綺麗でお掃除しやすい床に交換!トイレの床材張り替えのポイント

トイレの床は汚れやすいだけに、常に清潔に保ちたいものです。 それにはやはり掃除がしやすくて、耐水性があり、なおかつデザイン面も配慮できればトイレは今以上に快適な空間となるはず。 今回の記事では、トイレの床材の種類や選び方のポイントについて詳しく紹介してまいります。


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トイレの床には定期的なリフォームが必要?


経年と共に、住まいの設備や壁、床などは劣化していきます。もちろん、トイレの床も例外ではなく、特に清潔で快適に利用したい場所だけに定期的なメンテナンスを心がける必要があるといえます。

トイレの床も経年劣化します

毎日、何度も水を使うトイレでは、水はねや水漏れに床はさらされ、腐食しやすくなっています。しかもトイレは狭いので湿気がこもりやすく、そうでない場所よりも経年劣化の進み具合は早いと言えます。
住まいの中でも特に清潔で快適性を保ちたい空間ですから、トイレの床の経年劣化には日頃からチェックしておきましょう。

トイレの床が汚れたり劣化したりする原因って?

トイレの床をふと見ると、いつの間にか黒ずみができていることってありませんか?もちろん、これは経年劣化のひとつのサインですが、なぜ黒ずみができてしまうのでしょうか。

■カビで黒ずみができてしまう
カビは湿気が多く、通気性がよくない場所を好みます。となるとトイレの床は繁殖するのにとても好都合な場所です。
タイルの目地、クッションフロアのつなぎ目や隙間に、そして水はねや尿の跳ね返りの拭き取りが不十分なところに、カビの黒い斑点が出現してしまうのです。

■人の足裏の皮脂も原因
人が原因になっている場合があります。それが、足裏の皮脂なのです。
皮脂には足裏から分泌される油分や老廃物が含まれており、それが床の汚れと結合。黒ずみとなるのです。

■ワックスが原因になることも
床を保護するはずのワックスも実は要注意。物があたった弾みでワックスが削れると、表面に傷の凹凸ができます。
そこに汚れが詰まって黒ずみができてしまうことになるのです。

トイレの床をリフォームするタイミング

トイレの床材に多いクッションフロアや複合フローリングの耐用年数は10年~15年程度。耐用年数がやって来た頃が張り替えのリフォーム時期といえますが、他にもリフォームするタイミングがあります。

■拭いても落ちない汚れや傷が増えた
経年劣化や蓄積した汚れにより、きれいに掃除しても残ってしまう汚れや傷。放置しておくとさらに汚れが蓄積されて臭いの原因にもなります。
掃除をしても臭いが気になる、汚れが落ちないとき、床の張り替えリフォームを検討してみるタイミングといえます。

■色あせや変色もリフォームのサイン
汚れではなくても、床の色があせてきた、変色が目立ってきたのなら、それは経年劣化によるリフォームのサイン。プロに相談しましょう。

■トイレの経年も考慮してまとめてリフォーム
例えばトイレの床材の耐用年数と温水洗浄便座の耐用年数はほぼ同じです。となると床の張り替えと同時に、より機能的で節水型の温水洗浄便座への交換リフォームするのもいいでしょう。
また、便器は割れないかぎり長持ちしますが、タンクやその他の部品は経年劣化します。床の張り替えと同時にトイレ全体をまとめてリフォームすれば一石二鳥。ぜひ検討してみください。

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お掃除が便利になるトイレの床材って?


快適なトイレ空間にするためにもどのような点に注意してトイレの床材を選べばいいのでしょうか。また、リフォームの方法についても調べてみました。

トイレにピッタリな床材の選び方

トイレの床は掃除がしやすいのが何よりですが、他にもいくつか選択のポイントがあります。

■掃除がしやすい材質
衛生的にもトイレはこまめに掃除するが鉄則なので、床材は掃除がしやすい材質が何よりです。
ひとつは凹凸の少ないフラットな床材、例えば塩化ビニル樹脂は表面がなめらかで汚れが付きにくいといえます。クッションフロア、フロアタイルは掃除がしやすい床材です。

■消臭効果も考えよう
臭いがこもりやすいことも考え、床材にも消臭効果があるものを選ぶのもポイント。セラミックタイルや消臭効果を持つ樹脂を使用した床材もあるのでプロに相談してみましょう。

