室内窓を取り付ける4つのメリット
室内窓とは、主に部屋を仕切っている壁に取り付ける窓のことです。
種類としては、開け閉めができる「開閉窓」と、開閉をしない固定タイプの「FIX窓」があります。
外壁に窓を取り付けるよりも工事費を抑えることができ、さらに既製品を選ぶことでコストを下げることが可能です。
一般的な透明ガラス以外にも、すりガラスやアクリル素材の窓などがあり、用途に応じて使い分けることができます。
リフォームとして設置することができるため、近年人気が高まっている室内窓ですが、どのようなメリットがあるのか見ていきましょう。
1.日当たりの良い部屋から採光できる
北向きや奥まった場所にある部屋などは、光が届きにくくどうしても暗い空間になりやすいでしょう。
そのような場合でも、室内窓を取り付けることによって、今まで入ってこなかった光を取り入れられるようになり、一気に部屋を明るくすることができます。
さらに、室内が明るくなると開放感も生まれるため、キッチンや廊下などの狭いスペースに室内窓を設置するケースも多いです。
そうすることで、視覚的にも閉塞感がなくなり、空間を広く見せる効果もあります。
2.風通しが良くなる
開閉ができるタイプの窓にすることによって、外に面した窓が無い部屋でも風通しを良くすることができます。
突き出し窓や両開き窓など、スペースや使い勝手に合わせてさまざまなデザインを選ぶことができるのも魅力のひとつです。
風の通り道を調節することで、冷気や暖気をコントロールすることができるようになります。
空気の循環効率も良くなるとエアコンも効きやすくなり、電気代の節約にもつながるでしょう。
また、湿気対策としても有効ですので、カビやダニの繁殖も抑えやすくなります。
風通しの良い空間は、季節を問わずに快適に過ごすことができ、心身ともに健やかな生活を送るためには欠かせないでしょう。
3.視線が行き届く
室内窓があることで、別の部屋にいる家族の様子を容易に知ることができます。
キッチンとリビングの間に壁があると、料理をしながら子どもを見守ることができなくなるでしょう。
子育て中の家庭では、家事をしながら様子を見るために各部屋を行ったり来たりすることも多くなります。
そこで室内窓を設置しておくと、いつでも安全を確認することができ、開閉式の窓にすることで直にコミュニケーションを取ることも可能です。
在宅ワークを行っている場合には、閉鎖的になりやすい仕事部屋が開放的になり、家族の存在を感じながら作業することができます。
玄関とダイニングの間に室内窓を取り付けると、家族の帰りに気づきやすく、暗くなりがちな玄関にも光が差し込み、暖かみのある雰囲気を演出することができるでしょう。
4.インテリアにもなる
外壁に取り付けられている窓枠の場合は、雨風にさらされるため、アルミや樹脂などの劣化しにくい素材を選ぶのが一般的です。
しかし室内窓は外に面した窓と違い、雨風の心配をしなくて良いので、窓枠の素材を自由に選べます。
デザイン性の高いフレームを取り付けることが可能で、室内窓がインテリアのアクセントにもなるでしょう。
木製フレームなどが代表的で、レトロ風なものやアンティーク風のものなど、室内の雰囲気に合わせた種類が選べます。
また色や素材だけではなく、形状や大きさも豊富にあることで、さまざまなタイプの部屋にも合わせやすいのが特徴です。
コーディネートしやすいため、リフォームにも取り入れやすく、機能的でお洒落なインテリアになることでしょう。
室内窓を取り付けるときの注意点は?
