事例つき、おしゃれな洗面所のリフォーム方法

洗面所は住まいの中ではそのデザインよりも整頓に役立つ収納や機能性が重視されがちです。しかし、こうした出勤やお出かけ前の身だしなみを整える場所は、使う人の気持ちを整理し、モチベーションを上げる空間であることも事実。 毎日使う場所だからこそ機能性とデザインにこだわって、愛着があるものにしてみませんか?今回はおしゃれでスタイリッシュな洗面所をリフォーム&リノベーションで実現するためのコツについてお話ししていきます。


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何ができる?洗面所リフォーム


洗面所のリフォームというと、ボウルや洗面ドレッサーのみの交換といった印象を持たれがちですが、実はもっといろいろなことができるのです。
一般的に洗面所の設備の耐久年数は10〜15年程度と言われていますので、もしお住まいの洗面台に経年劣化などがみられる場合は、これを機に洗面所を一新する大改造を行ってみませんか?

洗面所のリフォームでできること

■洗面化粧台の交換
最も効率よく合理的に洗面空間を刷新したいというのであれば、水栓・ボウル・鏡・収納などがセットになったユニットタイプの洗面化粧台を交換するのがおすすめ。洗面台のサイズは間口などが規格化されているため、既存の洗面所のサイズにピッタリと合うものが見つかります。近年ではメーカーでも、機能性に特化したもの、男性のお部屋にもぴったりなシックなもの、ホテルライクなスタイリッシュなものまで、さまざまなバリエーションを展開していますので選択肢も豊富にあります。

■洗面ボウルの交換
ユニットタイプではない造り付けの洗面設備の魅力はなんといっても、自分だけのこだわり抜いた製品選びやレイアウトができること。既存の洗面化粧台を撤去した後に、水栓とカウンター・洗面ボウルのみのシンプルな構成の設備を取り付ける方も増えています。
洗面ボウルやカウンターにもさまざまな形状、素材なものがあり、例えば白いセラミックのボウルに木目を生かした無垢材のカウンターを合わせれば、シンプルな北欧デザインに。
タイルを貼ったカウンターに、モルタルのボウルを合わせればレトロモダンなあしらいにと、使う人の個性を反映した空間が作り出せます。

■水栓の交換
洗面所を一新するのであれば、細部にもこだわりたいもの。水栓も真鍮や金メッキを施したホテルライクなものもあれば、機能性に特化したタッチレスのものやシャワータイプのもの、デザイナーが手がけた個性的なものなどさまざまなものがあります。

■壁紙や床の刷新
洗面所のリフォームの隠れた主役となるのが、壁や床の素材。ブリックタイルを壁材としてる使った空間であれば、海外の地下鉄のようなインダストリアルな風情となりますし、ダークな色調の壁紙を選べば、美術館の手洗い場のようなモダンな味わいに。もちろん定番の白い壁紙やタイルであれば清潔感のある空間が実現します。

■収納スペースの追加・造作
おしゃれなボウルやカウンターにはシンプルであるがゆえに、それほど収納面が考慮されていないものもあります。しかし、衛生用品や掃除用品、ランドリー用品などを保管する役割を持っている洗面所には、こうした収納力必要不可欠です。こうした場合は、壁に造作するタイプの棚やカウンター下に開戸を造作するなど、デザインと機能性を兼ね備えた収納作りを目指していくのがおすすめです。

おしゃれな洗面所を実現するための設備・アイテム

各社がオリジナリティのある商品を展開している洗面所。
それぞれの製品を上手に選び・コーディネートしてくためにはどのようなポイントを抑えれば良いのでしょうか。

■色味を統一させる・色使いを抑える
それぞれの設備の色合いが合っていないと、空間全体がチグハグな印象になってしまいます。「白いボウルに合うカウンターの色はどれか」、「グレーの壁紙に合うボウルの色は何か」など、まずは自分が一番気に入っている設備を中心に、空間全体の色のコントラストを考えていきましょう。

■設備以外の物の形や色にもこだわる
洗面所には実にいろいろなものが置かれます。洗顔料や整髪料、歯ブラシ・歯磨き粉など、ここでも多彩な色や形のものが登場してくるので、何も考えないで集めているとあっという間に洗面所が雑多な場所に変わってしまいます。リフォームの際には、自分の使う日用品の選別・断捨離も必要かもしれません。

■素材を吟味する
おしゃれでスタイリッシュな洗面所を作るのに大切なのは設備のデザインですが、それだけではなく素材そのものにもこだわる必要があります。例えば、カウンターは無垢な木材にするのか合板にするのか、本物のタイルを使うかタイル調の壁紙を用いるのかなど。必ずしも高級な素材が良いというわけではありません。汚れがつきにくく、落ちやすい素材は、手入れもしやすく、長く美観を保つことができます。予算と毎日使う上でのお手入れの手間などを考えながらじっくりと選んでみましょう。

