リフォームすべき時期&季節はいつ?

そろそろリフォームすべきかしら……と思ってはいるものの、きっかけがつかめず何となく後回しになっていませんか? リフォームにもタイミングというものがあり、それを知ることで無駄なく効率的なプランが立てられるのです。


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リフォームに適した時期【季節編】


1年のうちでもリフォームに向いている時期と避けたほうがよい時期があるのをご存じでしょうか。

リフォームに向いている季節

春、4月以降の気候が安定する時期
春は気温も上がりお天気も安定してくるので、外構をはじめ外装・内装のすべてのリフォーム工事に最適の季節といえます。
また、費用面でも4月は新年度の始まりとなるので、補助金や助成金制度を受け取りやすいチャンスでもあります。
秋、10月以降の気候が安定する時期
春と同様、10月も天気が安定しているのでリフォーム工事に適しています。
冬に比べて日照時間が長いので比較的長時間外回りの作業が行えるのもポイントです。ただし台風シーズンには注意が必要です。

このように、春と秋はリフォームに好適なシーズンですが、その反面、工事の予約で埋まっていることが予想されます。したがって、リフォームをお考えならワンシーズン早めから計画を立て、リフォーム会社と相談しておくことをおすすめします。

リフォームにあまり向いていない季節

梅雨時
6月〜7月頃の梅雨の時期は屋根や外装・外構リフォームは避けたほうがよいでしょう。
雨天で工事日程がずれたり、塗料や樹脂などが乾きにくく、後期が長くかかってしまう可能性があります。
逆に室内のクロスの張り替えや、屋内の設備工事など天候に左右されないリフォームなら気にせずに依頼できます。

盛夏期
大規模なリフォームになると、工事が終わるまでエアコン(冷房)が使えなくなる可能性があります。
屋根・外壁などの外装リフォームや窓の交換などをされる場合は、事前にエアコンの使用が可能かどうかを確認して予定を立てましょう。

厳寒期
冬は日照時間が短く天候も不安定で気温も低いため、家の外側のリフォームは工期が遅れたり仕上がりに影響がでたりすることが考えられます。
屋根や外壁の塗装工事では、気温や湿度が整わないと、塗料の乾燥や硬化の関係で工事ができないこともあります。
リフォーム会社の繁忙期・人手不足の時期
1~3月のリフォーム会社が決算を迎えて繁忙になる時期や、職人さんが休暇に入る夏休み・冬休みなどは施工現場の人手が不足するため、工期が延びたり費用が割高になったりする可能性があります。

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リフォームに適した時期【築年数編】

Old abandoned timber house in forest, Japan

住宅の築年数によってリフォームが必要になる時期を知っておくと、効率的に計画が立てられます。

リフォームをするのに、時期を知るのが必要なわけ

住宅の部材や設備、機器などにはそれぞれ寿命や耐久年数があります。壊れてからの交換や改修では生活が不便になり、急な出費で負担がかかってしまいます。

◉築5〜10年:早めのメンテナンス
室内の壁や外壁、浴室のドア、天井などの汚れや破損が少し目につくようになり、小型給湯器や食洗器などの頻繁に使う設備にも不具合が出てくる時期といえます。
さらに木造住宅ではシロアリ防除が必要になる頃でもあり、早めの小規模リフォームで住まいの寿命を延ばしましょう。
◉築10〜15年:水廻りのリフォーム時期
浴室・トイレ・洗面台・キッチンなどの水廻り設備が劣化し不具合が出始めます。
設備を交換する際は内装リフォームも同時に行うのが得策。いずれ内装リフォームを行うときは設備を移動させなければなりませんので、その手間が省けて費用も割安に抑えられます。
また、屋根材、雨樋・外壁も亀裂などのチェックが必要になる時期です。
◉築15〜20年:大規模修繕時期
給排水管や建物の基礎部分などが老朽化してきます。キッチンや浴室なども劣化してくる頃です。
システムキッチンやユニットバスの交換と同時に内装の張り替えも検討する必要があるなど、比較的大きな修繕を迎える時期といえます。
◉築20〜30年:増改築レベルのリフォーム時期
住宅の耐用年数は一般的には30年前後といわれています。
設備の交換や外壁、窓、屋根の塗り替えと同時に、暮らし方に合わせた間取り変更といった増改築レベルのリフォームを検討されてもいいでしょう。

