【古民家を再生】リフォームの費用相場・補助金・事例を紹介!

古民家をリフォーム・リノベーションし、雰囲気を生かしたまま再生して活用するケースが増加傾向にあります。 古民家がもつ温かみなどの良さと最新の設備を融合させることができるため、立て直しよりも費用を抑えられるのも魅力のひとつです。 この記事では、ナサホームが実際に施工した古民家のリフォーム・リノベーション事例や必要な費用の目安、活用可能な補助金についても紹介しています。


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【ビフォーアフター】リフォーム・リノベーションの事例

リフォーム・リノベーションを行った事例について見ていきましょう。実際に古民家のリフォームを検討している方は、施工イメージの参考にしてみてください。

縁側の竹を生かした古民家に再生

施工主様から「古民家の和室イメージを壊さない施工を」とご依頼をいただき、築40年の古民家をリフォームした例です。

天然素材を使用し、リラックスできる空間に仕上げました。縁側部分の天井に使用されていた竹を間接照明に活用するなど、元からあるものを活かしたリフォームです。

施工写真などは以下のページに掲載していますので、ぜひご覧ください。

「天然素材をふんだんに使った古民家再生リフォーム」

築45年の古民家を和モダンに全面リフォーム

築45年の古民家を和モダンな雰囲気を活かして全面リフォームした例です。

昔ながらの広々とした玄関にリフォームを行い、間接照明を加えて暗かった家を明るく雰囲気のある空間に仕上げました。

壁に使用した珪藻土(けいそうど)にはワラ入のものを選定し、職人の技でオリジナルデザインに仕上げています。玄関収納の下に玉砂利を敷くなど、ワンポイントが光る施工例です。

施工写真などは以下のページに掲載していますので、ぜひご覧ください。

「古民家再生で和モダンな空間」

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【種類別】古民家のリフォームにかかる費用

古民家のリフォームにかかる費用は、リフォームを行う場所の状況やグレードによって異なるため、すべて一律の料金ではありません。しかも、施工場所が劣化している場合、追加費用が発生することも。

ここでは、ナサホームでリフォームを行う際の費用の目安について、種類別に紹介しています。

耐震工事

古民家の場合、現行の耐震基準を満たしていない物件が多いため、耐震工事が必要になるケースが多くあります

また、新築当初はある程度の強度をもつ家も、老朽化によって損傷している可能性があります。

工事箇所は、柱・壁・基礎の部分で、費用相場は約50万円からが目安です。

解体や復旧工事などは別途費用が必要になるため、リフォーム会社と直接相談することをおすすめします。

水回りのリフォーム

古民家全体のリフォームを行う場合、キッチン・トイレ・お風呂などの水回りの取り換えも必要です

水回りのリフォームを行う際には、電気工事や配管工事が必要になることもあるため、リフォーム会社と相談しながらリフォーム内容を決定することが大切です。

費用相場は以下になります。

・キッチン…約50万円
・トイレ…約10万円
・お風呂…約50万円
※設置する物のグレードによっても価格が変動します。

断熱性を高めたリフォーム

基本的に古民家は、夏は風通しが良く涼しい環境が利点ですが、その反面冬場は寒さが厳しくなる特徴があります

冬でも過ごしやすい環境にするためには、断熱材を取り入れたリフォームを行うことが一般的です。

費用の相場は約50万円からですが、作業を行う範囲や規模によって左右されるため、リフォーム会社と相談する必要があります。

バリアフリー性を重視したリフォーム

古民家には高さのある段差や傾斜の急な階段などがあることも多く、バリアフリー性能を意識したリフォームが必要です。

この場合、段差の解消や階段に手すりを設置する、もしくは傾斜のなだらかな階段へ架け替えるなどの施工をします。

費用相場は約20万円からですが、ほかのリフォーム同様に規模や状況によって費用が変動します。

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古民家のリフォームでは補助金を利用できる!

