古い平屋をリフォームで最高の住宅に!費用相場とビフォーアフターを紹介

古くなった平屋をきれいにリフォームしたいと考えている人は多いのではないでしょうか。平屋をリフォームすれば、バリアフリー住宅にしたり、防犯対策を強化できたりと、今の家をもっと「快適」「安全」に暮らせる空間にすることができます。 この記事では、これからリフォームを考えている人のために、平屋をリフォームすることのメリットやかかる費用、リフォーム例を紹介します。


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昔ながらの平屋!リフォームしなくて大丈夫?

リフォームするとなると、工事の規模によっては仮住まいが必要となります。また、家具を移動させたり、水廻りが使えなかったりといった不便も生じるものです。そのため、平屋のリフォームを考えているものの、やるかどうかを迷っているという人もいるのではないでしょうか。

まずは、リフォームせず平屋にそのまま住み続ける場合、どんなデメリットがあるのかみていきましょう。

防犯上の危険性

昔ながらの平屋のデメリットとして挙げられるのは、「防犯面で不安があること」です。

1階に大きな窓がある平屋だと、不審者が侵入しやすくなります。また、外からも見えやすいので、常にカーテンを閉めておくなどプライバシーの観点でも注意が必要です。

防犯面でのリスクを回避するために、二重ガラスにする、防犯フィルムを貼るなどの対策が役立ちます。

洪水・豪雨の危険性

平屋は、1階から2階に行ったり来たりする必要がありません。すべてを1階のスペースだけで済ませることができるというのは、身体的な負担を減らすことができ、メリットだといえます。しかし、洪水や豪雨によって床下浸水などが発生したときに逃げ場がありません

もしものことを考えると少し心配な面が目立ちますね。

日当たりの確保が難しい

日当たりの確保が難しい部屋が出てくるという点もデメリットとして挙げられます。特に家が大きいと、中央部は周りが部屋で囲まれるため、日当たりが悪くなってしまいます。

対策としては、中庭を作って家の中央部分にも窓を付ける、天窓を設置するといった方法があります。

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平屋をリフォームするメリットはこんなにもある!

平屋にはデメリットがあるものの、多くのメリットがあります。

移動がしやすくなる

2階建て、3階建ての家だと、生活する中で階段を上り下りしなければならず、それが面倒に感じることも少なくありません。特に高齢者の人にとっては、階段の上り下りは負担が大きいものです。

その点、平屋だと階段がないため、行きたい部屋に行くために階段を利用する必要がなく、楽に移動ができるというメリットがあります。

また、2階建て、3階建ての家では、階段を設置するためのスペースが必要となりますが、平屋だとそのスペースを有効に活用することができるでしょう。

安全性が高まる

何十年も前に建てられた平屋は、耐熱性・耐震性が低いことがあります。そのため災害に備えて防災リフォームする人も多くいます。

また、二階建てから平屋にすることで、階段の踏み外しによるケガのリスクが軽減されます。小さな子供からお年寄りまで安心して暮らせるというのは、平屋のメリットです。

加えて、平屋は2階、3階部分がないため、地震などによって建物が倒壊する危険も少ないので安心ですね。

家族間のコミュニケーションがとりやすくなる

2階建て以上の住宅だと、家族が何をしているのか分からない、外出しているのかも分からないということもあるでしょう。

一方で、平屋の場合は同じ階に家族がいるので、別の部屋で過ごしていたとしても家族全員が何をしているのか把握しやすくなります。また、同じ階にいることで顔を合わせる機会も増えるなど、家族間のコミュニケーションが取りやすいのもメリットです。

メンテナンスのコストが抑えられる

メンテナンスのコストを抑えることができるという点も平屋のメリットです。

屋根や外壁は日光や風雨にさらされることで徐々に劣化するため、再塗装やひび割れなどを修繕するといったメンテナンスが必要です。その際、2階建てや3階建ての住宅となると、足場を組み立てるための費用がかかります。

平屋の場合は足場が不要だったり、2階建てと比較して半分の高さの足場で済んだりするので、コストが抑えられます。

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【費用相場】平屋をリフォームするにはいくらかかる?