メリットがたくさんある室内窓ですが、注意が必要な点もあります。
失敗しないためにも、気をつけるポイントを押さえて室内窓を検討しましょう。
家の強度を損ねないか
壁によっては、家を支えるために筋交いが入っているなど、室内窓を取り付けられない壁があります。
建物の強度に関係している部分を取り除くと、バランスが崩れてしまって歪みの原因にもなり、最悪倒壊する可能性もあるからです。
同様の理由で、設置する窓の大きさにも限界があります。
壁は仕切りの役割と同時に、その部屋の屋根部分を支える役割も果たしており、窓を大きくし過ぎると強度が不十分になるでしょう。
そのため、室内窓を取り付ける際は、支持性が十分に保たれる範囲の大きさにしなければなりません。
プライバシーを妨げないか
室内窓によって開放的で明るい空間を演出できますが、状況によっては注意が必要になります。
見通しの良さは、逆に向こう側から見られることにもなるため、プライバシーを守るためには窓の位置や素材、カーテンなどで対策しなければなりません。
また、寝室に取り付ける場合は、睡眠の妨げとなるため光や音の干渉にも気をつけましょう。
しかし、常に隠し続けていては、窓の意味がなくなってしまいますので、あらかじめプライバシーの妨げにならない場所に設置するよう計画してください。
家具の置き場所に影響しないか
室内窓があると、家具の置き場所が制限されます。
高い棚などを前に置くと窓を塞ぐことになるため、採光や風通し、デザイン性にも影響が出るでしょう。
室内のレイアウトが制限されることを考えておかなければ、窓を十分に活かした設計をすることができません。
また、壁の面積が少なくなると、壁面を利用した収納やポスターなどを飾るスペースも減ることになります。
室内窓の取り付けを行う際は、窓枠のデザインや大きさだけではなく、窓が接する部屋や空間を全体的にコーディネートしておく必要があるでしょう。
室内窓は施工業者選びが重要!
注意点をいくつか紹介しましたが、それぞれの家の特徴によっても気をつける部分は変わります。
また、室内窓の取り付け位置などによって、効果やデザインが大きく変わりますので、最適な工事を行うためには、優良な施工業者を選ぶ必要があるでしょう。
実績のある業者を選ぼう
室内窓の工事は、外壁の窓と比べると手間が少ないですが、それでも工事の難易度は高く技術も必要です。
そのため、業者を選ぶ際は実績の有無を確認すると安心でしょう。
実績が豊富であれば、経験もあり確かな技術があるということになります。
しかし、それぞれの特性や得意分野も違うため、実績だけでひとつの施工業者には絞りにくいでしょう。
また、会社によって工事内容や費用も違うため、複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。
そうすることで、自身に最適なプランや希望に応じた業者を見つけ出すことができ、金額の相場も知ることができるでしょう。
室内窓を取り付けるならナサホーム
家の特徴や要望に応じて、その部屋に適しているプランというのは変わります。
そのため、事前に現地を調べてもらえる業者の方が、より的確な判断ができるでしょう。
リフォームの専門会社であるナサホームでは、アドバイザーの現地調査により、最適な室内窓の提案ができます。お客様が理想とする暮らしに合わせて、より魅力的な空間へと生ま
れ変わるためのお手伝いをいたします。
■室内窓リフォームの施工事例
実際にナサホームで施工した室内窓のリフォーム事例をひとつ紹介します。
こちらの物件はリフォームをする以前、リビングダイニングの廊下側に窓がなかったため、光が遮られていました。
そこで空間をより開放的に見せるために、廊下側に自然光が入り込む室内窓を設置しました。すりガラスの建具を採用することで、自然光が部屋に柔らかく差し込み、温かみのある空間を演出しています。
また、真ん中の窓に飾り棚を設けることで思い出の小物が飾ることができ、遊び心あふれるインテリアとなっています。
このように、ナサホームでは「自然光を取り入れたLDKにしたい」「遊び心を取り入れたお部屋にしたい」といったご要望も汲み取ったうえでのプランを提案することが可能です。
室内窓を検討中の方は、ぜひナサホームにご相談ください。
まとめ
室内窓のリフォームを取り付けることで、部屋が明るくなるほか風通しも良くなり、家族同士が接しやすいような開放感も演出できます。
デザイン性も豊富ですが、設置には高い技術が必要で注意点もあるため、信頼のできる施工会社に依頼する必要があります。
業者選びでお困りの方は、実績が豊富なナサホームへお気軽にお問い合わせください。