住みながらリフォームは可能!依頼する上での注意点とおすすめの業者

家のリフォームを考えているものの、一時的にどこかに引っ越すのは厳しい場合、今の家に住みながらリフォームできたらベストでしょう。家に住みながらリフォームすることはできるのかでしょうか。また、家に住みながらリフォームする場合の注意点について解説します。


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住みながらリフォームはできる!

工事の程度にもよりますが、住みながらのリフォームは可能です。たとえば、トイレやキッチン、バスルームのような限られたスペースのリフォームであれば、工期も約1週間と短期間で済みます。

リフォーム中は多少の不便は生じますが、部分的なリフォームであれば、住みながらでも工事をすることに問題はありません。

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住みながらリフォームができないケース

短期間で終わる簡単な工事であれば住みながらリフォームができますが、大掛かりな工事の場合はできません。では具体的に、どのような工事は住みながらリフォームができないのか、紹介していきます。

水廻りの大掛かりな工事

水廻りの工事がキッチンのシンクのみ、トイレの交換のみといった一部の工事であれば住みながらリフォームをすることは可能ですが、大掛かりな工事になると厳しいです。

たとえば、浴室に隣接している脱衣所の工事、トイレの床の張り替えといった設備面以外のリフォームは基本的に大掛かりな工事になってしまいます。また、トイレやキッチン、浴室などの水廻りをまとめてリフォームする場合も同様です。

水廻りが長期間使えないとなると生活に支障が出るため、この場合は住みながらリフォームをすることは難しいでしょう。一時的に仮住まいに移って、リフォームが完了するのを待ちましょう。

騒音や振動の激しい工事

リフォームを行うときは、一部を解体したり、取り付けのためにドリルで穴を開けたり、材料をちょうどいい大きさに切断したりといった作業が必要です。

それにともなって、大きな音や振動が室内に響くため、リフォーム工事中に家で過ごすのはストレスとなることも少なくありません。特に夜勤などで日中に睡眠を取らないといけない場合は、工事にともなう騒音や振動で睡眠が妨げられることも考えられます。

また、リフォーム中は職人さんがさまざまな資材や道具を搬入・搬出するため、家の中がホコリだらけになることもあります。掃除をしてもすぐにホコリだらけになるため、「職人さんが帰った後の毎日の掃除が大変…」と感じることもあるでしょう。

住みながらリフォームをする場合は、このような不便さと向き合う必要があります。「工事にともなう騒音や振動に耐えられない」と考える場合は、しばらく仮住まいで生活するほうが工事のストレスを感じることなく生活ができるでしょう。

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住みながらリフォームに向いている人

住みながらリフォームできると、仮住まいを探したり引っ越したりする手間がかからないといった面があるものの、不便な側面もあります。これらのメリット・デメリットを踏まえた上で、住みながらリフォームするのに向いているのは次のような人です。

お金を節約したい人

本来であればリフォーム工事中は、仮住まいに引っ越しをしなければなりませんが、住みながらリフォームができれば、引っ越しをする必要がありません。

そのため、一時的に住む場所を借りるための家賃や引っ越しにかかる費用を節約できます。また、引っ越しの準備をする手間が省けるので、労力を大幅にカットできることも大きなメリットです。

多少の不便が気にならない人

リフォームをしている間は、今までと同じように部屋を使うことができません。特に水廻りのリフォームをするとなると、不便なことが増えてしまうでしょう。

たとえば、浴室のリフォームであれば、お風呂をしばらく使えないので銭湯を利用しないといけません。トイレのリフォームであれば、しばらくはポータブルトイレを使用しないといけないケースもあるでしょう。

このように、リフォームしている期間は使えないものも増えるため、どうしても不便に感じることが多くなります

その不便さを楽しみに変えることができるような考え方を持っていれば、住みながらのリフォームも問題はないでしょう。しかし、それが気になって仕方ないとなると、住みながらのリフォームは大きなストレスになります。

家族との考えが合致している人

家族がいる場合、自分だけの問題ではないので家族のことも考える必要があります。自分は住みながらリフォームでも良いと思っても、家族の考えは違うかもしれません。

家族とよく相談したうえで合意してくれた場合は、住みながらのリフォームを選ぶことができるでしょう。

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住みながらリフォームに向いていない人

住みながらリフォームが難しいケースとは、次のような場合です。

ホコリアレルギーのある人

リフォームする際は、コンクリートや木材などを壊したり削ったりする作業が必要になるため、必ずといっていいほどホコリが舞うので、ホコリアレルギーの人には耐えがたいものです。また、掃除が大変でしょう。この場合は仮住まいへ移動して、リフォームが終わるのを待つ方が良いでしょう。

