6つの失敗パターンから学ぶ!後悔しないリノベーション

家のリノベーションは、今後の暮らしを大きく左右する大事な工事です。失敗しないために、施工前にいくつかポイントをおさえておきましょう。 今回の記事では、後悔しないリノベーションをするために重要なことを詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。


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リノベーションの失敗パターン6選

この項目 では、リノベーションでよくある失敗例を紹介します。

間取りで失敗した

理想の間取りでリノベーションしたものの、いざ完成したら思い描いていたものと違っていた、という失敗は意外と起こります。場所によってどんな失敗例があるのでしょうか。

キッチンのリノベーション失敗例

キッチンの失敗でよくあるのが、奥行が広すぎたり、狭すぎたりすることによる失敗です。

奥行を広く取りすぎると、背面のものが取りづらく不便に感じることがあります。また、リビングを広く取るためにキッチンを削ったら、手持ちの食器棚との間が狭く、すれ違えなくなったといった例もあげられます。

ほかにも、キッチンとリビングの間に仕切りや壁がないせいで、臭いや調理音がリビングに漏れたり、冷暖房の効率が悪くなったりすることがあります。

<改善のポイント>
キッチンは1日の利用頻度が高い場所なので、リノベーションをする際は実際の利用シーンをよくシミュレーションしておきましょう 。

トイレのリノベーション失敗例

たとえ家族であっても、トイレを使うときには気を遣いたいものです。部屋のすぐ隣にトイレをつくってしまうと、音が気になり落ち着かなくなってしまうかもしれません。

また、トイレ内部の雰囲気を重視するあまり収納する場所がない 、2階建ての1階部分にしかないため不便に感じる、玄関やリビングからすぐ見える場所に設置してしまい使いづらい、などの失敗例もあります。

<改善のポイント>
トイレもキッチン同様、毎日使用する場所です。実際の利用シーンを考えたうえで、家族のストレスにならない位置に設置しましょう。

リビングのリノベーション失敗例

リビングのリノベーションでは配置したい家具に合わせた間取りを考えなければなりません。

イメージが固まっていないと、部屋の広さと家具の大きさが合わず導線が悪くなったり実際より狭い印象になってしまったりすることがあります。

ほかにも 、リビングを広くしたために冷暖房効率が落ちてしまうのも、よくある失敗例です。

<改善のポイント>
リノベーションで家具を一新する場合、家の間取りを決める時点で家具も選んでおくと良いでしょう。

また、リビングを広くする場合は断熱性を高める施工を検討しましょう。戸建てでは窓ガラスをペアガラスへ交換、マンションでは内窓を設置するなどが考えられます。

寝室のリノベーション失敗例

リビングやキッチンのすぐ隣に寝室を設置すると、生活音が気になって熟睡できなくなることが あります。

また、寝室を東向きに設置したら日当たりは良くなったが、夏場は太陽の日が差し込んで朝からまぶしいうえ、暑くて寝られなくなってしまったという失敗例もあります。

<改善のポイント>
寝室は生活音が気にならないように、水回りから離れた位置に設置すると良いでしょう。また、防音効果のある壁紙を利用することもおすすめです。

日差しが気になる場合は、部屋の方位を考えるだけでなく、遮光カーテンを設置して就寝時は部屋を暗く保ちましょう。

配線に関するリノベーション失敗例

日常生活でコンセントを常に使用しているにも関わらず、目立たないためリノベーションでは後回しに考えてしまうことがあります。その結果、コンセントの数が足りなかったり、位置が使いづらかったりという失敗につながります。

<改善のポイント>
コンセントはどんな家電を使うかによって必要な種類が異なります。あらかじめどこでどんな家電を使うかイメージしたうえで設計しましょう。ドアを開ける方向なども考慮する必要があります。

物件が売りづらくなった

将来的に家の売却を考えている場合、自身や家族の趣味を重視して独創的なデザインを採用すると、買い手がつきにくい物件になってしまうことがあります。

例として、必要以上に専門的なキッチンや、あまりにも個性的な内装などがあげられます。

イメージと違った

間取り図では納得したものができあがっていたのに、いざ完成して住んでみると、思っていたイメージと違うケースもあります。部屋と部屋の間が移動しにくい、家具が置きにくくなったなどの声が聞かれます。

イメージに近い間取りにするには、最初に部屋の中に置く家具や家電の配置を決めておくことがポイントです。

資金計画が崩れた

リノベーションには、まとまった資金が必要です。

好みの家に仕上げたい気持ちが強くなり、想定以上の金額でリノベーションを進めてしまうと、後になって日常生活に経済的な支障が出てくる恐れがあります。

将来的に、趣味や旅行などに費用を割けなくなってしまうかもしれません。

プランニングが正確でなかった

リノベーションをするときには、現在の生活だけでなく、数十年後の生活も同時に考えなくてはいけません。今は住みやすい家だとしても、年数が経って住みにくくなる可能性も十分あります。