古民家のリフォームは補助金を利用できます。積極的に補助金制度を活用しながら理想のリフォームを実現していきましょう。

自治体の補助金

古民家や空き家のリフォームに補助金を出す自治体があります。地方再生のために移住者呼び込みの材料として出しているところもあれば、子育て世帯向けの補助金、古民家や空き家のリフォームを対象とした補助金など多種多様です。

利用できる補助金はお住いの自治体またはリフォームを依頼する会社に問い合わせてみると良いでしょう。

次世代住宅ポイント

断熱・耐震・バリアフリー化など、指定されたリフォームを行えば次世代住宅ポイントが得られます

ポイントに応じて家電や食品などと交換可能な制度ですが、期間が令和2年8月31日までと限られているため、該当する方は早めの手続きをおすすめします。

出典:「次世代住宅ポイント」(国土交通省)

高齢者住宅改修費用助成制度

介護が必要となった方に合わせて工事を行った場合に利用できる補助金として「高齢者住宅改修費用助成制度」があります。

介護保険から工事費用が賄われる仕組みで、被介護者が要介護1~5と認定され、被保険者と同居もしくは要介護認定者が住んでいる住居にのみ適用されます。

自治体によって制度の名称や内容に違いがあるので、詳細ついては各市区町村のWebサイトなどで確認してください。

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リフォームを失敗しないために!チェックすべき点とは

理想のリフォームを実現し、失敗を防ぐためには、いくつかのチェックすべきポイントがあります。

リフォーム後に後悔しないためにも、ポイントをおさえて依頼内容の確認やリフォーム会社選びを行うことが大切です。

チェック1.家の状況を確認

まずは、リフォーム会社に実際にリフォームを行う予定の家の調査を依頼します。内装や、土台の沈下や柱・梁の傷みはないか、雨漏りの有無なども確認しましょう。

目で見て判断が難しいような家の傾きチェックには、水平器やビー玉などを使用する方法もあります。

しっかりと確認を行い、具体的にどの部分にリフォームが必要になるのかを明確にしておきましょう。

チェック2.入念な現地調査

古民家のリフォームを行う際、リフォーム会社と相談しながら実際の施工内容について決定していきます。

リフォームを行う箇所の図面はあるのか、リフォーム会社による現地調査がしっかりと行われているのかということが重要になります。

調査不足の場合、構造面の施工提案ができず、表面のデザインばかりにこだわった不完全なリフォームになってしまいます。

そのため、図面の確認と現地調査の有無もチェックすべきポイントのひとつです。

チェック3.施工事例のあるリフォーム会社を選ぶ

古民家のリフォームは、施工事例の豊富なリフォーム会社に依頼することも大切です。
古民家のリフォーム事例の多い会社であれば、施工する住宅に合わせた素材を使ってくれるメリットがあります。
とくに古民家の場合、古き良き雰囲気や間取りなど、古民家ならではの良い部分を維持したままリフォームできるか、という点も重要だといえるでしょう。

また、リフォーム後にアフターメンテナンスを行ってくれるかどうかも、リフォーム箇所に責任を持っているリフォーム会社であるかを判断するポイントです。
そのほか、補助金について詳しいリフォーム会社であれば、お得なリフォームの情報を教えてもらえるでしょう。

ナサホームでは、関西を中心に古民家を含むリフォーム・リノベーションを行っており、実績も豊富にあります。

ナサホームのホームページでは施工事例や実際に施工を行った方の口コミを掲載しているため、リフォーム会社選びの判断材料に活用いただけます。

ナサホームの施工事例についてはこちら

幅広いリフォームを行っているため、内装や外装、部分的なリフォームなどをご検討の際にはぜひナサホームにご相談ください。

また、見積もりも無料で行っておりますので、古民家リフォームにかかる費用の目安などについて、一度お問い合わせいただければと思います。

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まとめ

ここまで古屋のリフォーム・リノベーションの事例や費用について解説してきました。「やはりリフォーム費用は少し高いな」と考えている人は補助金の制度を確認することをおすすめします。また、実際にリフォームを検討している人は家の状況を調査してもらうことと、施工事例が豊富な会社を選びましょう。

古民家のリフォームは、住宅としての利用以外にもカフェをオープンする際など幅広い用途で活用されています。実績の豊富なリフォーム会社に依頼し、事前のリサーチもしっかりと行いながら、理想の空間づくりを目指してみてはいかがでしょうか。