住まいの部位ごとに見るリフォーム時期

家の部位別のリフォーム時期の目安をご紹介します。
<キッチン>
使用頻度が高いうえに水を使うので老朽化が進みやすくなります。キッチンのほとんどの設備は耐用年数が10年〜20年に設定されています。
また、レンジフードの吸引力低下や食洗機の水漏れなどが見られる場合は、耐用年数に関係なく交換リフォームをおすすめします。
・レンジフード・ビルトイン食洗機:10~15年
・ビルトインガスコンロ・IHクッキングヒーター:10~15年
・システムキッチン本体:15~20年

<浴室・洗面所>
浴室など水廻り設備は10年〜15年、洗面所は10年〜20年がリフォームの目安です。
・ガス給湯器、エコキュート:10~15年
・洗面化粧台:10~15年
・システムバス本体:15~20年

<トイレ>
陶器の便器は長寿命ですが、シャワートイレが故障したり便器が割れてしまったりした場合は早急に交換が必要です。
・シャワートイレ:5~8年
・トイレ本体:10~15年

<内装>
フロアタイルやクッションフロアなどは耐用年数より早い時期に変色や凹み、きしみなどが出る場合があります。
特に水廻りの床材は水滴や湿気による影響を受けやすいのでこまめに点検しましょう。
・フロアタイル、クッションフロア・畳:6~10年
・壁、天井クロス:10~15年
・フローリング:15~20年

<外壁・屋根>
外壁や屋根は10年前後で塗り替えるのが理想的です。窯業系や金属系サイディングの場合は打ち直しが必要になります。

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リフォームを検討すべきタイミングはどう見極める?


リフォームする前に、まず検討すべきことやチェックポイントなどをご紹介します。

こんなときはリフォームのタイミング

・劣化が気になりだした
湿気や水漏れによる壁や床材の劣化、屋根・外壁の汚れなどが目立って気になりだしたら、早めにリフォーム会社のアドバイスを受けましょう。

・間取りが合わなくなった
家族構成の変化や住まう人の暮らし方が変わり、住まいと生活にギャップが出ると住みづらくなります。こうした際はリフォームを行うタイミングです。
・設備の調子が悪くなった
特に水廻り設備は耐用年数に関わらず、お手入れ状況や使用頻度によって劣化具合が変わります。汚れ、カビや腐食、異臭や異音がするなどの不具合が感じられるようになったら、リフォームを検討しましょう。

リフォームを依頼する前に確認したい4つのポイント

①家の状態を正しく把握しましょう
まず、自分で家の状態や不具合をきちんと把握しましょう。実際に目で見て確認すれば相談もスムーズにできます。

②リフォームがどこまでできるか理解しましょう
家によってできるリフォームの範囲は異なります。特に、マンションでは管理規約などで制限があるので事前の確認が必要です。

③リフォームに優先順位をつけましょう
すべてを新しくするには高額な費用がかかります。生活に大きく影響する部分を考え、優先順位をつけてリフォームを検討しましょう。

④信頼できるリフォーム会社を選びましょう
複数の会社に相談して、説明や見積書の内容などを比較し、費用だけでなく、納得できるリフォーム会社を選ぶのがベストです。

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まとめ

リフォームをどのタイミングで実行すればいいか迷っていらっしゃる方に、お役に立てる情報をまとめてみました。ご興味を持たれたら、ぜひお気軽にナサホームにお声掛けください。専門のスタッフが対応させていただきます。