住宅を買うなら新築?中古?メリットやデメリットから考えてみよう

住宅を購入する際、新築住宅と中古住宅のどちらが良いか判断するのはなかなか難しいものです。 人生の大きな決断になりますので、それぞれのメリットやデメリットをしっかりと把握して考えた方が良いでしょう。 この記事では、新築住宅と中古住宅について解説し、利点の多い住まい探しの方法までご紹介します。マイホームを検討中の方はぜひ最後までご覧ください。


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新築住宅のメリット・デメリット

新築住宅と中古住宅ではそれぞれにメリット・デメリットがあります。

まずは新築住宅について解説していきますので、ご自身の希望や条件と合わせて考えていきましょう。

新築住宅のメリット

■最新設備を搭載している
新築住宅といえば、やはりすべての設備が新品で、最新機能が搭載されているという魅力があります。「購入するなら新しいもので揃えたい」という方にとっては最大のメリットといえるでしょう。

・使いやすいキッチン
・快適に過ごせる高性能な断熱材や床暖房
・静かな空間を演出する防音設備
・洗練されたデザイン など

まさに憧れのマイホームですね。

注意点として、物件によっては新品ではあるものの最新設備ではない場合もあります。オプションとしてグレードアップできる場合もありますので、事前に確認しておくと良いでしょう。

■耐久性に優れている
誰も住んだことがなく、初めて使われる設備ですので耐久性に優れています。

多くの中古住宅では、購入時や引き渡し後の早い段階で修繕・リフォームが必要になることが多いです。新築住宅の場合は、このような追加で発生する維持費用を抑えられるでしょう。

また、近年は防災を意識する方も増えており、耐震性能や防炎性能の高い物件も多くなっています。災害に対する耐性を高めることができるのも新築住宅の魅力ですね。

■10年の保証がある
品確法により基本構造の瑕疵(かし)について保証がされています。

ここでいう瑕疵というのは建物の不具合を指し、不動産取引で買主に不利益となる欠陥がある場合は、売主が責任を負うことが定められています。

基本構造にあたる部分は
・建物の強度に関わる部分
・防水の必要がある部分

大きくこの2点で、異常があれば保証を受けられます。

注意点として、“後から気づいた瑕疵”について保証されるものなので、物件の引き渡し時に気づいていた不具合については適用されません。また、震災や火災の影響で起こった不具合も同様です。

保証が受けられる代表的なものとしては、雨漏りなどがあげられます。

基本構造部分の瑕疵は素人目ではすぐに発見できない場合も多いため、新築住宅の場合は引き渡し後10年間の保証期間が定められました。

長い期間住宅の保証が受けられるというのは大きなメリットです。異常や不具合を感じた場合には、すぐに売主や施工会社に相談しましょう。

新築住宅のデメリット

■必ず希望の立地が選べるというわけではない
地域によっては希望どおりの立地が選べない場合があります。

都心部の駅近くなど、人気のエリアはすでに多くの住宅や建物が建ち並んでいるため、新しく土地を開拓するとなれば、どうしても郊外に家を建てることになるでしょう。

■中古住宅と比べると費用が高い傾向にある
新築住宅の場合は、中古住宅よりも価格が高くなりやすいです。

高額になる要因は
・建物の材料や新品の設備費用
・人件費
・不動産会社の利益
・地盤改良工事費用
・基礎工事費用
・建物解体費用 など

多くの面にコストがかかっていて、どうしても価格に上乗せされる部分があるためです。

■実際に住んでみたときのイメージがしにくいことも
中古住宅と違い、住んだときのイメージがしにくいといった意見もあります。

実際に家が建たないと、間取りや使い勝手などに関わる部分だけでなく、日当たりや近隣住民など生活環境的な面も分かりません。

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中古住宅のメリット・デメリット

次は中古住宅について解説していきます。

中古住宅のメリット

■新築住宅と比べて2~5割安く購入できる
中古住宅の最大のメリットといえば、やはり費用が抑えられることでしょう。

中古の一戸建ての場合では、物件取得費が2~5割ほど安くなるといわれています。特に木造建築では、築20年になると建物の価値が大幅に下がることが多く、物件によってはほぼ土地の値段だけで購入できることもあります。

また「空家法」の施行後、空き家にかかる固定資産税が増えたこともあり、売りに出されている中古住宅も増えています。早めに手放したい人もいるため、場合によっては、良い条件の住宅が格安で手に入ることもあるのです。

■実際に住むときのイメージがしやすい
新築住宅では、建ててみないと実際住むときのイメージがしにくいですが、中古住宅では実物を見て決められるのも利点です。

生活面や環境面など、タイミングをずらして何度か内見をすることで、より具体的なイメージができ、希望どおりの物件なのか判断しやすくなります。

■立地条件が良い場合が多い
人気のエリアはすでに住宅地になっている場合が多く、新築では建てられない場所でも中古で購入できることがあります。

そのため、希望する立地から選びやすいメリットがあるのです。

立地の良さを最も重視している人は、中古住宅を探してみてはいかがでしょうか。

中古住宅のデメリット

■維持費がかかる
中古住宅には経年劣化があるため、老朽化している分のメンテナンス費用がかかります。

特に水廻りは傷みやすいといわれているため、物件によっては設備を一新する必要もあるでしょう。

購入費用だけを考えていると、後々の維持費で予想外の出費が発生する場合もあるので注意が必要です。

■耐震性が低い物件もある
1981年から耐震基準がより厳しく改正されました。そのため、旧耐震基準が採用されている建物の場合は耐震性が低くなりますので注意しましょう。

■築年数によって住宅ローンの控除ができない場合がある
住宅ローン控除とは、ローンを組んで住宅を購入した場合に受けられる控除のことで、所得税の還付が受けられるものです。

新築住宅でも一定の条件が必要ですが、中古住宅ではさらに築年数などの追加条件が発生するため、控除を受けられない可能性があります。例えば、木造一戸建ての場合は原則築20年以内でなければいけません。

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新築住宅と中古住宅、結局良いのはどっち?

おすすめとして、希望する立地の中古住宅を比較的安く購入し、その分の費用をリフォームやリノベーションに充てる方法があります。

そうすることで、実際に住んだときのイメージもしやすく、日当たりなどの周辺環境の確認もできるため、失敗するリスクが少なくなるでしょう。

それぞれのデメリットをカバーし、メリットを生かすことができるため、中古住宅を購入し、リフォームやリノベーションをする方法が良いといえます。

もし、中古住宅を購入後にリノベーションを検討されている場合は、ぜひナサホームまでお問い合わせください。

理想の住宅になるよう、リノベーション可能な物件かの見極めなど、プロの目でチェックしアドバイスすることが可能です。

見積もりは無料でご利用いただけますので、お気軽にご相談ください。中古住宅を購入してリノベーションを行う予定の方が悩む疑問にも、豊富な施工実績でサポートします。

資金計画に不安がある場合は、無料セミナーや相談会へ参加することも可能です。相談の内容によっては、より専門性の高い店舗で対応しますので、まずはナサホームへお声がけください。

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まとめ

今回は、住宅購入について新築住宅と中古住宅のそれぞれのメリットやデメリットについてお伝えしてきました。

デメリットをカバーしてよりメリットが得られやすいのは、立地の良い中古住宅を購入してリフォーム・リノベーションする方法です。

最終的には費用面や重視する部分によってどちらが適しているか分かれると思います。相談したいと思われましたら、ぜひナサホームまでお問い合わせください。