キッチンや玄関の収納力を高めるパントリー リフォーム

キッチンでの作業を楽にするパントリーは、キッチンリフォームの際に設置を検討したいもののひとつ。料理だけでなく、日々のお買い物の手間も省けて便利なパントリー。実際に、リフォームで新設したお客様からも「つくってよかった」という声をいただいています。 今回は、パントリーリフォームで後付けする際のコツや、注意すべきポイントについて解説してまいります。


この記事は約6分で読み終わります。

キッチン周りの収納をパントリー で高めてみませんか?

パントリーの魅力って?

パントリーの別名は「食料庫」。とはいえ、レストランやホテルなどの施設では食料だけでなく食器などを収納することもあります。一般の家庭につくる際はお米や缶詰など、常温保存できる食料に加え、調味料や日常的に使うことの少ない調理器具や食器などを収納するのに最適。
キッチン脇にウォークインクローゼットのように後付けするタイプが人気です。
このパントリーの一番の魅力は、収納スペースが増えること。調味料がたくさん並んでいたり、調理器具があちこちに収納されているキッチンはやはり使いにくいものです。すぐに使う必要のないものはパントリーにしまうことで、キッチン周りをスッキリと片付けられ。効果的な作業スペースをつくることができます。
また、お米や保存食などのストックをキッチンのすぐ近くに置いておけるのもパントリーの魅力。買いだめしておいたものをすぐに取り出せるので、日々のお買い物や食料を取りに行く手間も省けます。

目次へ

パントリーをリフォームする際に気をつけたいポイント

まずはリフォームの計画を立てよう

キッチンにパントリーをつくる際に、まず考えておきたいのはその用途や収納するものの種類。そのためにもリフォームを依頼する前に、ご自宅に本当にパントリーが必要か、またパントリーを設置する場所はどこが良いかか考えてみましょう。

■パントリーの場所はどこにすべき?
キッチンで使うことが多いパントリーは、やはりキッチンからアクセスできるのがベスト。ただし住まいの中に勝手口がある場合は、その近くにパントリーを設置すると、お買い物から帰ってきたら、勝手口からパントリーに入り食品をすぐに収納できるといった便利な動線が出来上がります。
また、パントリーに出入り口を複数設け、キッチンや玄関など多方面からアクセスできるようにすると、利便性はさらに向上します。

■パントリーに何を収納するのか
便利な収納スペースのパントリーですが、収納量は限られています。
設置する前にみなさんの日々の生活の中で、日用品や保存食、食器類、調理器具や家電などパントリーに収納しておくと便利なものをピックアップして、何をどのくらい収納することになるのか考えておくと、パントリーの大きさや棚のつくり方などの計画をスムーズに進めることができます、

■意外と大切なのが方角
食品を保存することが多いパントリーをつくる際は湿気や温度の変化にも気を配りたいものです。例えば、南向きや西向きにキッチンがある場合、そこにパントリーを隣接すると、夏場に日光が当たりパントリーの中の温度が上昇して、食品が腐りやすくなってしまうことも。また食料を多く収納すると匂いもこもりがちになりますので、換気や風通しの良さも重要。パントリーは家の中の比較的涼しく風通しの良い方角につくるのがコツと言えます。

どんな間取りが最適?パントリーのレイアウトパターン

パントリーをつくる場所や方角、収納したいもののリストアップができたら、次はパントリーのレイアウトを考えてみましょう。

■キッチン横などのウォークインパントリー
もっともスタンダードなのがウォークインクローゼットの食料庫版ともいうべきウォークインタイプのパントリー。設置に適した箇所は、キッチンの横や玄関。人が入るタイプなので設置には最低、1〜2畳ほどのスペースが必要です。また間口は90cm程度、棚の深さには3〜40cmを見ておくと、収納物の搬入搬出や中での作業が楽になります。
キッチンにつながるパントリーの出入り口には換気性能を高めるため、ドアを設けないのが一般的。匂いなどを気にされてドアをつけるという場合は、荷物を持ったままでも開閉しやすく、スペースを節約できる引き戸の設置がおすすめです。
また、棚を造付したりカウンターや机を設けるのも収納力や作業性を高めるための良い方法。これらはリフォーム業者と相談しながら考えてみましょう。

■キッチンの背面に設けるパントリー
ウォークインタイプのパントリーを設けるほどのスペーズがない場合は、キッチンの背面にパントリーを設けるのも良い方法です。壁面を活用して深めの棚や観音開きの収納を造作することでも収納力はアップします。また、この背面パントリーのメリットとしては、調理中にちょっと振り向くだけで必要なものを取り出すことができる点。お料理好きの方にとっては、背面パントリーの方が使い勝手の面では便利となるケースもあります。

目次へ

実例&価格から見るパントリー リフォーム

ナサホームのパントリーリフォーム事例

■パントリーを造作した収納力のあるL型キッチン

パナソニックSクラスL型キッチンの背面の、カップボードのコーナー部分にパントリーを造作し、デッドスペーストなりがちなコーナーを活用し、大容量の収納を可能にしました。

この施工事例の詳細はこちら

■大容量のパントリーを設けたキッチン

背面型のパントリーの設置事例。カップボードとパントリーを合わせて大容量を実現。パントリーの棚は可動式のため、用途や収納するもののサイズに合わせて調整が可能となっています。また、キッチンの前にも造作収納を用意し、こちらにはリビングで使う小物や電話帳などが収納できるようになっています。

この施工事例の詳細はこちら

パントリーのリフォームその予算は?

住まいの形やご家族様のライフスタイルによってパントリーの大きさや形は大きく異なりますが、ここでは一般的なパントリーリフォームを行った際の費用の目安をご紹介します。

■ウォークインタイプのパントリーの費用
ウォークインタイプのパントリーをつくる場合は、壁の撤去などの間取り変更が必要になることが多いため、ややコストがかかります。
こうした壁の撤去などを行わない場合は10〜30万円程度、間仕切りや壁・ドアの追加が必要な場合は30〜50万円程度の費用が相場となります。

■キッチンの背面に設置するパントリーの費用
キッチンの背面に設置するタイプの場合は、20万円〜が費用の相場になります。ただしこちらも、棚の造作や引き出しの設置など、追加する設備によって価格は増減します。

目次へ

まとめ

お料理やお買い物の手間を大きく軽減させてくれるパントリー。
せっかくリフォームするのであれば、こだわり抜いて使いやすく、見た目も良いものにしたいですよね。ナサホームでは、造り付けの棚などはもちろん、キッチンリフォームに最適な各社の製品を豊富に揃え、お客様に最適な製品・施工応報を選択・提案いたします。パントリーだけでなくキッチン丸ごとのリフォームのご用命ももちろん承っておりますので、ぜひお問い合わせください。