家具が多い人

リフォーム作業をする際には、施工業者がリフォームに必要な材料を持ち込むため、空きスペースを広く設けておく必要があります。もともと家具などが少ないと、荷物の移動も大変ではありませんが、多い場合は移動させるのも大変です。さらに、移動させた家具をどこに置くかも課題になるでしょう。

また、家具の移動にともなって部屋が狭くなった場合、寝室を確保するのが難しいなどの問題が生じる可能性もあります。この場合も住みながらリフォームをするより、仮住まいへの移動を検討しましょう。

他人と一緒にいるのが苦手な人

リフォーム中は内装・電気・配管など、さまざまな施工業者の職人さんが出入りするものです。

職人さんとはいえ、知らない人がいるだけで、家の中でなかなかリラックスできない環境が続くことになります。食事やトイレのタイミングに気を使ったり、なかなか出掛けにくくなったりすることもあるでしょう。

また、最近では職人さんにお茶菓子を出す習慣はなくなってきているとはいえ、「お茶を出したほうが良いかな?」などと気を使ってしまい、それがストレスになる人もいるかもしれません。

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家に住みながらリフォームする際の注意点

では次に住みながらリフォームをしても問題ない場合でも、気を付けるべきことがあります。どのような点に注意すれば良いのでしょうか。

全体のスケジュールの確認

希望するリフォームによって、工期は異なります。そのため、見積もりの際にトータルでどれくらいの工期になるのかを確認しておきましょう。工期によっては、仮住まいを探して、引っ越したほうが良い場合もあるかもしれません。

水廻りのリフォームの場合は、いつになったら水廻りを使うことができるのかも確認が必要です。

水廻りについての確認

トイレ・キッチン・お風呂は、生活する上で欠かせないものです。

特にトイレについては代用がきかないので、仮設トイレが必要になります。仮設トイレは業者によって用意してもらえる場合とそうでない場合があるので、どちらで対応してもらえるのかを確認しておきましょう。

大規模リフォームの場合は価格が高いことも

住みながらリフォームすることのメリットのひとつが費用を節約できることですが、大規模リフォームの場合は、必ずしもそうとは限りません。住みながらリフォームするほうが、価格が高くなることもあります。

価格が高くなる理由は、工事期間が長くなる・養生の費用が高額になる・仮設工事が必要となる、などが考えられるためです。

工事期間が長くなる理由

住んでいる人がいることを考慮してリフォームをすると、作業員はある程度配慮をしながら作業をしてくれます。静かに、散らかさないようにと丁寧に作業をしてくれるでしょう。その反面、作業のスピードを抑えることになるため、工事期間が長くなることもあります。

また、家具家電がある作業スペースが一部分のみになるので、手間が増えてしまいます。そのため、作業効率が低下することも考えられるのです。作業効率が低下すれば工事期間が長くなり、期間が延びればその分だけ人件費がかかります。

養生の費用が高額に

人が住む家でのリフォームは、家具などにホコリや汚れが付かないように、シートなどを使って養生を行う必要があります。場合によっては、工事で出る騒音対策として防音壁をつくることもあるので、養生費が発生して全体のリフォーム費が高額になることが考えられます。

事前にどれくらいの費用がかかるのか、見積もりをお願いしましょう。

仮設工事を行う

水廻りのリフォームをするとなると、当然しばらく使えなくなります。そのため、仮設の水廻りを作るための工事が必要となり、この費用も高額になる場合があります。

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家でリフォームを依頼するときに最適な業者とは

このように工事内容によっては、住みながらリフォームをすることは可能ですが、業者ごとに費用が加算されることがあるため、最適な業者選びが必要です。

リフォーム会社に悩んでいる場合は、こちらの記事をぜひ参考にしてみてください。

>>良心的なリフォーム会社の選び方!決め手となるポイントを紹介!

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まとめ

工事の程度によるものの、住みながらリフォームすることは不可能ではありません。

ただし、場合によっては現実的でない場合もあります。本記事でお伝えした内容を元に、住みながらリフォームするか、それとも一時的な仮住まいに引っ越しするほうが良いか、家族で比較検討することをおすすめします。