【工事内容別】キッチンリフォームに必要な期間
まずは、キッチンリフォームに必要な期間について解説します。
キッチンの入れ替え・交換のみ
工事の規模によって必要な期間は変わってきますが、最も規模の小さいリフォームが「キッチンの入れ替え・交換のみのリフォーム」となります。
■期間
・目安2日~(最短2日~最長1週間程度)
最短で2日、最長でも1週間程度でリフォーム期間が終了となります。間取りや業者によって、工期は多少前後するでしょう。
■水道が使えない期間
・1~2時間
小規模のキッチンリフォームで水が使えなくなる時間は1~2時間程度です。家全体の水道栓を止めることになるため、その間は洗面所やトイレも使うことができない場合があります。
■リフォーム内容・工程の流れ
マンションのキッチンリフォームの実例などでも多いのが、今のキッチンを移動させるのではなく、交換するだけのリフォームです。キッチンの位置は元の位置からずれないため、間取りに変更はありません。
キッチンの解体と搬入に1日かかるため、全体のリフォーム期間は2日程度が目安となります。
ただ、キッチンの交換に加えて電気や水道に関係した工事が必要になる場合、工事期間がやや長くなることも。オプション工事、カップボードの取り付け、電気・配管工事など含め、最大で1週間程度かかるケースがあることも考えておきましょう。
また、リフォームの内容によっては内装工事を必要とするケースがあります。その場合はご近所さんに挨拶をする必要がありますが、業者さんに代行してもらうことも可能です。
内装変更をともなうキッチンリフォーム
床材や壁紙など、キッチン周辺の内装もリフォームします。見た目が大きく変わるのが、中規模キッチンリフォームです。
■期間
目安1週間(最短5~10日程度)
■水道が使えない期間
1~2時間
■リフォーム内容・工程の流れ
中規模キッチンリフォームでは、キッチン自体の入れ替えにくわえ、床材と壁紙の張り替えを行うのが一般的です。キッチンの大きさに比例して張り替えに必要な面積も変わるため、かかる時間は変動します。
さらに、換気扇や給湯器の交換などキッチンの入れ替えにともない、必要な工事内容は古いキッチンの状態によって異なります。
そのため、目安となるリフォーム期間は、1週間です。
主な工程は、1日目に養生とキッチンの解体、2日目には電気・配管関連の工事を行っていきます。3日目に壁紙の交換、4日目に床の張替え、5日目に新しいキッチンの搬入と設置を行います。最後に配管・電気工事を行えば、リフォーム完了です。
これらの基本的な工程にくわえて、キッチンの間仕切りの移動や取り外しなどが必要になる場合は、さらに期間が長くなるでしょう。
レイアウト変更をともなうキッチンリフォーム
キッチンの位置を変えるなど、レイアウト変更をともなう施工は最も規模の大きいリフォームです。
■期間
目安2~3週間(最短10日~最長1ヶ月)
■水道が使えない期間
1~4時間程度
■リフォーム内容・工程の流れ
この大規模なキッチンリフォームは、壁付きキッチンからアイランドキッチンへの交換などの場所移動をともない、LDKのレイアウト変更が必要になるため時間がかかります。
レイアウトに変更を加えると、水道管やガス管・電気系統への配線工事が必要になるでしょう。荷物の移動はもちろん必要ですし、同時に床の張替えを行う場合がほとんどです。
養生・解体・電気・配管工事などを3日ほどで完了させ、床の張替え・腰壁・クロスの張り替えに5日ほどかかります。新しいキッチンの搬入と設置・電気配管工事などを加えると、最短でも10日はかかります。リビングとの仕切りを取り払うといった大きなリフォームになると、1ヶ月程度はかかるでしょう。
【なるべく最短!】リフォーム期間を短縮する5つの方法
リフォームにかかる期間目安を見て、「思っていたよりもかかりそう…」「何とかして短くできないか?」と感じた方もいるのではないでしょうか。
ここからは、できるだけ早くリフォームを終わらせたいという方に向けて、リフォーム期間を短縮する5つのポイントをご紹介します。
1.リフォーム前日までにキッチンを片付ける
リフォーム前日までにキッチンを片付けておくと、業者にはかなり喜ばれます。キッチンそのものはもちろんですが、キッチン周辺にある荷物もまとめておき、別の部屋に移動させておきましょう。
工事当日に調理家電や食器がそのままとなっている場合、業者が到着しても工事をすぐに始められず、時間がかかってしまいます。
