意外と機能的に使える?床の間リフォーム事例

以前は和室に付き物だった床の間ですが、近年ではフローリングなどを使ったリビングなども増えてきた結果、床の間のない家も増えてきました。 また生活スタイルの変化によって、床の間を使わなくなりそのスペースを有効活用するためのリフォームのご依頼なども寄せられるようになってきました。 今回は、こうした床の間のリフォーム方法のご紹介です。デッドスペースとなっている床の間をリフォームで別の用途に使うだけでなく、現代の暮らしに沿った和モダンでデザイン性に優れた床の間に生まれ変わらせる方法まで、様々にご案内してまいります。


この記事は約6分で読み終わります。

床の間を有効活用&リノベーションしてみませんか?

床の間とは?

床の間は、日本建築における座敷飾り(美術品などを飾る場所)のひとつ。床の間はもともと権力者や身分の高い人々の権威を示すものとして作られており、江戸後期〜明治時代ごろにはこれが転じてお客様をお迎えする、住まいの中でも最も格の高い部屋に設えられるものとされ、庶民の間にも広まっていきました。こうした経緯から、床の間は古くは「家の顔」とも言われていました。

床の間の建具

床の間はいくつかの部位によって成り立っています。ここではその中でも一般的な物をご紹介。床の間の床部分は、畳部分から少し板間を挟んで一段高くなっていることが多いのですが、この板間を「前板」、高くなっている部分を「床框」と呼びます。この床框の上部は、板張りであれば「床板」、畳張りであれば「床畳」と呼ばれます。また床の間を支えるように伸びている柱は、「床柱」。天井付近の手前の壁は「小壁」。小壁の上部の縁は「廻縁」、下部の縁は「落とし掛け」と呼ばれます。

床の間はリフォーム可能?

家の格式やお客様をおもてなしする面で重要な意味を持っている床の間ですが、現代の暮らしの中では「そこまで床の間を重視しない」というご家庭もあります。また反対に、「今の暮らしの中にも、古き良き日本の伝統を取り入れて継承していきたい」という方もいらっしゃいます。こうしたニーズに応えるために、ナサホームでは床の間のリフォーム・リノベーションに関してのご相談はもちろん、デザイン・設計・施工までをトータルに展開しています。

目次へ

さまざまに活用できる床の間


お客様のニーズによって、さまざまな形をとることができる床の間。
下記ではその中でも代表的な物をご案内してまいります。

床の間を現代風にリノベーション

旧来の床の間を、洋室などとの親和性が高い和モダンな床の間に作り替えるというのは、人気の高いリフォーム方法の一つ。こうした場合、床の間に飾り棚を使用したり、黒竹や漆喰を使って、白と重めの色の対比を出すなどの工夫が必要となります。
リフォームを手掛ける会社の多くは、こうした床の間を含む和室のデザインも併せて行なってくれますので、希望となるテイストなどを相談してみましょう。

■ナサホームの施工事例

元々段差がある水廻りだった箇所をリビングに繋がる小上がりの和室へとリフォーム。床の間にはアーチ型の垂れ壁を設け、間接照明や格子もこだわり高級感のある素敵な印象としました。

この施工事例の詳細はこちら

床の間を収納に

床の間のスペースを使い、床柱と壁の間に扉をつければ収納スペースとして使用することも可能です。和室の空間をそのまま生かすのであれば、襖と中段・枕棚をつければ押し入れとして。洋室へのリフォームと一緒に行うのであれば、引き戸や開戸をつけてクローゼットとして利用することもできます。

床の間をデスクスペースに

壁に対して奥まった形状をしている床の間のスペースにピッタリと合うようにデスクを造りつければ、テレワークなどにぴったりの仕事空間が出来上がります。またこの時
コンセントの増設や、クロスの張り替えを行うとより働きやすい環境が出来上がります。

床の間を書斎や趣味の空間に

床の間は1畳ほどのスペースですので、ここに飾り棚などを造りつければ、趣味の小物などをディスプレイする空間に早変わり。また、床に防音対策や補強などをして、トレーニング器具を置くといった趣味の空間として利用することもできます。

床の間をトイレに

トイレの増設などをお考えの方であれば、思い切って床の間のスペースをトイレに作り替えてしまうというのもひとつの手。なおこうした場合は、事前に配管工事や防水対策できるか確認が必要となります。

目次へ

床の間をリフォームする前に知っておきたい費用&注意点について

床の間をリフォームするために必要な費用

■床の間を現代風にリフォームする場合 20万円〜
この場合は、どのような建具を用いるのかによって大きく費用が異なります。また、床の間のみのリフォームという施工はあまり考えられず、和室全体のリフォームとなることが多いため、費用はまずリフォーム会社に見積もりを取ってから、という形になります。

■床の間を収納にする場合 10〜50万円
簡易的に扉をつけるだけであれば10万円程度。ここにハンガーパイプや鏡の取り付け、クロスの張り替えなどが入ると、〜25万円程度の費用となります。またさらに。天袋の変更や壁材の補強などを行う場合は〜50万円程度となることもあります。

■床の間をデスクスペースに&趣味の空間にする場合 5万円〜
デスクや飾り棚を造作するだけであれば5〜8万円ほどと比較的リーズナブルにリフォームが可能です。ただし、こちらも床や天井の補強をする場合は、この価格より高くなります。

■床の間をトイレにする場合 40〜100万円
床の間の空間をトイレにする場合は、壁や床の補強が必要か、給水管の工事が可能かなどの事前調査が必要です。場所や住まいの間取りによって価格は大きく変わってきますが、おおよその費用としては40〜100万円程度となります。

DIYは危険。床の間リフォームの際の注意点

床の間をリフォームする際、ラックをおいたり既製品の机を据えるといった、変更を行うのであればDIYでも可能です。しかし、床框を撤去したり、壁を壊したり、棚などを造作する場合はいくつかの注意が必要です。例えば床柱や小壁などの撤去は、技術のあるプロにお願いしないと、壁や家の躯体を傷つけてしまうこともありますし、マンションなどの場合そもそも規約上床の間のリフォームができないということも。
実際に手を加えてからトラブルが起きてしまうと、取り返しのつかないことになってしまうこともありますので、床の間のリフォームは、できれば信頼のおけるリフォーム業者を通じて行うようにしましょう。

目次へ

まとめ

住まいにとって必須な物ではありませんが、日本家屋に生きる文化として意義がある床の間。ナサホームでは、伝統的な床の間の新設や現代風の和室空間になるように床の間をリフォームするケースが多いのですが、もちろん既存の床の間を収納スペースなどに変更するご依頼も承っております。
また、床の間に手を加える際、お部屋のトータルなデザインを合わせて変更すると、より暮らしやすい空間になります。こうしたデザインの提案なども行なっておりますので、リフォームをご検討中の際は、ぜひナサホームにご相談ください。