これで安心!リフォーム中の過ごし方総まとめ。

スケルトンリフォームなどの大掛かりなリフォームはもちろん、キッチンやお風呂などの水回りのリフォームを行う際に、多くの方が悩むのが「リフォームの期間中はどのように暮らし、過ごしていけばいいのか」ということ。 今回は具体的なリフォーム事例から少し離れて、施主の皆様に向けたリフォーム期間中の対処方法について解説していきます。この期間中の拠点確保や食事、入浴などの費用算出もリフォーム計画時に必要となってきますので、ぜひ参考としてご確認ください。


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リフォーム中の住まい、みんなはどうしているの?


まずは、寝泊まりのスペースや、元の住まいに置いていた家具や家電の移動、また一緒に暮らしている大切なペットの過ごし方といったリフォーム中の「住み方」に関しての解説です。

リフォーム中の仮住まいはどうしたらいいの?

家の中のほぼ全てをつくり直すような大掛かりなリフォームを行う場合、業者によっては仮の住まいを用意してくれることがありますが、そうでない場合やリフォーム業者の用意した住まいの住み心地があまり気に入っていないという場合は、仮の住まいを用意しなくてha
なりません。
親類などの元へ身を寄せられる場合は、それが一番ですが、通勤や通学に大きな支障が出るという場合などは、やはりウィークリーマンションや、マンスリーマンションなどに一時居を移すのが一般的です。

ちなみにこうした住まいを移さなくてはならないリフォームの種類とその期間の目安としては…

■フルリフォーム・スケルトンリフォーム・建て替え:4ヶ月〜半年
■基礎は残し一部の間取りを変更する程度のリフォーム:1日〜4ヶ月

となります。期間が半年を超える場合は、割高なマンスリーマンションではなく、短期賃貸住宅やUR住宅への転居も視野に入ってきます。
短い期間中でも、住まいの中に業者が出入りするのが気まずいという方は、その近隣のホテルに泊まるのも良いでしょう。

リフォーム中の家具やおうちの荷物はどうしたらいいの?

フルリフォームや建て替えの場合は、一旦家財道具を外に避難させなくてはなりません。
こうした場合は、引越し業者が提供している、一時預かりサービスを利用するのも一つの手。ただしこのサービスは引越しを行うことが前提となります。

自身で家財道具を移動させるという場合は、レンタル倉庫やトランクスペースを活用しましょう。いずれにしても費用や運ぶ際の手間を考えて、負担の少ない方を選んでください。

また、住まいの一部を改装するリフォームであればその間、他の部屋に家財道具を
移動するだけで済む場合もありますので、リフォームの規模と手を入れる空間に関して事前にリフォーム会社に相談しておくことを忘れずに。

リフォーム中のペットの住まいは?

リフォーム中ということが理解できる人間と違い、ペットは住居がうつることで大きなストレスを感じたり、リフォーム中に知らない職人が、テリトリーである家の中に侵入することでパニックを起こしてしまうことも。1日〜2日程度のリフォームであれば、日中はケージなどに入れて連れ歩いてあげるのが一番ですが、お仕事などで難しい場合は動物病院やペットホテルを利用しましょう。
建て替えなどの長期にわたる場合、ペットホテルは現実的ではありません。できれば、ペットと一緒に住めるマンションを探し、一緒に引っ越してあげるようにしてください。

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リフォーム中の暮らしはどうしたらいいの?


次は、リフォーム中のお風呂やトイレ、食事など「暮」に関するポイント。長期のリフォームで、引越しを検討する場合は引越し先の設備を使うため、今回は短期間のリフォームを想定しています。

リフォーム中のお風呂やトイレは?

お風呂やトイレのリフォームにかかる期間は1日〜5日。お風呂の場合は、近くの銭湯や温浴施設を利用するようにしましょう。
トイレの場合は、工事中のみ仮設のトイレをリースするというケースも考えられます。ただし近隣に利用できるトイレのあるコンビニエンスストアや公衆トイレなどの施設がある場合はそちらを利用することで費用を抑えられます。

リフォーム中の食事は?

キッチンのリフォームは長くとも1週間程度となりますので、この間は基本的に外食で済ます方が多いようです。ただしキッチンの場所移動などが必要な場合は、1ヶ月近い期間がかかることもありますので、こうした場合は賃貸マンションなどに移り、そこのキッチンで調理をするのがおすすめです。

リフォーム中の防犯対策は?

住まいのリフォーム中は、多くの人が住まいの中を出入りします。リフォーム会社としては万全を期しているものの、職人のいない夜間やわずかな空きを狙って部外者が住まいの中に入ってくるという可能性はゼロではありません。
リフォーム中は、貴重品を住まいの中に置かず、レンタルスペースなどに預けておくのも防犯対策としては重要。また、リフォーム会社に鍵を渡す場合は、必ず「鍵の預かり証」の書類を交わし、誰がいつ鍵を所持して使っていたのかを明確に管理できるようにしましょう。

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リフォームの期間と過ごし方・職人さんへのお茶出しなどのポイント


最後に、リフォームにかかるおおよその期間と、リフォーム中の職人さんへの対応に関してお話しします。

リフォーム期間の目安について

各リフォームのおおよその目安を掲載いたします。リフォーム計画を立てる際、引越しや設備のリースを考える際は以下の日数を参考にしてください。

■キッチンの入れ替え:2〜4日
■キッチンの場所移動:7日〜10日
■トイレリフォーム(配管工事除く):1日〜3日
■トイレリフォーム(配管工事含む):1日〜3日
■浴槽工事(ユニットバス交換):1日〜2日
■浴槽工事(従来工法からユニットバスへの変更など全体リフォーム):4〜7日
■一戸建てのフルリフォーム:3ヶ月〜半年
■マンションのフルリフォーム:2ヶ月5ヶ月

リフォーム時の差し入れやお茶出しは必要?

かつてはリフォームや建て替え時に職人へのお茶出しは必須と言われていましたが、現在は必ずしも行う必要はありません。もし、行うのであれば職人は多くの場合10時とお昼、さらに15時に休憩をとりますので、そのタイミングで飲めるように、ペットボトルを置いておく程度の気遣いで十分です。

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まとめ

リフォームを行う機会は、人生のうちでそれほど多くないもの。
そのため、リフォーム期間中の対応に困ってしまう方は少なくありません。今回の記事を参考にしていただく他、困ったことがありましたらリフォーム会社に相談してみましょう。
これまで数多くの施工実績を持っているリフォーム会社であればきっと、最適な対処方法をアドバイスしてくれるはずです。無理に考え込まず、気楽な気持ちでリフォームに挑んでくださいね。