■水や洗剤に強いか
水や洗剤に強い床材であることも大切です。耐水の表記がある床材なら汚れや臭いも洗剤で楽に落とすことができ、逆に水や洗剤に弱いと変色や腐食しやすくなります。
また、タイルやフローリングの場合は目地に水が染みこまないように工夫を依頼しましょう。さらに酸性の洗剤は大理石などの天然石の床材を傷めるのでNG。床材に適した洗剤を選びましょう。

■壁紙と合っているか、柄も考えよう
来客時への印象も考えて、トイレ全体の雰囲気を良くしたいですよね。となれば床材と壁紙の相性は大切です。
壁紙が柄物なら床材は無地、逆に無地の壁紙なら床材は柄物にするといいでしょう。
・落ち着いた雰囲気にしたい→優しい色調のベージュ色やテラコッタ調がおすすめ。
・フローリングにこだわりたい→水に強いフローリングもありますが、木目調のクッションフロアはいかがでしょうか。
・トイレにも高級感がほしい→高級感が漂うタイルや石は、目地の掃除が楽ではないので、タイル調や石目調のフロアタイルもおすすめです。
・黒はNGかも→黒は汚れが目立ちにくいのでいいのですが、その分掃除への意識が薄れて不衛生になる場合も。また、黒は狭く見せてしまいます。

トイレに多い4つの床材

・クッションフロア
防水性が高く、柔らかくクッション性があり、掃除がしやすい床材です。施工は簡単、カラーバリエーションやデザインも豊富なのでトイレの床材にもっとも適しているでしょう。ただ、傷がつきやすいデメリットがあります。
・フロアタイル
クッションフロアと同じく、水に強くお手入れが簡単です。ウッド調や大理石調など素材感をリアルに表現した凹凸加工したものが多く色柄も豊富。
つなぎ目に汚れがたまりやすい点を注意しながら掃除するのがポイントです。
・フローリング
天然木材や合成樹脂を使用した床材です。床のデザイン性が高く、インテリアにも合わせやすいので人気があります。
一般に水や洗剤に弱いのですが、最近では特殊コーティング加工されたトイレ用フローリング材があります。
・タイル
陶器や石材、ガラス、セラミックなど耐久性、防水性が高く水廻りに適した床材ですが、素材費と施工費は高くなってしまいます。

トイレの床の張り替え方法

一般的に床をリフォームするには、「重ね張り」か「張り替え」のどちらかを選択します。

■重ね張り
現状の床を剥がさずに上から新しい床材を張っていく工法です。「上張り(うわばり)」とも言います。剥がす解体費や処分費がかからず、施工時間も短くて済み、トイレなら半日で完了できるでしょう。
ただ、上に重ねるので厚みが増し、段差が生じます。また、床の下地がどうなっているのか確認できないので、床にきしみや沈みがあった場合は注意が必要です。プロに床の状態を確認してもらってから判断しましょう。

■張り替え
現状の床を剥がして、新しい床材を張っていく工法です。下地の確認ができますので、トイレの床にはこの張り替え工法が適していると言われています。

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トイレの床の張り替えにかかる費用


それではトイレの床を張り替えるのに、どのくらいの費用が必要でしょうか。

トイレの床の張り替えの参考価格

■重ね張り(床材+工事費+諸費用)
クッションフロア:1.5万~3万円
フロアタイル:2万~4万円
フローリング:2万~5万円
タイル:4万~10万円

■張り替え(床材+工事費+諸費用)
クッションフロア:2万~4万円
フロアタイル:3万~5万円
フローリング:3万~6万円
タイル:5万~12万円

■オプション費用の目安
下地(土台)の入れ替え:10万〜20万円
タンク付便器本体:10万〜20万円
タンクレス便器本体:20万〜30万円
既存の便器撤去費: 1万〜2万円
新規便器設置費:2万〜3万円

ナサホームの施工事例

■大理石調クッションフロアでホテルの様なレストルーム

施主様こだわりの大理石調クッションフロアで、ホテルの様なレストルームになりました。腰壁には、お掃除のしやすいサニタリーパネルを。
この施工事例の詳細はこちら

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まとめ

リフォームのコツは、まとめて施工することだと言われています。トイレの床材を「張り替えるタイミングかな」と思われた時は、便器、壁や天井のクロスなども同時に刷新することも検討されてはいかがでしょうか。そんな時のご相談にはぜひナサホームまでご連絡ください。現在の住まいの状況を確認しながら、最適なリフォームプランの提案をさせていただきます。