片付けのポイントですが、リフォーム完了後を見越して、すぐにキッチンを使えるようまとめて段ボール箱などに詰めておくのがおすすめです。事前に整理整頓をしておき、解体スペースを確保するためにも、周辺で動かせるものは片付けておきましょう。
2.リフォームが始まるまでにご近所へあいさつを済ませる
リフォーム開始日までに、ご近所の方に「騒音」「業者の車両が駐車する可能性」などの事情を説明して、あいさつを済ませておきましょう。
当日になってからご近所さんからクレームが入ってしまうと、リフォームが中断になることがあります。工期が伸びてしまうだけでなく、後々のご近所付き合いにも影響が出てしまうでしょう。
3.妥協点を探して工事を短縮する
シンプルなリフォームほど工期日数を短く費用も抑えることができます。「毎日使うキッチンだからこそこだわりたい」という気持ちは誰でもあると思いますが、どこか妥協できるポイントがないか、リフォームのオーダー前にもう一度考えてみてください。
4.工期に土日が含まれないようにする
リフォームを行う業者が土日休みの場合には、月曜日からリフォームを開始するようスケジュールを組みましょう。
業者が休みになる土日が含まれてしまうと、その分だけトータルの工期が延びてしまいます。いずれにしても1週間以上の工期になるリフォームならともかく、1週間以内で終えられるリフォームなら土日を含めないことで、住みながら行うキッチンリフォームのストレスを減らすこともできるでしょう。
リフォームが始まる前に業者さんに工程表を見せてもらい、できるだけ効率がよくなるよう日程を調整しましょう。
5.天候が安定している時季に施行する
キッチンリフォームの期間を短縮するためには、シーズン選びも大切です。台風・大雨・大雪など天候が悪い季節は、交通が寸断されることで資材が手に入らない、業者が工事に来られないなどの事情で、リフォーム期間が長くなる可能性があります。
また、夏場・冬場はキッチンが使えないことから食事が難しくなる場合もあります。そういった理由からも、天候や気温が比較的安定している春や秋がおすすめです。ただ、春や秋は人気の時期なので、リフォームを依頼するのであれば早めに問い合わせておきましょう。
【疑問】キッチンリフォームのQ&A
ここまでは、キッチンリフォームの一般的な期間や短縮方法を紹介しました。最後は、キッチンリフォームにまつわる疑問について回答します。
準備期間も含めて工事までどれくらいかかる?
リフォーム会社を選び見積もりを取ってもらう場合、一般的には2ヶ月程度はかかります。現地調査から見積もりを受け取るまでに1ヶ月、比較・検討に2週間、契約から施行開始に2週間程度はかかると見ておきましょう。
キッチンリフォーム中の食事はどうする?
住みながらキッチンリフォームを行う場合、食事についても考えておきましょう。オーブントースターや電子レンジ、炊飯器などがあれば、キッチンを使わなくてもシンプルな料理なら作ることができます。
冷蔵庫が使用できなくなる場合には、食中毒などに注意してください。
外食やテイクアウト、惣菜を買うこともできますが、どうしても食費が高くなってしまうのがデメリットです。
キッチンリフォームは住みながらできる?
キッチンリフォームに限った話ではありませんが、洗面所やトイレリフォームなど、住みながらのリフォームは可能です。
ただ、「他人が自宅に出入りしているため気持ち的に落ち着かない」「水や電気の使用制限で生活が不便になる」などが考えられるでしょう。
生活しながらのリフォームでも我慢できるようであれば、作業の騒音やホコリなどの影響ができるだけ少なくなるよう生活空間を確保しましょう。それとは逆に、予算的に余裕がある場合やお子さんがいる場合など、リフォーム期間中に住み続けるのは難しいようであれば、仮住まいへの移動も検討してみてください。
どんなリフォーム会社を選べば良い?
リフォーム会社を選ぶ際は、ネットの口コミなどを参考にしましょう。また、業者のホームページでは施工事例が確認できるので、リフォームのイメージがしやすくなります。
関西・名古屋エリアでキッチンのリフォームを検討しているなら、ナサホームにぜひお声掛けください。オンラインリフォーム相談やショールームの案内も積極的に行っています。
まとめ
キッチンリフォームは、内容によってかかる期間がかなり異なります。余裕を持って計画的に業者選びからはじめ、どのような工事が自分のキッチンに必要かを検討しつつ、リフォーム期間中の過ごし方についても家族で話し合っておきましょう。
複数のリフォーム会社から見積もりを取ることで、コストパフォーマンスの良い最適な業者を探すことができます。