子供の遊び部屋に最適!ロフトをリフォームするときの費用相場やポイント

現在の家の間取りを大きく変更させることなく、新たにスペースを確保するために、リフォームをしてロフトを作るという方法があります。ロフトは、お子様の遊び部屋だけでなく、収納スペースや自分の趣味の部屋作りとしても活用可能です。 今回はロフトを作るメリット・デメリット、費用やリフォーム事例、注意点を解説します。


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リフォームで自宅にロフトを!メリット・デメリットを紹介

ロフトを増築するメリット・デメリットを紹介します。

そもそも「ロフト」とはお部屋の天井近くに作られた、小空間のことを指します。天井まで高さがあるお部屋を活かして、お部屋の一部にロフトを作るやり方と、屋根裏部分を活用してロフト化するふたつのリフォーム方法があります。

天井付近のデッドスペースを有効活用してスペースが作れるだけでなく、見た目もおしゃれで、人気があるリフォーム方法です。その反面、意外と使いにくいという意見を耳にすることもあります。

リフォームはいまのお住まいの使いにくさを改善するもので、使いにくくなるのでは本末転倒です。リフォーム前にロフトのメリット・デメリットを確認し、ご家庭や使い方にあっているか確認するようにしましょう。

ロフトがあることのメリット

ロフトをリフォームで作るメリットのひとつは、住空間を広げられることです。大規模な間取り変更がいらないため、増築リフォームよりは簡単に済みます。

天井までの高さが低いものの、寝転んで休憩したり座卓を置いて作業したりするには十分なスペースが確保できます。

人の目に触れない秘密の小部屋のようなわくわく感もあって、お子様の感受性をはぐくむ遊び場に最適です。お子様のためだけでなく、大人のために書斎や、趣味用の小部屋として活用することもできます。

また、ロフトを作ることによって、気軽に収納スペースを増やせることも魅力でしょう。
収納空間をロフトで作れば、お部屋の中にこまごまと収納家具を置く必要はありません。

ロフトがあることのデメリット

ロフトを作るデメリットのひとつは、ロフトやはしごからの転落、天井への衝突のリスクがあることです。

特に、お子様がはしごを上り下りする際のケガには十分注意しなければなりません。ロフトにリフォームする際は万全の安全対策が求められます。

また換気工事をしていなければ、天井近くにあるロフトの空間は空気の流れが悪くなりやすいので、熱がこもる可能性が高くなります。熱や湿気に弱い荷物を置かないように注意しましょう。

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ロフトのリフォームにかかる費用相場

施工面積やお部屋の構造にもよるものの、ロフトを作るリフォーム費用の相場は50万円から100万円程度です。

ロフトは採光や換気の面で基準をクリアしておらず、建築法上の居室としては扱われません。そのため、2階・3階を増築するよりも、比較的リーズナブルにリフォームできる傾向があります。

ただし、リフォームの際に断熱工事や換気工事をプラスする場合は、別途費用が必要です。まずはリフォーム会社に相談をして、見積もりをもとに検討するようにしましょう。

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ロフト・屋根裏にこだわったリフォーム事例を紹介

天井近くのスペースや屋根裏を活用したこだわりのロフトリフォーム事例を、ナサホームから紹介します。

ロフトのあるお部屋は個性的で、デザインは無限大です。お住まいの間取りや構造を上手に取り入れれば、ロフトを使った素敵な空間が作れます。

ぜひご家庭のリフォームの参考にしてみてください。

リビングと一体感のある収納スペースのロフト

https://nasahome.co.jp/works/w_other/livingspaceloft.html

リビングの一画に設けられた和室の天井付近を利用した、収納スペースを目的としたロフトです。リビングから直接出入りできて、いつでも気軽に荷物の出し入れができるのが非常に便利です。

リビングとの一体感があり、ロフト部分からはリビングでくつろぐ家族の様子が見渡せるため、家族とのコミュニケーションを妨げません。家族がいつでも安心して過ごせる、快適な空間に仕上がっています。

天井部分をあけることで、リビングに広々とした開放感をプラスしているのも魅力でしょう。収納スペース目的であっても、十分な天井高さがあるため、お子様の遊び場や書斎としてもお使いいただけます。

高さを活かしてロフトを造作した子供部屋

https://nasahome.co.jp/works/w_private/20180319loftroomy

もともとの天井高3mを活かして、収納力抜群のロフトを子供部屋にリフォームしました。ロフトの広がりとホワイトを基調とした内装が、お子様が伸び伸びと過ごせる、開放感あふれる空間を演出しています。

ロフトへの上り下りは、なだらかな階段状のステップを採用していて、小さなお子様でも安心して使えるデザインとなっています。

ロフト下の空間を生かして、インテリアカウンターを作りつけてあるのも使い勝手が良いポイントです。お子様が小さなうちは勉強机として、また成長に合わせて収納棚としても活用できます。

また、クローゼットにも収納スペースがあり、年齢を超えて長く使える収納豊富なお部屋に仕上がっています。

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ロフトを作るときのポイントや注意点

ここからは、ロフトをリフォームで作るときのポイントや注意点を紹介していきます。

天井近くに作るロフト特有の使いにくさはあるものの、デメリットの改善は可能です。ご家庭の使い方を考えたリフォームで、お部屋をワンランクアップさせましょう。

はしごは安全性を考慮したものを選ぶ

リフォームでロフトの上り下りに使うはしごを選ぶ際は、安全性を重視しましょう。

必要がないときに収納できる収納型のはしごは便利なものの、転落の危険性は否定できません。小さなお子様が使うなら、収納型の階段やステップを左右に組み合わせた階段がおすすめです。

お子様の遊び場にするにしろ、収納スペースとして使うにしろ、はしごは安全性や使い勝手に直結する重要な要素です。複数の種類を比較して、ご家庭の用途にあわせて選ぶようにしましょう。

断熱と換気への対策

どの使い方をするにしても、リフォームの際にロフトの断熱と換気の対策をしておくことをおすすめします。具体的な対策は、断熱材を入れる、換気扇を取り入れて空気のとおりを良くする、エアコンを設置することなどが挙げられます。

生活によって排出された熱や煙は、ロフトの天井付近にたまります。屋根が近いこともあり、特に夏は熱がこもりやすいので、断熱や換気対策をしていなければ、熱中症になるリスクが高まります。ロフトを作る際は、快適に過ごせる環境作りを重視してください。

実績の豊富な業者へ依頼する

ロフトを作るリフォームは、実績が豊富な業者へ依頼することが大事です。

リフォーム工事は、建築基準法によるさまざまな規制を受けます。例えばロフトの場合は、天井高が1.4m以下と規定されています。スペースを使いやすいようにとこの上限を超えると、居室の増築とみなされ、容積率によっては違反に問われかねません。

自治体ごとにも細かい基準があり、安易な判断は禁物です。ロフトのリフォームの実績豊富な、信頼できる業者を選ぶようにしましょう。

ナサホームは、年間約7,750件の施工を手掛けている実績豊富なリフォーム会社です。小規模な工事から大規模なリフォームにも対応していて、ロフトの施工実績も豊富です。

ナサホームは、お住まいやご家族のライフスタイルにあわせて、最適なプランをご提案いたします。ロフトリフォームをお考えなら、どうぞお気軽にナサホームにご相談ください。

ナサホームへのお問い合わせはこちら

まとめ

ロフトへのリフォームは、荷物が多い子育て世帯におすすめです。安全性や、換気・断熱性に配慮をすれば暮らしを快適にするためのロフトが作れます。

信頼できるリフォーム業者と相談しながら、ご家庭にあったロフトへのリフォームを検討してみてください。