平屋のリフォームを決める前に、費用がどれほどかかるのか知っておきましょう。

リフォームの費用は、どれくらいの規模のものにするか、どのような素材を使うのかといった点で異なります。おおよその相場を紹介しますので参考にしてみてください。

平屋のリフォーム費用の相場

古い平屋をリフォームする際の費用総額の相場は、500万円から2,000万円程度です。

費用相場に幅があるのは、リフォーム方法が豊富にあり、どの方法を採用するかで費用が大きく変化するからです。

「スケルトンリフォーム」という柱だけを残して建て直す大規模なリフォームの場合は、費用が高くなる傾向にあります。それに対して、外装材はそのままで内装のみをリフォームする場合は、費用を抑えることができるでしょう。

2階建てから平屋への減築リフォーム費用

2階建てを住みやすい平屋へリフォームする場合は、屋根の撤去などの大がかりな工事が必要となります。

リフォームにかかる費用は、築年数がどれくらいか、どこまでリフォームするかにもよりますが、費用総額は、800万円から2,700万円程度が相場です。

平屋から2階建てへの増築リフォーム費用

実は、平屋から2階建てへ増築するという事例は多くありません。平屋は2階建て住宅に比べて強度が弱いことが多く、増築には柱や基礎の補強が必要です。リフォームの際は解体から増築までを行うので、費用は高額になります。

もしも平屋を2階建てに増築したいという場合、リフォーム会社との相談も必要になりますが最低でも800万円以上の費用を用意する必要があるでしょう

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【事例】全面リフォームで生まれ変わった平屋のビフォーアフター

古い平屋もリフォームで、モダンテイストの住み心地の良い家にすることが可能です。一例として、空き家になっていた平屋を全面リフォームした施工事例を紹介します。

こちらの平屋は両サイドにそれぞれ部屋があることで、家の中が暗く風通しが悪いという悩みがありました。

そこで間取りを大幅に変更し、リビングを広く確保しました。また、ひとつの部屋を南北に渡って確保することで、風通しが良く、太陽光が入ってくる家にリフォームすることができました。

柱にはデザイン性を加えてモダンな雰囲気にし、タイルを変更したことでトイレもおしゃれな空間となりました。バリアフリーに配慮して、段差をできるだけ無くしたことで、老後も快適に生活できる家に仕上がっています。

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平屋リフォームを行う際の注意点

平屋リフォームを行う際には、次の点に注意しましょう。

既存住宅状況調査を受ける

古い家だと、傷んでいる箇所が多くて工事できないということもあります。リフォームを決める前に、専門家による既存住宅状況調査(ホームインスペンション)を受けるようにしましょう。

そうすれば、リフォームにすべきか建て替えにすべきか判断するのに役立ちます。

耐震診断を受ける

2020年現在、築40年以上の平屋では、現在の耐震基準を満たしていない場合があります。もしも古い耐震基準しか満たしていないようであれば、新たに耐震補強工事をしなければなりません。

リフォームを依頼する前に、耐震診断を受けて耐震補強のための工事が必要かどうかを確認しましょう。

信頼できる業者を選ぶ

リフォームを請け負っている業者は多くありますが、業者によって得意分野は異なるため平屋リフォームの施工実績があるところを選ぶようにしてください。

業者を選ぶ際は、要望に合わせた提案をしてくれるか、保証やサービスが充実しているかという点も確認しておくようにしましょう。

また、依頼する業者によって同じ内容のリフォームでも、費用がまったく異なるということもあります。必ず相見積もりをとって費用の比較を行いましょう

相見積もりのやり方やマナーについてはこちらの記事で紹介しています。ぜひ参考にしてください。
>>失敗しないリフォーム工事の相見積もり!6つのコツと注意点!

ナサホームは、平屋リフォームの施工事例も充実しています。耐震技術認定者による無料での耐震診断や、既存住宅状況調査も行っているので、平屋リフォームを検討中の人は、ぜひナサホームにご相談ください。ご要望に応じたリフォームプランを提案いたします。

ナサホームへのお問い合わせはこちら

まとめ

平屋には、家の中での移動がしやすい、階段の踏み外しによるケガの心配がない、メンテナンスのコストが抑えられるなどといったメリットがあります。古い平屋だと、防犯上の危険がある、日当たりの確保が難しいといったデメリットがあるため、リフォームをして住み心地の良い空間にすることがおすすめです。

リフォームを依頼する業者を選ぶ際は、平屋リフォームで施工実績のある業者から選ぶようにしましょう。関西・名古屋エリアでのリフォームなら、ナサホームにお任せください。