狭いリビングを広く!リフォームによる有効活用のアイデア

住まいの中でも一家団欒の場となることが多いリビング。 食事や休憩時など、家族が顔を合わせてくつろぐ場所となったり、炊事や家事など家事動線の中心にもなるリビングは、できれば過ごしやすく広々とあってほしいものです。もし「リビングが狭くて使いにくい」と思っているのであれば、リフォームでその問題が解決するかもしれません。今回は狭いと感じるリビングを広く、快適にするためのリフォームの方法、アイデアについてご紹介いたします。


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そのリビング本当に狭いの?


リビングの適切な広さは、一般的に2人暮らしで10畳程度、そこから家族が1人増えると2畳ずつ増えていくと言われています。もしそれだけの広さがあって、かつ「リビングが狭い」と感じているようであれば、リビングの使い方に問題があるかもしれません。リフォームの前に、リビングを下記のように使っていないかチェックしてみましょう。

リビングが狭いと思う理由とリフォームの方法

■間取り的にリビングが狭いのであれば、リフォームを検討
リビングが6〜8畳程度の広さで、家族が3人以上いるという場合は家具がそれほど多くなくてもリビングが狭く感じてしまうことがあるかもしれません。こうした場合は、隣室などと部屋をつなげてリビングを大きくするリフォームを検討するのがよい方法です。

■収納が少ないのであれば、リビングの収納計画を見直し、必要であればリフォームを
リビング内にモノが多いと空間が狭く感じられます。そのモノが必要な家具や調度品などではなく、食器や日用品、趣味の道具などである場合は、収納スペースが足りていない場合があります。クローゼットやパントリー、壁面収納を駆使した収納リフォーム計画を立ててみてはいかがでしょうか。

■配色やバランスで狭く見えてるのであれば家具の種類や高さの変更
空間の広がりの感じ方は、視覚によっても左右されます。お気に入りの家具を少しずつ集めていく中で、その配色がバラバラになっていたり家具同士の高さが揃っていない場合は、リビングが視覚的に雑多な印象となってしまい、リビング全体が狭く感じられてしまうことがあります。

■使用しない家具が多いのであればライフスタイルと必要な家具の見直しを
普段使用していないソファやダイニングテーブルがあるなどの場合や、大きすぎるサイドボードや食器棚がある場合も同様にリビングが狭く感じられてしまいます。特にこうした家具によって、生活動線が遠回りなものとなっている場合は、リビングそのものの使い勝手も悪くなってしまいます。

家具の配置や採光で、リビングが広く見えることも

物理的な空間や収納そのものが少ないというケースであれば、リフォームを検討するのは非常に良い方法です。しかし、十分なスペースがあるはずなのにリビングが狭く感じられてしまうという場合は、一度お部屋のレイアウトを考え直してはいかがでしょうか。
その際に重要になってくるのは家具の高さと数、そして採光です。
空間の広がりを演出するために、リビングの入り口付近には背の低い家具を置き、奥に行くに従って高いものにしていくと、お部屋の見通しが良くなります。また、リビングの入り口から、窓が見通せるように家具をレイアウトすると、お部屋全体に光がまわり、明るくすっきりとした印象を作り出すことができます。

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リビングを広くリフォーム&リノベーションする方法


レイアウト変更や家具の見直しで問題が解決しない場合は、リノベーションやリフォームを検討してみましょう。

間取り変更でリビングを広くする方法

■隣接する部屋をつなげて広いスペースをつくるリフォーム
間取り自体を変更する場合は、キッチンや仏間などリビングに隣接した部屋との間の壁を取り去って2間を1間にするのが最も一般的。このリフォーム方法の場合の注意点は、つなげた部屋の内装の違いを解消するため、天井や壁・床に手を入れていく必要がある点。リビングの隣が洋室ではなく和室である場合は、特に内装の費用がかかってきます。

【ナサホームの施工事例】
■広くみせる工夫で大人数でも集まれる大空間リビング


リフォーム前の間取りはお部屋を隔てる壁が多く点在していたことから、壁を撤去し開放感のあるLDKに間取りを変更しました。大人数でワイワイ出来るようにしたいとのことから、2間続きの和室を1間リビングに取り込み、敷居もフラットにしてひと繋がりのようなリビングにしています。