例えば、部屋数が足りずに子ども部屋が確保できなかったり、階段や段差が多くて老後のケガのリスクが高まったりする可能性があげられます。

業者選びで失敗した

リノベーションを行う際に最も重要なのが、業者選びです。リノベーションは、プランニングから工事までの流れをすべて行うため、知識が豊富で信頼のおける業者に依頼することが重要です。

リノベーション知識が乏しい業者に依頼してしまうと、理想の間取りにならなくなってしまったり、連携がうまく取れずトラブルが発生したりする恐れもあります。

トラブルを防ぐために、リノベーション業者は慎重に選びたいものです。

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リノベーションで失敗しないための4つのポイント

後悔のないリノベーションを行い、気持ち良く生活できる空間を手に入れるには、どのようなことを注意すると良いのでしょうか。

1.資金計画

リノベーションを進めていくうちに、予算が足りなくなって希望のリノベーションができなくなってしまうことが考えられます。余裕を持った予算を立て、資金計画を進めるようにしましょう。

リノベーション費用だけでなく、物件の購入価格や購入にかかる諸費用を含めたトータルの予算をイメージしておかなければなりません。

2.物件選び

中古物件を購入してリノベーションをするときは、物件探しの際に以下の点を必ずチェックしましょう。

耐震性

1981年に、建築基準法が改正され、震度6から7程度の地震に耐えうる強度にしなければならないという基準が設けられました。

古い物件の耐震性をチェックする際は、この基準を満たしているかどうかがポイントです。

共用部分

マンションなどの集合住宅であれば、ゴミ捨て場や自転車置き場などの共用部分の管理状態を確認しましょう。管理状況を確認することで、快適に住むための環境が整っているかどうかを判断できます。

また、修繕積立金制度がなかったり、積立金が著しく安かったりすると、将来的に一時金として高額の修繕費用を支払わないといけなくなるケースもあるので、確認が必要です。

物件の構造

マンションのリノベーションを考えるとき、建物構造を考慮する必要があります。建物構造には2パターンがあり、柱と梁で支える「ラーメン構造」と、壁で支える「壁式構造」にわけることができます。

間取りの変更を伴うリノベーションをするならば、ラーメン構造が適しており、今ある壁を生かすなら柱や梁がなく、広く感じられる壁式構造が適しています。

なお、マンションによってはリノベーションそのものを禁止しているところもあるので、契約前に確認するのを忘れないようにしましょう。

修繕計画

マンションには、修繕計画が立てられており、10年から15年ほどの周期で修繕が行われます。

マンションの売買契約時に説明 される「重要事項説明書」に、修繕計画やこれまでの修繕履歴、積立金について明記されています。契約時にきちんと確認して入居後のトラブルを防ぎましょう。

3.プランニング

優先順位をつけずに、希望する設備をすべて組み込もうとすると、予算がオーバーしてしまいます。

リノベーションを行う目的を明確にして、優先順位をつけましょう。優先度の高い箇所はこだわり、低い箇所は一歩譲ることで予算内に抑えられます。

また、判断に迷ったときも優先順位をつけていれば計画にぶれが少なくなります。

4.業者選び

リノベーションを行うには、業者選びが大変重要です。リノベーションを行っている業者は多種多様で、それぞれ特徴が異なります。

業者ごとの特徴の違いは、以下のとおりです。

大手ハウスメーカー 施工実績     が豊富

アフターフォローの体制が整っている

設計事務所 デザイン性の高い部屋を提案してもらえる
地元工務店・建築会社 戸建て・マンション両方に対応できる会社が多い
不動産系のリノベーション会社 物件選びのサポートを受けられる
ワンストップ型リノベーション専門会社 物件探しとリノベーションを一貫して任せられる

おすすめはワンストップ型リノベーション専門会社

リノベーション会社の中でもおすすめなのは、ワンストップ型リノベーション専門会社です。

物件探しから工事まで一貫してひとつの業者に依頼できるため、やりとりの手間がかかりません。

ワンストップ型リノベーション専門会社を検討中であれば、ぜひナサホームをご利用ください。

物件とリノベーションを足した総予算からリノベーション計画を立てるため、予算から大きくオーバーする心配がありません。希望する物件がリノベーションに適しているかもチェックすることで、より安心して計画を進められます。

資金計画から、工事着工・完成を経て、引き渡しの後のアフターフォローまで、ナサホームが責任を持ってサポートいたします。どうぞお気軽にご相談ください。

ナサホームのホームページには、これまでご利用いただいたお客様の施工事例を多数掲載させていただいております。以下からぜひご確認ください。

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まとめ

リノベーションの失敗は、あらゆるシチュエーションから起こります。失敗パターンから学ぶことは、理想の住まいを手に入れるために重要なポイントです。また、業者選びはできあがりを左右するといっても過言ではありません。

ナサホームは、リノベーション後もずっとお客様のパートナーであり続けます。リノベーションについて不安な点がありましたら、些細なことでもお気軽にお問い合わせください。