庭のリフォームにおすすめの5つの仕様
庭のリフォームをするには、次のような仕様のアイデアがあります。リフォーム後の生活をイメージしながら、検討されてみてはいかがでしょうか。
ウッドデッキ
ウッドデッキは、リフォームを検討される方の多くが候補にあげる設備のひとつです。特に小さいお子様がいらっしゃる場合は、遊び場として最適です。公園の代わりに遊び場になったり、夏であればプールを設置したりすることも可能です。土で汚れる心配がないため、遊びのバリエーションが広げられます。
また、バーベキューやパーティーをしたり、洗濯物を干したりと、多彩な使い方や楽しみ方ができます。
ウッドデッキの素材は、天然木と人工木(樹脂)があり、特徴が異なります。
天然木は、自然の風合いや経年変化を肌で感じられます。その反面、定期的な手入れが必要であることや、白アリが発生する可能性があること、木の破片や釘などが飛び出しているとお子様がケガをする恐れがあることなど、注意が必要です。
人工木は、木の粉とプラスチックを混ぜた合成素材で、木そのものにはおよびませんが、風合いを近づけて作られています。設置した後のメンテナンスはほぼ不要で、気軽に使えることから、人工木を選択するご家族が圧倒的に多いのが実情です。
サンルーム
サンルームとは、ガラス張りになっていて、太陽の光を最大限に取り込むことができる部屋をいいます。全面をガラス張りにするパターンや、一部のみガラスを取り入れるパターンなどがあります。
雨で外遊びができないときは、お子様やペットの遊び場になるほか、ガラス越しで光を室内に取り入れられるため、洗濯物の室内干しにも役立ちます。床をウッドデッキにすると、ガーデニングを楽しむことも可能です。
サンルームのタイプによっては、空気のとおり道がほとんどなく、外気の影響を受けやすいため、家の中と比べ夏は暑く、冬は寒くなる可能性があります。このような状況を避けるため、建てたい場所に合わせて通気性を確保することが大切です。たとえば、断熱性の高い材料を取り入れたり、屋根や周辺の囲いが開閉できるタイプを選んだりする方法があります。
目隠しフェンス
目隠しフェンスは、近所のご家庭や周辺道路から、家の中が見えないようにするためのフェンスです。庭だけでなく、玄関前や浴室の周辺に取り付けることもあります。ブロック塀の上にフェンスを取り付ける施工方法と、フェンスを単体で立たせる方法があり、設置場所に適した方法がとられます。
フェンスに使われる素材には、アルミ、スチール、竹(自然素材と樹脂製)、木などがあり、設置場所や雰囲気によって選択します。
フェンスを設置することで、周囲の視線を気にせず過ごすことができますが、あまり高すぎると圧迫感が出ますし、反対に低すぎるとフェンスの役割を果たせなくなってしまいます。ご家族の身長や、周囲との調和も考慮しながら、設置を検討することをおすすめします。
人工芝
庭の草むしりは大変な重労働であり、できるだけ負担を減らしたい方も多いことでしょう。芝生をひくのもひとつの方法ですが、天然芝よりも人工芝の方がお手入れの負担を軽減できます。
天然芝は、人工芝に比べて肌触りが良く、見た目もきれいですが、定期的な刈り込みや、肥料の散布が必要です。また、水やりをすることで雑草まで生えてくる可能性もありますので、維持管理に気を配る必要があります。
人工芝は、一年中緑が楽しめるうえに耐久性が非常に高く、メンテナンスの負担は天然芝に比べて大幅に軽減されます。施工費用は高くかかりますが、その後の維持費は天然芝よりも安くつくことが多いです。
レンガやタイルと組み合わせておしゃれに仕上げると、魅力的な空間が生まれるでしょう。
コンクリート
コンクリートは、ほかのリフォーム方法に比べて施工時の費用は高くつく傾向がありますが、経年劣化が少ないため、その後の維持費を抑えられるのがメリットです。また、掃除や草むしりをする必要がありません。
夏場のコンクリートは、太陽の照り返しの影響や熱がこもる特性で、かなり高温に達します。もし、庭全体をコンクリートにすると、お子様が遊びにくくなる場合もあるため、草が生えやすい場所など庭の一部をコンクリート敷きにするのも良いでしょう。