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■可動式間仕切りドアで広々としたリビング空間

キッチン、リビング、ダイニング。家族が集まり寛げる、開放感のある広々とした1つの大きな空間になりました。また、ご親戚やお客様がいらっしゃった際に更にリビング横の洋室と繋げられる可動式間仕切りドアを設置しました。

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【ナサホームの施工事例】
■広縁を有効活用してリビングを広く開放的に

「広縁を有効活用して、リビングを広く見せたい」とのご要望を頂き、リビングリフォームを承りました。広縁とは、お部屋に面して作られた幅の広い縁側のことを言います。壁や建具を撤去して、リビングとゆるやかにつながる書斎スペースを設置しました。雨の日にも洗濯物を干せる取り外し可能な、ランドリーハンガーも取り付けているのでスペースを余すことなくお使いいただけます。

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■収納スペースを増やすリフォーム
リビングに食器や趣味の道具を収納するための十分なスペースがない場合は、壁面収納などを活用したり、リビングに置いておきたくないものをまとめて収納できるパントリーをリフォームで造ると便利。ナサホームでも、数々のリビング収納・パントリーリフォームのご依頼をいただいておりますので、下記の記事をご参照ください。

【ナサホームの施工事例】
■大容量のパントリーを設けたキッチン


キッチンを対面式にし、背面にカップボードとパントリーを作りました。カップボードとパントリーで、大容量の収納を確保することができました。パントリーの棚は大半が可動式の為、用途や入れるもののサイズに合わせて調整することができます。

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併せてこちらもご確認ください
リビングに壁面収納を付けたリフォーム実例集!

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リビングのリフォーム・リノベーションに必要な費用


間取りの変更や増築など、やや大がかりな工事が必要になってくる狭いリビングを広くするリフォーム。リフォームを検討・依頼する前にはどのくらいの費用を予算としてみておけばよいのでしょうか。

リビングを広くするために必要な費用

■隣室とリビングをつなげる場合
1)キッチンとリビングをつなげる費用:50〜100万円
2)キッチン以外の部屋とリビングをつなげる場合の費用:80〜200万円(要調査&見積り)

■広縁を増築してリビングを広くする場合:100万円〜
広縁を増築する場合も内装やグレード・広さによって費用は大きく変わってきますので、ご依頼前にリフォーム業者の現地調査と見積もりをとるようにしましょう。

■リビングに収納を増やす場合
1)リビングの一角をクローゼットにする費用:5〜50万円
2)リビングに壁面収納を造り付ける費用:30万円〜
3)キッチンの壁面にパントリーを設ける場合の費用: 20万円〜
4)リビングの一角にウォークインタイプのパントリーを設ける場合:10〜50万円〜

リビングを広くする際の注意点

壁などを撤去することが多いリビングのリフォームでは、住まいの躯体を支える耐力壁は絶対に撤去してはいけません。通常のリフォーム会社では、住まいの見取りを確認し、構造計算を行ってから施工に入ります。リフォームを依頼される際は、こうした事前の調査や計画をしっかりと立て、ともにリフォーム方法を検討してくれる業者を選ぶようにしましょう。
また、2部屋を一続きにする場合、潰してしまう部屋が将来的に必要にならないか、長い目で見ながらリフォーム計画を立てていくようにしましょう。

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まとめ

毎日の家事や憩いのひとときを、より快適なものにするためのリビングのリフォーム。
毎日使う大切な住まい、家族が集う重要な場所だけに信頼の置けるリフォーム業者に依頼をしたいものです。ナサホームでは、リビングやダイニング、水回りを含め、年間8750件以上のリフォームを手がけております。本記事でご案内しております施工事例のほかにもwebサイトでは数々の実績をご覧いただけますので、ぜひ併せてご覧いただき、皆様の住まいの思い・要望に近しいものなどをお探しいただき、当社までお気軽にご相談ください。

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