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ジャパンディを目指すために、知っておきたいインテリアのコツ
ジャパンディは「和」と「北欧」の融合ですが、ただ両方のアイテムを並べれば完成するわけではありません。大切なのは両者の特徴を理解し、バランス良く取り入れることです。
日本インテリアの要素
◼️自然素材を重視する
木、竹、和紙、土壁など素材そのものの表情を活かす。
◼️引き算の美学がある
装飾を控え、シンプルな空間の中に余白を残す。
◼️低い家具と水平ラインがある
畳や座椅子に象徴されるように、低めの家具で落ち着きを演出。
北欧インテリアの要素
◼️明るい木目やファブリックを多用する
オーク材やビーチ材など明るい木を基調に、自然素材のテキスタイルを加える。
◼️機能美を持った家具を用いる
シンプルでありながら快適さや使いやすさに優れた家具。
◼️自然光を大切にする
大きな窓やカーテンの工夫で光を取り込み、室内を明るく保つ。
リフォームにおいて、ジャパンディスタイルを目指すために重要なのは、これらの要素を「調和」させることです。
例えば、和の落ち着いた畳空間に北欧デザインのシンプルな木製チェアを組み合わせる。あるいは、漆喰の壁に北欧の優しい照明を取り入れる。対照的な要素を掛け合わせることで、双方の魅力が引き立ちます。
リフォームで住まいをジャパンディスタイルにするためには?
実際に住まいをジャパンディスタイルのお部屋にリフォームする際には、空間全体の統一感と、居心地の良さをどう演出するかがポイントです。では、こうしたジャパンディスタイルに向いているのはどのようなお部屋なのでしょうか。少し具体的に。取り入れ方も含めてご紹介してまいります。
リビング
家族が集まるリビングはジャパンディスタイルの中心となる場所といえるでしょう。
リビングでは下記のような項目に留意しながらリフォーム計画を立てていくことをお勧めします。
◼️床材にはオーク材やウォルナットなど自然な木目を生かした無垢材などを採用する。
◼️壁には漆喰やグレー系の塗装を採用して、落ち着きのあるデザインを追求する。
◼️ソファやテーブルなどの家具を選ぶ際に、低めでシンプルな北欧家具を配置し、観葉植物をアクセントにして、和の空間との調和させる。
これにより「和の静けさ」と「北欧の温かみ」を共存させた空間が実現します。
キッチン・ダイニング
キッチンは生活感が出やすい場所ですが、ジャパンディを意識すると整った空間に変わります。キッチンにジャパンディスタイルを取り入れる際の留意点は以下の通り。
◼️部屋の中心に、無垢材などを使ったシンプルで重厚感のある木製のダイニングテーブルを配置して、落ち着きのある空間を演出する。
◼️照明はペンダントライトなどで採用し、明るすぎない柔らかな光で穏やかな雰囲気を作り出す。
◼️食器棚や収納は引き戸を取り入れ、和の要素が自然に加わるように配慮する。
寝室・書斎
寝室は「余計なものを置かない引き算のデザイン」がカギ。低いベッドや和布団に北欧のリネンを組み合わせると落ち着いた雰囲気になります。書斎では木のデスクと間接照明を取り入れ、シンプルながら集中できる空間を整えます。
リフォームで気をつけたいポイント
ジャパンディスタイルを成功させるためには、以下のような点を意識するとよいでしょう。
◼️色数を絞る
ホワイト、ベージュ、グレー、ナチュラルウッドなどの落ち着いた色でまとめる。
◼️自然素材を優先する
床や家具だけでなく、カーテンやラグも天然素材を選ぶと統一感が出る。
◼️余白を活かす
家具を置きすぎず、空間の“間”を大切にすることで日本らしい静けさを表現できる。
◼️光と影を意識
間接照明や障子風パネルを活用し、北欧の明るさと和の陰影を融合させる。
リフォーム会社の選び方&相談のコツ
最後に、ジャパンディスタイルのリフォームを実現する上で重要になってくるのが、リフォームを任せる業者選び。ジャパンディスタイルを目指す際には、下記のようなこと念頭において、リフォーム会社に相談を持ちかけてみましょう。
◼️デザインに強いリフォーム会社を選ぶ
リフォームにおいては、完成後の住まいの形を設計段階から想像できることが大切です。
ジャパンディだけでなく、ヴィンテージスタイルやホテルライクなデザイン、北欧デザインに造詣の深いリフォーム会社であれば、完成後のデザインをより明確に提案してくれることが期待できます。
◼️理想のイメージを“言葉+ビジュアル”で共有する
デザインに強いリフォーム会社が見つかったら、次は具体的にリフォームの理想を相談してみましょう。
例えば、「落ち着いた和の余白感を大切にしたい」「木の質感と北欧の明るさを両立したい」「低めの家具と自然素材で温かみを出したい」など、自分が感じたい空気感を言葉にして伝えましょう。さらに、お気に入りのインテリア雑誌、家具のカタログ、インターネットで見つけた事例写真を見せると、リフォーム会社とのイメージの齟齬を防げます。
◼️予算は明確に伝える
ジャパンディリフォームは自然素材を多く使うため、通常のリフォームよりコストが上がることもあります。絶対に譲れない部分(無垢床、漆喰壁など)と妥協してもよい部分(造作家具は既製品+工夫など)をはっきりさせ、会社に「優先度リスト」として伝えるとよいでしょう。
ナサホームでは、こうしたご相談に関して、豊富な施工実績と知識でお答えしております。
また、お客様一人おひとりのお悩み、理想に関して耳を傾け、ご納得いただけるまで提案を行ってまいります。
ジャパンディスタイルのリフォームが初めてという方も、ぜひお気軽にナサホームのお問い合わせフォームなどからお声をお聞かせください。
まとめ
ジャパンディスタイルは、日本の「和」と北欧の「機能美」を融合させた新しい住まいの形です。シンプルながら温かみがあり、現代人が求める“安らぎ”を実現してくれます。リビングでは自然素材と低めの家具で落ち着いた空間に。キッチンやダイニングでは木の温もりと機能的な照明で暮らしを快適に。寝室や書斎では引き算のデザインで静けさと集中を。リフォームを通じてジャパンディを取り入れることで、家全体が心地よく、かつ洗練された空間に生まれ変わります。和と北欧、それぞれの良さを融合させた住まいは、まさに「暮らしに安らぎを与える新しいスタンダード」となるでしょう。