収納ラックやハンギングシェルフの見せる収納で、キッチンの使い勝手アップ!

調理道具や食器、日用品など、使用するものが多いキッチン。リフォームの需要の中でも、このキッチンの「収納を解決したい!」という声は多いもの。 キッチンにおける収納力アップの手段は数々ありますが、今回は「ハンギングシェルフ」、「造作カップボード」を中心に、リフォームのアイデアを紹介してまいります。 リフォームの費用だけでなく、キッチンをすっきりと片付けるためのコツも併せて紹介してまいりますので、ぜひご覧ください。


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キッチンの収納力向上リフォームアイデア

ハンギングシェルフで「浮かせる収納」

キッチンの収納力を向上させるアイデアとして、まず紹介したいのが近年人気を集めているのがハンギングシェルフ。これは、天井から吊るす棚を指します。ハンギングシェルフを導入することで、カフェのようなおしゃれな雰囲気を演出しながら、使いやすい高さに収納を確保できます。また、ハンギングシェルフには、「床や作業スペースを圧迫しない」「空中にスペースを作れる」というメリットがあります。

【ハンギングシェルフの活用アイデア】
◼︎キッチンカウンター上に設置してよく使うマグカップや調味料を収納
◼︎アイアンフレーム×木板の組み合わせでナチュラル&インダストリアルな印象を実現
◼︎棚のあるハンギングシェルフにワインホルダーを取り付け、カフェバーのような印象に

◼︎ナサホームの施工事例
オープンな吊り棚を造作したナチュラルな雰囲気の対面キッチン

壁付のキッチンから対面キッチンに間取りを変更することで明るい空間になりました。開放感を出しつつも収納できるようにオープンの吊戸棚を取り付けました。

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デッドスペースに棚やラックを設置して有効活用

また、スペースが限られているキッチンの中で収納力を効果的にアップさせるのであれば、シンクの下や、コンロの上、冷蔵庫の上や側面といった、いわゆる「デッドスペース」を活かすのが近道。こうしたデッドスペースは、大容量のキャビネットなどを設置したり、造作したりすることはなかなか難しいものですが、あえて「見せる」収納を意識することで、キッチンをすっきりと片付けることができます。その際のリフォームアイデアとしては以下のようなものがあります。

【デッドスペースの活用アイデア】
◼︎︎キッチン壁面に棚板タイプのラックやシェルフを設け、調味料や小さめな食器などを配置
◼︎カウンターの上や側面にラックを取り付け、小物やよく使う食器を配置
◼︎壁にオープンシェルフを設置し、趣味の小物や観葉植物を配置

◼︎ナサホームの施工事例
シェルフウォールで遊び心を加えた開放感あふれるキッチン空間

カップボードを腰までの高さへ変更したことにより、開放感のある空間へ。施主様お気に入りのものを飾れるシェルフウォールで遊び心を加え、楽しくお料理ができるキッチンへ生まれ変わりました。

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ニッチと飾り棚で憧れのフレンチカントリー調の対面キッチン

カウンターの側面にはマガジン用のニッチを設けました。レシピ本などを並べておくと、お料理の時に取り出しやすくなります。

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造り付け家具で一体感のある収納へ

キッチンの収納力を大幅にアップしたい場合は、カップボードを造作するという選択肢もあります。造作家具であれば、それぞれの住まいのスペースや、他家具の配置に合わせたぴったりサイズのカップボードや収納が作れるため使い勝手の良い収納スペースの確保が実現します。造り付けのカップボードや収納は、既製品と比べやや費用がかかることが難点ですが、こだわりのある空間作りを目指す方には、特にお勧めしたい選択肢となります。

◼︎ナサホームの施工事例
オーダーのカップボードが際立つキッチン空間

既存のキッチンを活用しつつ、大容量のカップボードを新たに設置。扉の面材を揃えスタイリッシュでお洒落なキッチン空間が完成しました。

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キッチンの収納力向上を図る上で気をつけたいこと

キッチン収納リフォームで意識したい4つポイント

人気のリフォームであるキッチンの収納力アップですが、ただ収納容量を大きくすれば良いというものではありません。収納力が高くなったことで安心してしまい、「かえって物が増えてしまった」、「何をどこにしまったか忘れてしまった」といった困り事が起きないよう、以下では、収納リフォームを考える前や後に知っておきたい、収納のコツを紹介していきます。

◼︎使う場所の近くに収納スペースを造る
よく使う調味料や調理器具は、調理スペースから最短で取り出せる場所に収納すると、ストレスフリーに。例えば調味料や小鍋などであれば、コンロ上のオープンシェルフ、食器類であればリビングにつながるキッチンカウンターにラックを造作するといった方法がお勧めです。

◼︎視線の高さに使用頻度の高いものを配置
キッチンをよく使う方の目線に近い位置にラックを作ると見やすく、手を伸ばしやすくなり出し入れもスムーズに。ハンギングシェルフなどを設ける場合もご家族様の身長などを考慮して製品や設置場所の選定を行いましょう。

◼︎動線を遮らないレイアウトに
料理や配膳で使うものを収納スペースへ取りに行くために、何度もシンクやコンロの前と収納スペースの間を行き来する、頻繁に立ち座りの動作が発生するというのはストレスフルなもの。これらは背面収納やカウンターに造作する収納ラックの位置や、収納する物の選定が行われていない場合に起こりがちです。リフォームの前や収納計画を立てる際に、ラックの位置や、通路幅、収納するものの選定、冷蔵庫の開閉スペースなどをしっかり確保しておきましょう。

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キッチンの収納リフォームに必要な費用の相場


では、実際にキッチン内の収納力アップを図るリフォームを行った場合、どのくらいの費用が必要になってくるのでしょうか。

ハンギングシェルフの導入費用

◼︎シェルフ本体価格(アイアン・木製):1万〜4万円
◼︎天井補強+吊り下げ設置費用:2万〜5万円

※天井の構造や下地の有無により、設置難易度や費用が変動します。

壁面収納の設置費用

◼︎棚板+ブラケットの設置(1箇所あたり):2万〜4万円
◼︎ウォールシェルフの設置:2万〜4万円
◼︎収納スペースを追加したカウンターの導入:20万〜40万円

造り付けカップボードの費用

◼︎本体価格(サイズ・素材による):15万〜40万円
◼︎設置・電気工事など含めた施工費用:5万〜10万円

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まとめ

キッチンの収納を見直すことで、毎日の家事の効率は大きく変わります。
また、収納量をただ増やすのではなく、「どこに・何を・どう収納するか」を意識しながら、壁面収納やハンギングシェルフなどの工夫を取り入れてみましょう。
記事内でご紹介しております、ナサホームの施工事例以外にも施工事例一覧ページには、お客様一人ひとりのご要望にお応えしながら作り上げてきた、キッチン収納力向上の様子が数多く掲載されております。ぜひ併せてご確認いただき、リフォームをご用命の際はナサホームまでお気軽にご相談ください。