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洗面所のリフォーム・リノベーションの施工方法&アイデア

洗面所リフォームの工程・工期

洗面所をリフォームする場合、洗面化粧台のみを交換する場合と、洗面所全体をリフォームする場合では、施工方法や工期が変わってきます。

■洗面化粧台のみを交換する場合
この場合の工期は半日〜1日程度。
既存の洗面化粧台を撤去したら、新しい洗面化粧台の背面などに給水栓用の穴をホールソーなどで開け、同様に化粧台底面にも排水口用の穴を開けて、それぞれの配管を通していきます。次に水漏れなどのチェックを行い、壁に洗面化粧台をビスやネジで止めたら、設置は完了。さらにミラーキャビネットや電球、トレーなどの設置を行ったらリフォーム完了です。

■洗面所全体をリフォームする場合
洗面台全体を作り替える場合の工期は2日〜5日程度。
まず、玄関から洗面台までを養生し、既存の化粧台を撤去。給排水や新たにコンセントを設ける場合は電気工事もこのタイミングで行います。その後、必要に応じて壁や床を撤去し、新たに壁の基礎の補強・補修を行ったら、床材の張り替え、壁材の張り替えを実施。これで設備を取り替える準備ができました。その後、洗面カウンターやボウル、収納棚などを作りつけて、正しく水が流れるか、水漏れがないかなどのチェックをしたらお引き渡しとなります。

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洗面室のお洒落な内装リフォーム


十人十色、人それぞれに使い勝手やデザインのイメージがある洗面所。ナサホームでもこれまで数多くのお客さまの「おしゃれな洗面所が欲しい!」という要望に応えてまいりました。

ナサホームの洗面所リフォーム事例

■こだわりのミラーが目を引く、エレガントな洗面室

中古物件購入の為、全面的なリフォームをご依頼いただきました。施主様支給のFrancfrancのミラーに合わせ、内装もコーディネート。身支度が楽しくなるようなエレガントな洗面空間となりました。

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■既存の大理石を活かした無垢の造作洗面台

壁や天板に使われている大理石はそのまま使いたいと洗面台リフォームのご相談をいただきました。キャビネット部分を無垢材で新たに造作し、大理石が映えるラグジュアリーな洗面台に生まれ変わりました。

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■日々の暮らしがワンランクアップ!ホテルライクな洗面空間


既成の洗面台から、カウンターが広い造作洗面台へ変更。施主様お好みのグレーで統一したホテルのような洗面空間へ。また洗面室の隣に、収納と作業ができるユーティリティルームを新設し、日々の暮らしが快適になりました。

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■ゴールドが目を引くペイズリー柄のボウルがある洗面空間

施主様お気に入りのペイズリー柄の洗面ボウルに合わせて全体をコーディネート。生活感を感じさせないホテルライクな洗面空間へ生まれ変わりました。

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■モザイクタイルやタイル調の床で趣のある洗面空間に

1階の洗面台を交換し、2階の廊下に洗面台を造作しました。どちらもこだわりの詰まった空間に仕上がりました。

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価格帯ごとに見るおしゃれな洗面所リフォーム

洗面所のリフォームは、設備や内装のこだわりによって費用が大きく異なってきます。こちらではおしゃれな洗面所を実現に際して、一定の費用でどこまでのリフォームが可能かを紹介していきます。

■〜20万円
1)既存の洗面化粧台を撤去しスタンダードタイプの新しい化粧台に変更する
2)既存の備え付けのボウルやカウンターを残しつつ壁紙や床材を一新する
3)壁面に収納用の棚を造作する

■20~50万円
1)既存の洗面化粧台を撤去しハイグレードなタイプの新しい化粧台に変更する
2)既存の洗面化粧台を撤去し、全て造作タイプの洗面所にリフォームする。
3) 既存の洗面化粧台を撤去し新しいものに変更し、造作のキャビネットなどを設けて収納を増やす

■50万円〜
1)洗面所の位置や階層を変え、間取りを変更する

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まとめ

「おしゃれ」と一口に言っても、お客さまが持つ「おしゃれ」の定義はそれぞれ。
皆様が考える理想の洗面所を実現するためには、デザイン・提案力のあるリフォーム業者に相談するのが一番です。
ナサホームでは、洗面所のレイアウトや各種設備のチョイスなどまで皆様と一緒に考え、提案し、施工を行ってまいります。
本記事内で紹介した洗面所のデザイン以外にも、多数の成功実績がございますので、ぜひ下記も併せてご一読いただき、弊社までお問い合わせください。

洗面化粧台リフォーム施工事例 – ナサホーム