インテリアの幅が広がる!マグネット対応壁材の魅力

壁紙にはさまざまな機能性のものが存在します。 汚れに強いもの、脱臭機能のあるのものなどの中で、近年注目を集めているのがマグネットを付けられる壁紙。「マグロス」や「マグマジック」といった製品名で発売されているこれらの壁紙について、その仕組みや性能、どのような場所に使う、便利な空間が実現するのかといったコツまで詳しくご紹介していきます。


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マグネットがつけられる壁とは?


お気に入りの絵葉書や、大切な行事の案内などなくさずに目に見えるとこに掲示しておきたいものや、毎日使う日用雑貨など目につくところに置いておきたいものなど。
こういったものを、居室の壁面にマグネットでつけられるようになる、マグネット壁紙材。
これらは一体どのような仕組みで、できあがっているのでしょうか。

マグネット壁紙の仕組み

マグネット壁紙材の多くは、壁紙に鉄粉を練り込むことで磁石がつくようになっています。他の壁紙と同じくシートタイプのものや、鋼板 そのものといった硬質なものも発売されています。
シートタイプのものはそのまま壁紙として使うこともできますし、壁紙の色やデザインにこだわりたいという方であれば、鋼板タイプのものを石膏ボートの上に設置し、その上からお好みの壁紙をかぶせることで、好きな模様・デザインの壁をマグネット仕様にすることも可能です。

またいくつかの製品は、表面がなめらかなホーロー仕上げとなっているものも。これらは汚れにくいだけでなく、その上から水性マジックなどで文字や絵を角など、ホワイトボードのように使用することができます。

マグネット壁紙のメリット・デメリット

■メリット
コルクボートや従来の壁紙にものを貼り付ける場合、ピンやテープなどを使用する必要がありましたが、マグネット壁紙であれば磁石でこれが行えるため、壁に穴を開けたり、寝着テープの跡が残るという心配がありません。

■デメリット
マグネット壁紙の場合、つけられるものの重量はマグネットの強さによって決まります。
そのため一般的なマグネットを使用した場合、紙などは十分貼り付けられるのですが、日用雑貨などをストックしておくラックなどをマグネットで貼り付けようと思った時には、強力なネオジウム磁石などのものを用意する必要があります。

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子供も大人も便利に使える、マグネット対応の壁

マグネットを付けられる壁はこんなお部屋に便利

■子供部屋
マグネットを使ってカードやおもちゃを壁に貼ったり、学校からのお知らせを壁に掲示することで遊び&教育をサポート。さらにホーロータイプの壁紙にすれば、お子さんが自由に壁紙にお絵描きや計算をして遊ぶこともできるので、お子さんの創造性を伸ばすのにも役立ちます。

■洗面所
洗顔料やタオル、ブラシなど日常的に使う消耗品が多くなる洗面所。
マグネット壁紙と強力な磁石を買うことで、壁の上にラックや棚、フックなどをつけて普段使いのアイテムを片付けることができます。壁の上にこうしたものを片付けることで空間がすっきりとし、掃除の効率もアップします。

■リビング・廊下
家族へのお知らせやカレンダーなどを貼り付けることで、家族間のコミュニケーションの効率もUP。ホーロー仕上げにすれば、家事のメモなど備忘録的な使い方もできます。

■キッチン
メモなどがびっしりとついた冷蔵庫がすっきり。料理のメモや学校からのお知らせ、支払い関係の書類などを掲示するのに便利。また、コンロやクッキングヒーター周りの壁をマグネットの材質にすることで、調味料などを片付けておくラックや棚を壁上に設置することもできます。

■玄関
壁にマグネットフックを付けることで、帽子や鍵など家を出る時に必要となるものを壁にかけておくことが可能に。造作するタイプのものと違って、レイアウトも自由に変えられるので家族構成が変わったり、ものが増えても対応しやすいのが魅力です。

マグネット対応の壁のリフォーム方法

壁紙タイプのものであれば、通常の壁紙のリフォームと施工において大きな差はありません。リフォームの場合は既存の壁紙を撤去した上で、下地処理を行いその上からマグネット壁紙を接着剤で貼り付けていきます。
鋼板タイプなどの壁材の場合は、壁材に接着剤を塗布し石膏ボードに貼り付け(あらかじめ糊のついているタイプもあります)、接着剤が乾燥たら上からお好みの壁紙を貼っていきます。

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気になる施工&リフォーム費用はどのくらい?

壁紙の費用と施工費用

マグネット壁紙の費用は、サイズによって異なるものの縦横幅がそれぞれ1m程度のもので 8,000〜1万円程度。鋼板タイプのものは1m×2m程度のもので2〜4万円程度となります。
壁紙タイプは、カッターななどで切って施工ができるため、鋼板タイプよりも使いやすいと言えます。
さらに施工費として1mあたり 2,000〜3,000円ほどの費用が必要となります。

マグネット対応の壁を作る際に考慮しておきたいこと

マグネット壁紙は、施工後にいくつか注意しくてはならないことがあります。
ひとつは直射日光を避けること。紫外線によって壁紙が劣化してしまうことが考えられますので、壁は窓際や西日の入りやすい場所はマグネット対応としないほうが良いでしょう。

もうひとつはテープ類を使ったり、化粧品・殺虫剤がかからないように注意すること。マグネットと併用してセロファンテープなどを付着させてしまうと、粘着剤の劣化が起きクロスが変色したり劣化してしまう恐れがあります。また、化粧品や殺虫剤の成分も、クロスにダメージを与えます。

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まとめ

アイデア次第で使い道が広がるマグネット対応の壁紙。
通常の壁紙施工とそれほど工程も変わらないため、気軽にリフォームができるのも嬉しいポイントです。ナサホームではこれまで数多くの壁紙のリフォームを行っております。マグネット対応の壁紙に関しても実績がある他、張り替えと併せて住まいのデザイン提案なども行わせていただきますので、お気軽にご相談ください。