リフォームローンは2種類!
最初に、リフォームローンの基本情報や種類について詳しく解説していきます。
古くなった住宅の修繕や改装をしたくても、自己資金が不足している場合は、リフォームローンを利用するのが一般的です。ただしローンにはそれぞれ利用の条件があり、借入限度額や金利、返済期間などはさまざまで、利用のしやすさが変わってきます。
ローンの種類ごとの特徴を理解して、自分が無理なく利用できるリフォームローンを選ぶことが大事です。
リフォームローンとは
「リフォームローン」とは、お住まいの修繕・改修することに特化した、住宅ローンの一種です。住宅金融支援機構や銀行など、さまざまな金融機関が融資を行っています。
借入目的が限定されており、お住まいのリフォームやリノベーションの目的以外では融資を受けられないのが特徴です。
リフォームの場合は住宅を新築するほどのお金がかからないため、一般的にリフォームローンは借入限度額が低く、返済期間も短めに設定されています。そのぶん金利は高いものの、住宅ローンほど審査が厳しくなく、団体信用生命保険への加入を求めない商品もあるため、比較的融資を受けやすいです。
リフォームローンには、「無担保ローン」と「有担保型ローン」の2種類があります。それぞれのメリット・デメリットを比較して、自身にとって利用しやすい商品を選ぶと良いでしょう。
無担保ローン
無担保ローンはその名のとおり、リフォームをする住宅や不動産などを担保にしなくても、融資を受けられるのが特徴です。
担保を求めないぶん借入金は500万円から1000万円と低く、金利は2~5%程度と高めに設定されています。とはいえ、借入額が少なく、返済期間が10~15年と短いため、安定した収入がある人なら大きな負担になることはないでしょう。
無担保ローンは金利設定が高いぶん、比較的審査にとおりやすく、審査にかかる時間も短く済むというメリットがあります。不動産を担保にするために抵当権の設定をする手間がかからないのも、使い勝手が良いポイントです。
有担保型ローン
リフォームする住宅や土地などを担保にして、融資を受けるタイプのリフォームローンです。
担保を入れるぶん有利で、借入金額は1000万円から1億円と融資を受けられる金額が大きく、最長35年まで借り入れが可能です。また金利も1~2%程度と住宅ローン並みに低いため、大規模なリフォームをしたい人におすすめです。
ただし借入金額が高額なぶん審査が厳しく、審査期間も長めです。また担保には保証人などの人的担保も必要で、物や権利、土地といた物的担保の状態によっては、審査が通らない可能性があります。
また不動産を担保に入れるため、抵当権の設定が必要です。これはローン完済が難しい場合、担保を取り上げても良いという意思確認となるもので、登記費用が別途かかることにも留意しましょう。
リフォームローンを選ぶ際に注目すべきポイント
次に、リフォームローンの選び方や注意点を紹介します。
リフォームローンに限らず、借りたお金は返さなくてはいけません。融資を受けて修繕や改装をしても、返済できなければ、せっかくリフォームした家を手放すことになってしまいます。
次の点をしっかりチェックして、無理なく返済できるか慎重に検討することをおすすめします。
金利
リフォームローンを選ぶ際に、重視すべきは「金利」です。金利は借入額に対して支払うべき利息の割合で、数%の差でかなり金額が変わってきます。
金利は商品ごとに違い、同じ条件であれば数値が低いものを選ぶのが基本です。リフォームにかかる出費を抑えることができるでしょう。
金利には、「固定金利型」と「変動金利型」の2種類があります。
固定金利型
返済期間中を通して金利が固定され、返済の総額が変わりません。景気などに左右されることなく、安定した返済が可能です。
また返済額がわかるぶん、返済計画が立てやすいのが特徴です。
変動金利型
国内の経済状況によって金利が変動するため、景気が悪いときであれば、総返済額を低く抑えられる可能性があります。ただし逆に金利が上がるリスクもあるため、慎重に検討してください。
借入金額・返済期間
借入金額や返済期間は、リフォームの費用を完済するための返済計画を立てるうえで重要です。
借入金額は金融機関や商品によって異なるため、リフォームに必要なお金をもれなく借りられるローンを選びましょう。返済期間もさまざまなので、自身の収入状況にあわせて、堅実に返済できる計画を立てることが大事です。
ローンの返済方法には、「元利均等返済」と「元金均等返済」の2種類があります。
元利均等返
済
月々の返済額を一定にする返済方法です。毎月の負担が変わらないため、ライフプランに合わせて返済計画を立てやすいのが魅力です
その反面で元金の減りが悪いため、そのぶん利息や総返済額が高くなりがちです。
元金均等返済
毎月の返済額に含まれる元金を一定にして返済をしていくため、総返済額をできるだけ少なく抑えることが可能です。
融資直後は毎月の返済額が大きく、家計に与える負担が大きいものの、返済をし続ければ月々の返済額が下がり、負担も軽くなります。
かかる費用を確認
借りられる金額だけでなく、総費用にも注目しましょう。ローンを組む際には保証料や印紙税、事務手数料など、さまざまな費用がかかります。
こういった費用は借入金額や金融機関によっても変わってきます。そのため、借り入れの際は、複数のローン商品を比較してから選ぶことをおすすめします。
審査基準
基本的に住宅ローンと変わらないものの、金融機関によって差があるため、審査基準も確認しておくと良いでしょう。融資は審査に通らなくては受けられません。
リフォームを急ぐ人は、比較的審査がとおりやすくスピードも速い、無担保ローンがおすすめです。
生命保険
団体信用生命保険の利用も検討すると良いでしょう。リフォームローンも住宅ローン同様に、団体信用生命保険が適用される商品があります。万が一契約者が返済途中に亡くなったときに、保険金を返済に充てることができるため、安心感があります。
ただし加入には追加費用がかかることもあるため、契約前に必ず確認をしてください。
リフォームローン選びで迷ったときは?
リフォームローンの選び方に迷ったら、ローンの相談に応じてくれるリフォーム業者に相談するのも選択肢のひとつです。
実際に多くのリフォーム業者が、クレジットカード会社と提携してローンの相談に対応しています。弊社ナサホームもそのひとつです。
ナサホームは、ローンの相談はもちろん、リフォームの内容やお客様のライフスタイルに合わせたご提案も行っています。創業以来、62000件以上ものリフォーム実績を誇る会社です。お見積りも無料ですので、どうぞ安心して、ご自宅の修繕や改装をお任せください。
まとめ
リフォームローンは、いまお住まいの修繕・改装を行うときの強い味方です。必要な融資を受けて、納得のいくリフォームを実現しましょう。
種類ごとの特徴や選び方を理解して、無理なく利用できるローンを選ぶことをおすすめします。