日差しや雨から玄関を守る、玄関屋根の後付けリフォーム

住まいの顔である玄関。毎日の出入りで使うだけでなく、特にその玄関先やポーチと呼ばれる部分は、お客様とお話をしたりと思いのほか長い時間を過ごすものです。 こうした玄関を使う際にあると便利なのが、庇や軒と呼ばれる屋根。これらは人が使う場合だけでなく、玄関そのものを過酷な環境から守ってくれる役割を持っています。 より快適で使いやすい玄関&玄関先の空間を実現するために、リフォーム&後付けで玄関屋根を作ってみませんか?


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玄関の屋根について


戸建の玄関上部には、屋根や庇がついているものが見受けられます。これらにはどのような意味や役割があるのでしょうか。

玄関の屋根(庇)の役割

■雨を避ける
玄関の屋根の最も大きな役割は雨避け。私たちは家の中に入る際に玄関で鍵を開けたり、傘を畳んだり、買い物帰りであれば一旦荷物を置いてバッグなどの中から鍵を探したり
と、意外と長い時間を過ごします。またお客さまが玄関先にいらっしゃった時もチャイムを鳴らしてからお迎え行くまでに、少し時間がかかってしまうことも。こうした時に屋根があれば、雨に濡れず快適に過ごすことができます。また雨の吹き込みなども少なくなるため、玄関先が濡れにくくなり転倒のリスクも少なくなります。

■日光から玄関を守る
もうひとつの役割が日差しから玄関を守ること。雨の時と同じく、玄関先で過ごす時間において、屋根は日光の眩しさや熱から人を守ってくれます。また、直射日光が玄関ドアに当たると、室内の温度が上昇してしまうほか、日光に含まれる紫外線で玄関ドアや郵便受けなどの周辺の設備が劣化してしまうのを防ぐという役割も持っています。

■汚れから玄関を守る
雨には、埃や空気中のチリなどさまざまな物質が含まれています。玄関屋根はこうした雨の吹き込みを防ぐだけなく、落ちた雨水が外壁に当たらないようにスムーズに地面へと流してくれるため、玄関先や外壁が雨によって黒く滲んだように汚れてしまうのを防いでくれます。

玄関の屋根(庇)の種類

玄関に用いられる屋根(庇)には大別して2つの種類があります。

■陸庇
フラットな形状をしているのが、陸庇。陸屋根とも呼ばれます。水平ではあるものの、緩やかな傾斜がついているので雨水を外壁に当たらないように誘導することができます。

■腕木庇
柱にほぞ穴を開け、腕木を差し込んで固定する屋根です。傾斜が陸屋根と比べて急になっており、効果的に雨や日光を防いでくれます。特に日本家屋、お寺などの玄関や山門に見られるのがこの腕木庇です。

屋根がある玄関とない玄関の違い

近年の新築物件には玄関屋根(庇)がないものがチラホラと見受けられます。
この理由として考えられるのが、建ぺい率。通常玄関屋根が1mを超える場合は、建築面積として算入しなければなりません。そのため建ぺい率ぎりぎりで設計した住まいには、庇が取り付けられない場合があるのです。また、建築法によって玄関に屋根がある場合、固定資産税が加算されてしまうこともあり、こうしたことを防ぐために屋根があえて付けられていないという住まいもあります。
リフォームや後付けによって、玄関に屋根をつける場合は、リフォーム業者に相談し、建ぺい率や固定資産税の変動がないかどうかを確認してから、施工を依頼するようにしましょう。

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玄関屋根は後付けできる?施工方法は?

玄関屋根は後付けできる?

現在玄関に屋根がない場合もご安心を。玄関屋根は、意外と簡単な施工方法で後付けリフォームが可能です。
また、玄関に取り付けるものとして庇以外に、オーニングと呼ばれるものもあります。
オーニングの取り付けに関しては、過去のナサホームマガジンでもご案内しておりますので併せてご確認ください。

開閉可能な日差し対策オーニング(サンシェード)リフォームのポイント

玄関の屋根の施工方法

屋根のない玄関に屋根を後付けする際におすすめなのは、外壁に直接ビス付することができる陸庇タイプ。このタイプであれば、玄関上の外壁に穴を開けビスで陸屋根を通すだけで手軽に後付けが可能です。
ただし、取り付け自体は可能だからといってDIYで行うのはあまりおすすめできません。
雨や日光などの過酷な環境から住まいを守る屋根には、防水シートや防水テープ、あるいはシーリングなどの屋根自体や外壁そのものを、雨風から防ぐための施工も必要。
こうした施工が不十分であると、住まいの躯体に被害が及ぶこともあります。また、先述した建ぺい率や固定資産税の変動を意識した、屋根材の選び方なども必要となってくるため、できれば信頼のおけるリフォーム業者に相談した上で、プロの手による後付けリフォームを依頼するようにしてください。

玄関テラスという選択肢

玄関先に十分なスペースが確保できる場合は、「玄関テラス」の設置もおすすめです。
この場合、玄関の地面に基礎を作り、そこに柱を立て外壁と柱の間に屋根を渡すことで広々とした、屋根のある空間を確保することができます。宅配された荷物を玄関に置くようなスタイルの場合や、買い物の荷物が多く一時的に置く場所が欲しい場合、台風などの荒天時に、庭先の鉢植えなどを避難させるスペースが欲しい場合などは、こうしたテラスを設けておくと重宝します。

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玄関屋根を後付けする場合の費用とは?

玄関屋根を後付けする場合の費用・工事期間

玄関に屋根をつける場合の費用は、庇の大きさで大きく変化します。
一般的なサイズは900mm×1465mmのものと900mm×1200mmのものとなります。

それぞれのおおよその価格は
900mm×1465mm:15〜18万円
900mm×1200mm:12〜13万円

さらにここに施工費用が5〜8万円が必要となります。

なお、既存の屋根がありこれを交換する
場合はさらに撤去費用や廃棄費用が必要となります。

ナサホームの施工事例

■雨除けテラス屋根と通風タイプの玄関ドア

通風タイプの玄関ドアへ交換と、アプローチに雨除け用のテラス屋根の設置工事を依頼いただきました。

この施工事例の詳細はこちら

■風情ある門屋リフォーム

約80年という歴史を受け継ぎ、和のスタイルを崩さない風情ある門屋を再生しました。見た目は新しくなっても歴史を感じることができます。

この施工事例の詳細はこちら

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まとめ

意外と簡単につけられる玄関の屋根。記事内では、建ぺい率や固定資産税の注意点に関してご案内しておりましたが、このほかにも屋根や庇やデザインなどにもこだわることで、素敵な玄関先が完成します。ナサホームでは、年間8,750件を超えるリフォーム実績で培った技術と共に、豊富なリフォーム製品の知識を活かして、お客様の住まいに最適な玄関屋根(庇)の提案をいたします。雨ざらしや直射日光が当たる玄関先でお困りの際はぜひ、私どもにご相談ください。