防音や防汚に最適クッションフロアリフォーム

コストを抑えて、手軽にフローリングなどの見た目を表現できるフロアマット。 クッションフロアは、塩化ビニルなどの樹脂でできているため撥水性が高く、これまではキッチンなど水を使う床に使用されることが多かったのですが、近年さらに多彩な機能やデザインが登場したことで、その活躍の幅が広がっています。 クッションフロアの基本知識とともに、メリット・デメリット、さらにはリフォームで施工する場合の注意点なども詳しくご紹介してまいります。


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クッションフロアの基礎知識

クッションフロアの施工例や施工費用を確認する前に、まずはクッションフロア特性やメリット・デメリットについて知っておきましょう。

クッションフロア の特徴

クッションフロア(CFフロアとも)は、塩化ビニールなどの樹脂素材で作られた床材のこと。その名前の通り、ビニールの裏側にはクッションが貼られており2〜4mmほどの厚みがあります。通常は表面にフローリングやレンガ、石材の模様をプリントしており、これを床に貼り付けることでそうした、素材の見た目を手軽に再現できるため、一般の住宅はもちろん、店舗や病院などの施設でもよく使われています。

クッションフロアのメリット

■コストが安い
クッションフロア最大のメリットは何と言っても本物のフローリングや石材と比べて、コストの安さ。塩化ビニルなどの安価な素材を使っており、必要とする大きさに合わせて購入できるため、コストを抑えて施工が可能です。

■高い防水性性能
表面を樹脂や体に無害なガラス材でコーティングしているため、水を吸収しにくく、また汚れにも強いのもメリット。キッチンやトイレ、水を使う場所の床に多く使われているのはこの耐水・防汚性があるからなのです。

■衝撃吸収・防音効果
クッションフロアには、裏側にクッションが貼られているため、踏んだ時に柔らかな質感を感じることができます。この柔らかなクッションが衝撃や音を吸収するため、ある程度の耐衝撃・防音効果が期待できます。特に小さいお子さんのいるご家庭では、安全性や階下への防音のために利用されることもあるようです。

■デザインバリエーションが豊富
クッションフロアの表面はプリントによってテクスチャをつけていますので、色や柄が多彩に展開できるのも魅力。特に近年ではデザインにこだわったものも多く登場しており、キッチンや水回りだけでなく、リビングや子ども部屋などに利用されることも多くなってきました。

■撤去や張替えも簡単
コストが安く、簡単に張り替えられるクッションフロアはリフォームに最適な素材。お部屋のイメージを変える場合にも、素早く撤去して張り替えることができます。またクッションフロアに大きな傷がついてしまった場合でも、一部を張り替えるだけで、美観を保つことができます。

クッションフロアのデメリット

■熱に弱く耐久性も高くない
クッションフロアは樹脂製のため熱には強くありません。また強い日差しが差し込む高温の場所などでは、変色や変形することがあります。
ただしこうした場合でも気軽に張り替えられるため、劣化や傷が気になったらリフォームしておきましょう。

■変形しやすい
重いものを上に乗せた場合、跡がつきやすいのがクッションフロアのデメリット。また一度ついた凹みや変形はなかなか直りにくいのも難点です。

■通気性がやや悪い
樹脂製のため通気性が高くなく、湿気がこもりやすいのもデメリットのひとつ。ただし、クッションフロアを張る際にあらかじめ湿気やカビの対策を施すことである程度、フロアの下に水分が溜まるのを軽減することができます。

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クッションフロア のリフォーム手順

クッションフロアはどのような場所、部屋に向いているのでしょうか。またリフォームなどでクッションフロアを張る際はどのような手順を取るのでしょうか。

クッションフロアに向いている部屋

防水性能が高いクッションフロアは、キッチンやトイレ、脱衣所など水を使うお部屋に最適。トイレやキッチンは床が汚れることも多いので、掃除しやすいクッションフロアであれば、床を清潔に保つことも難しくありません。
また、子ども部屋やペットのお部屋でもクッションフロアは活躍します。子供部屋であれば、足音が階下に伝わるのを防ぐだけでなく、簡単に張り替えのリフォームができるため、子どもの成長にしたがってお部屋の印象を大きく変えることができます。ペットの場合も、安価なクッションフロアであれば、傷がついても取り替えが可能ですし、万一の粗相の時にもシミにならずに簡単に掃除することができます。

クッションフロアリフォームの手順

①クッションフロアを床に張る際はまず、お部屋の家具を移動し、下地がフローリングの場合は、目地の凹凸ができないように処理し(クッションフロア の張替えのみの場合は不要)床を綺麗に掃除してゴミを取り除いておきます。

②きれいになった床にクッションフロアを仮置きし、必要な分だけカットします。

③床に置いたクッションフロアを半分めくり、床用の接着剤を均一な厚さになるように塗布します。

④接着剤が半透明になったらめくっていた床を戻し、空気を抜きながら貼り付けていきます。半分の貼り付けが済んだら、残りの半分をめくり③と同じように接着剤を塗布していきます。

⑤継ぎ目などがある場合は目立たないようにローラーを使って圧着し、継ぎ目にシーラーを流し込んでいきます。最後にお部屋の端に合わせてクッションフロアをカットしたらクッションフロアの張り付け完了です。

クッションフロアの寿命・リフォームタイミング

一般的なクッションフロアの耐久年数は10〜15年ほど。ただし直射日光が当たったり、水が頻繁にかかるような場所で使用されている場合は、耐久年数が短くなります。また変色がある、汚れがこびりついて取れない、傷や割れがある、すぐに剥がれしまうといった状態が見られたら。張替え・リフォームのタイミングです。

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クッションフロアリフォームの費用と実例

クッションフロアは比較的安価に施工ができるのですが、実際にどのくらいの費用が必要なのでしょうか。また実際に施工するとどのような見た目になるでしょうか。

クッションフロア張替えリフォームの費用

クッションフロアを張る際は、1㎡あたりおおよそ、2500〜5000円程度。6畳程度の部屋の床を全てクッションフロアにした場合、5万円程度が必要となります。ただし、クッションフロアのデザインや厚さによっては、若干費用が上がることも考えられます。

ナサホームでのクッションフロアを使ったリフォームの事例

かつてはフローリングやリノリウムのような簡素な柄の多かったクッションフロアですが、デザインバリエーションも次第に増えてきており、ナサホームでもトイレや水回り、キッチンなどでお客様の理想とされるデザインを再現するため、何種類ものクッションフロアを用いています。

■ヘリンボーン柄のクッションフロアで北欧風のレストルーム

トイレの床にヘリンボーン柄のクッションフロアを張り、品があり華やかな雰囲気に。重厚感のある床と、明るいグリーンの壁紙のコントラストもご好評をいただきました。
この施工内容詳細はこちら

■タイル調のクッションフロアでモロカンテイストの可愛い洗面所

洗面所の床に、モロッコのインテリアをイメージした「モロカンタイル」を配したリフォーム例。インパクトと可愛さを感じられる空間となりました。
この施工内容詳細はこちら

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まとめ

施工が簡単で比較的コストも安いクッションフロアですが、いざDIYで張り替えようと思うと意外と難しいもの。特に床に接着剤を塗る際に凸凹してしまったり、床とクッションの間に空気が残ってしまい見た目が悪くなってしまったなどの失敗例もよく耳にします。
せっかくリフォームで床をきれいにデザインするなら、信頼できるリフォーム業者に依頼するのが一番。
数多くの事例を誇るナサホームであれば、張り付けの技術はもちろん、お客様のイメージに合わせたクッションフロア選びからご提案させていただきます。