5〜20万円
上記は概算の費用となります。エコカラットのグレードによっても費用は大きく変動しますので適切な価格を知るためには、まずは信頼のおけるリフォーム業者に現地調査と見積もりを依頼しましょう。
エコカラットをリビングや寝室に施工する際の注意点
メリットの多いエコカラットですが、依頼前にいくつか注意しておかなければならない点もあります。
■壁掛けができない
エコカラットには金具やフックなどを取り付けることができないため、造作家具を取り付けたり壁掛けフックを用いることができません。
■テレビやエアコンもつけられない
同様に壁に据え付ける必要のあるテレビやエアコンも設置できません。施工前にテレビやエアコンのない壁面かどうか、またテレビに繋ぐテレビ線やLANケーブルのソケットなどを設けるのに支障がない場所かどうかを確かめておきましょう。
■再施工は難しい
デザインや模様が気に入らないという場合、エコカラットを剥がして再度施行する場合、下地の補強などからやり直さなくてはならず、費用が高額となってしまう場合があります。
■使う面積が狭いと十分な効果が得られない
広い部屋の調湿などを考える場合、壁の一部をエコカラットにするという程度では十分な調湿効果が見込めない場合があります。こうしたことを避けるため、事前にどのくらいの面積をエコカラットにすべきなのか、リフォーム会社に相談しておきましょう。
ナサホームのエコカラット施工事例
■絶妙なバランスの間接照明でゆっくりと寛げる住空間
隣接の和室や独立していたキッチンスペースをリビングへ拡張した事例です。天井の梁を活用した間接照明、TVボード背面にはエコカラットを施し上質な空間を演出しました。
■あたたかく生まれ変わった、家族が集う無垢床の我が家
TV背面にエコカラットと間接照明のアクセントウォールを取り入れました。高級感のあるウォールナットの床に合わせたストーングレースのエコカラットを使用し、モダンな空間をコーディネートしました。
まとめ
デザインが豊富で機能も優れたエコカラットですが、美しい仕上がりで十分にその機能を発揮させるためには、やはり事前のリフォーム計画が不可欠です。
ナサホームではこれまで、数多くの施主様と共にエコカラットを使用したリビングやダイニング・寝室などのリフォームを行ってまいりました。そうした事例の中で培ってきた技術とノウハウを次は皆様のお住まいに。
からりと快適で、匂いや健康問題の元となるカビやダニとも無縁のリビング・ダイニングへのリフォームをお考えの皆様、ぜひナサホームの施工事例をご確認いただき、リフォームのご相談をお寄せおください。