庭のリフォーム費用と施工期間の目安
リフォームの一例を紹介しましたが、実際に施工するには費用と期間がどのくらいかかるのでしょうか。事前に知っておくことで、リフォーム計画が立てやすくなります。
庭のリフォーム費用
リフォームの費用は、施工する場所や面積、使用する素材などによって大きく異なり、数万円から100万円程度と大きく幅があります。
お客様からリフォームのご依頼をいただいた場合は、まずリフォームアドバイザーが現地へお伺いし、現場調査やヒアリングを行います。そのうえで、お客様のご要望を取り入れながら最適なプランをご提案します。
目安としては、次のとおりです。
・芝生や砂利の敷き詰め:10万円から15万円程度
・ウッドデッキの設置:1㎡あたり約1.5万円から(天然木「ソフトウッド」を使用した場合)
・サンルーム設置:約70万円から(床納まりタイプ6畳の場合)
ウッドデッキの設置について、詳しくは「ウッドデッキのリフォームでおしゃれな庭に!費用相場と施工例」をご覧ください。
また、サンルームの設置については、「生活にひと工夫できるサンルーム!活用方法とリフォーム費用!」をご覧ください。
庭のリフォーム施工期間
リフォーム工事は屋外で行いますので、天候に大きく左右されます。特に、梅雨の時期は工事ができないこともあります。
工事の期間そのものは、1~3週間ほどが目安ですが、事前の打ち合わせや見積もりなどの期間も含めると、施工期間は3ヶ月ほど見ておく必要があります。
庭のリフォーム事例
当社、ナサホームにおいて、庭のリフォームの施工を承ったお客様の事例を紹介いたします。
テラス屋根とウッドデッキ
小さなお子様がいらっしゃるご家庭で、テラス屋根とカーポート、ウッドデッキを設置いたしました。ウッドデッキはリビングと繋がっており、空間を広く使えるようになりました。テラス屋根にはポリカーボネートを使用し、陽射しの体感温度を下げる効果をもたせました。
(https://nasahome.co.jp/works/w_exterior/terrace_roof_wood.html)
ウッドデッキとペット用シャンプー台
ワンちゃんと快適に暮らすために、アイデアが詰まったリフォームを行いました。
ウッドデッキをドッグランとしても活用できるように、無垢素材をふんだんに取り入れ、ワンちゃんの身体への負担を軽減できるよう設計しました。
ウッドデッキは、リビングから行き来できるので、これまで室内で遊んでいたワンちゃんにも違和感が少なく、お客様の目もとどきやすいため安心です。ウッドデッキのすぐ横には、シャンプー台も設置し、お散歩から帰ってすぐ洗うことができるほか、夏場の水遊びを楽しめます。
(https://nasahome.co.jp/works/w_exterior/20170826petreformt)
タイルテラス
木製のウッドデッキが老朽化したため、タイルテラスへのリフォームを行いました。
タイルは、明るい雰囲気のテラコッタ調を取り入れ、お隣のお宅との目隠しにアルミ製のスクリーンフェンスを設置しました。テラス脇のコンクリート部分には、お子様の名前をビー玉で入れ、ここにしかないオリジナルテラスに仕上がりました。
(https://nasahome.co.jp/works/w_exterior/tile_terrace.html)
まとめ
庭のリフォームは、希望する使い方によってさまざまな仕様が考えられます。もっとも人気のあるウッドデッキは、バーベキューやパーティーをしたり、お子様の遊び場になったりと多彩な使い方が可能です。
費用は施工内容によって大きく異なります。サンルームを設置する場合は、最低でも70万円は見積もっておくと良いでしょう。
ナサホームでは、素敵なお庭へのリフォームをお考えのお客様に、1996年の創業以来の経験と実績をもとにした確かなアドバイスをさせていただきます。
お見積もりは無料ですので、まずはナサホームまでお気軽にお問い合わせください。オンライン相談も承っております。