ガレージをもっと使える空間に!お部屋へのリフォーム方法とは?

家族が多かった時は、ガレージは車でいっぱいでした。 でも、車を使わなくなったり、免許を返納していつの間にか、ガレージにスペースができてしまったという方、意外と多いのではないでしょうか。 そんな時は、ガレージを思い切ってお部屋にリフォームしてみてはいかがでしょうか。 居住スペースや趣味の空間、家族の新しい集いの場所を作るガレージリフォームの基礎知識をお伝えします。


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家族の変化に合わせてガレージも造り変えてみよう


ガレージをお部屋に作り変える場合とどのようなメリットがあるのでしょうか、また工事に取り掛かる前に考えておかなければならない注意事項とは?

ガレージをリフォームすることのメリットって?

住まいのガレージは意外と広いもの。
車2台を収納できるガレージにはおおよそ畳20畳分のスペース確保が必要と言われています。車の利用が減ってしまい、ガレージが閑散としてしまうのは寂しいもの。
なにより、こうした利用しなくなったガレージを放置することは、防犯の面からもよくありません。

また、自動車の使用頻度が減ったり、手放したりするという背景には、家族の生活スタイルの変化があるはずです。子どもが独り立ちしたり、高齢になって介護が必要となったりといった家族の変化に合わせて、ガレージをもう一度必要とされる空間に作り変えてみましょう。

ガレージをリフォームする際の注意点

住まいの1階など、屋内にガレージがある場合はコンクリート床の高さが室内と合わないことがあります。こうした場合は、床面を上げるための工事が必要になることがあります。

湿気や温度にも注意が必要。ガレージは居室と違って、断熱加工が施されていないことが多いため、居室として利用すると冬の寒さなどが非常に厳しく感じられます。お部屋にリフォームする際は、断熱材と石膏ボードの取り付けによる断熱工事も必要となります。

ガレージを部屋として利用する際に、電化製品を置くことを考えると電源の確保が大切になってきます。すでにガレージ内に電源が引かれている場合は問題ありませんが、そうでない場合は母屋などから電気を引かなくてはなりません。
これは電気工事士の資格が必要な工事となりますので、気軽なDIYで行うことはできません。

さらにガレージにはほとんどの場合、大きな窓が作られていません。居室として利用するにあたり、採光を考える際は窓の工事も検討した方が良いかもしれません。

税金面でも注意が必要

住まいの1階やビルドインガレージをお部屋にリフォームする場合、住居の増築とみなされ、固定資産税が増えてしまうことがあります。「ビルトインガレージの特例措置」によって、床部分の総面積の1/5が延べ床面積に算入されていない場合、増築と見なされるのですが、一般の方にはなかなか判断がつきづらいもの。こうしたトラブルを防ぐためにも、リフォームに取り掛かる前にはプロに相談し、しっかりとプランを練ることが大切です。

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住まいを快適にするガレージリフォームのアイデア


実際にガレージをお部屋に変更する場合、どのようなリフォームのスタイルがあるのでしょうか。いくつかのリフォームアイデアをご紹介します。

空いたガレージをバリアフリーの居室に

1階のガレージを居室にすれば、「階段などの上り下りがだんだん辛くなってきた」という高齢の方が、段差を気にすることなく外出・帰宅できる空間が出来上がります。
しっかりとした断熱処理を行うことで、快適な居住性が保たれます。

長年の夢を叶える趣味の空間に

趣味のアイテムを飾ったり、アウトドアなどの道具を収納したりといった、多目的に使える趣味の部屋は、空いたスペースがあるからこそ実現できる贅沢な空間。
寝室やリビングとして使用しないのであれば、断熱材の設置なども特に必要はなく、コストを抑えて空間を利用できます。

お友達や家族が集うスペースに

断熱材に加え、水回りなどの工事を行えば、より快適に過ごせる空間に。
住まいの中にある別邸として利用することもできますし、趣味のお稽古ごとやリタイア後に近所の方々を招いて行うカルチャー教室・会場としても最適です。

ペットと過ごす空間に

広々としたガレージはペットが過ごす空間としても最適。ただし、ガレージは夏場は暑く、冬場は冷えるため断熱材の設置や、エアコンの導入は必須。また、大切なペットが逃げてしまわないよう扉や柵の設置も必要です。

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リフォームにかかる費用感


大掛かりな工事になることが多い、ガレージのリフォーム。
おおよその予算と失敗しないコツをしっかりと把握し、事前の資金・リフォーム計画を立てましょう。ガレージをお部屋などに作り変える場合は、おおよそ100万円〜1000万円の費用が必要となります。

100万円〜のリフォーム予算でできること

断熱材の設置が必要ない温暖な地域で、趣味の空間やペットや子どもの遊び場とし広い空間を作るだけにとどめるのであれば100万円ほどで可能です。

200万円〜のリフォーム予算でできること

ガレージをしっかりと断熱し、電源や水回りを確保した上で、リビングや寝室、キッチン付きの居住空間として利用するのであれば、200〜500万円ほど費用が必要となります。

〜1000万円のリフォーム予算でできること

玄関や教室やダイニング、キッチン、バス、トイレなどを揃える全面リフォームを行った場合は800〜1000万円ほどの費用が必要。また、高齢者が暮らすバリアフリーの居住空間を1から作る場合も同様に800万円ほどの費用は必要になってきます。
ただし、バリアフリーリフォームの場合は公的機関からの補助金や減税措置が利用できますので、費用を抑えてリフォームを行うことが可能です。

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まとめ

広々とした空間があり、利用の幅の広いガレージ。
DIYでちょっとした趣味の空間を作ることは可能ですが、安全で確実なリフォームを行うためには、建築関係の法律知識や電気工事関連の資格も必要となることも。
ガレージは結露が起こりやすい場所ですので、DIYで水回りや断熱工事を行なった場合、水漏れや結露によって壁や基礎が腐食し、かえって修繕費用がかかってしまうとうことも考えられます。

施工不良を防ぎ、快適なお部屋づくりを実現するためには、やはり工務店やリフォーム会社に相談し、要望を伝えながら一緒にプランを練っていくことが大切。

「車を手放して、ガレージが寂しくなってしまった」「ガレージを長い間使っておらず空間がもったいない」そんな思いをお持ちであれば、ぜひナサホーム にご連絡を。

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