室内ドアをガラスドアに変えるには?

廊下や玄関、北向きの部屋がなんとなく薄暗い。そんなお宅がありましたら、ガラスの入ったドアを採用してみてはいかがでしょうか。 光が入ってきて明るくなるだけでなく、様々なメリットが感じられるといいます。 今回はガラスの入った「ガラスドア」を住まいに取り入れたリフォームをご紹介しましょう。


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ガラスドアでスタイリッシュな空間を


採光だけでなく室内に上質な表情を演出するガラスドア。暮らしを快適にする機能面と心地よく感じさせるインテリア性にも優れています。
ここではドアの一部にガラスが入ったものも、全面ガラスのドアのどちらも「ガラスドア」として見ていきましょう。

近年人気が高まるガラスドア

住まいの中に明るさや開放感を取り入れるためにドアにガラス入りを採用されるケースが増えています。しかも、ドアにはめ込むガラスには豊富な種類があり、上質なインテリア性もあります。
採光目的をはじめ、住まいの中の雰囲気を変えたいという場合にもガラスドアは人気を集めているのです。

ガラスドアを内装に使うことのメリットとデメリット

【メリット】
◎光を取り入れられる
例えば家の中央付近に玄関がある場合、窓を取り付けるスペースがないと、玄関は暗くなりがちです。
そんな場合、ガラスドアにすることで、外からの光を取り込めて明るい玄関に生まれ変わるのです。

◎開放感が生まれる
商業ビルやオフィスの玄関ドアのように、全面に透明ガラスを使用したドアを室内にも採用すれば、境界がなく、開放感がある空間をつくることができます。

◎高いデザイン性でスタイリッシュな空間に
ガラスを一部にはめ込んだガラスドアは、様々なガラスとフレームの組み合わせで、どこにもない個性的なドアをつくれます。高いデザイン性でどんな部屋の雰囲気にもマッチするでしょう。

◎プライバシーが守れる
透明ガラスだと中が丸見えになりますが、磨りガラスやサンドブラスト処理したフロストガラス、模様や柄の入った装飾ガラス、人気のレトロガラスにすればプライバシーを守れます。

◎照明の消し忘れがわかる
ガラスドアを採用することで、お部屋や廊下の照明の消し忘れを防げます。逆に留守の間に明かりを点けておけば光がドアから漏れて防犯にも役立つでしょう。

【デメリット】
◎ガラスは割れることもある
ガラスなので割れる可能性があります。でも、最近では高い強度のある強化ガラスや、割れても粒状になる安全なガラスなど、「割れる」「危ない」状況になる可能性は極めて低くなっています。

◎気密性・断熱性・防犯性が気になる
一般にガラスは、木製や金属製のドアに比べて気密性が劣り、断熱性も低く、割れるので防犯性は低いと思われます。
しかし、機能性を高めた断熱ガラスや防犯ガラスがあるので安心です。

◎価格が高く、重さにも注意
機能性の高いガラスは価格も高く、ガラス入りのドアはシンプルなドアより価格が高くなります。
また、ガラスは重量もあるので、開閉するためのヒンジ(ドアを開閉させる部品)やレールにも強度が求められます。

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【事例あり】ナサホームが作る、ガラスドアのある空間


ガラスドアのガラスには様々な種類があり、好みやお部屋によって選ばれるといいでしょう。

ガラスドアの種類とガラスドアが似合う場所

<透明ガラス(フロートガラス)>
汎用性の高い、一般的な透明のガラスです。
<すりガラス(曇りガラス)>
不透明に加工した乳白色のガラスで、採光はありつつ目隠しもしたい場合に使います。
<フロストガラス>
すりガラスに化学処理を施し、手垢が付きにくく、片面はつるつるし、その反対面は細かな凹凸があります。
<合わせガラス>
2枚以上のガラス板の中にフィルム(中間膜)が入っています。かなりの強度があり、割れても破片が飛び散りにくくなっています。防犯・防音効果にも期待できます。
<強化ガラス(テンパードア)>
熱処理を加え、普通のガラスより3.5倍~4倍の強度があります。万が一割れても破片が粒状になるため高い安全性のあるガラスです。
<複層ガラス(ペアガラス)>
ガラスとガラスの間にある中空層に乾燥空気やアルゴンガス等を封入したガラス。高い断熱効果があります。ガラスが2枚ならペアガラス、3枚だとトリプルガラス、中空層が真空では真空ガラスと呼びます。
<そのほかのガラス>
フロートガラスの強度を2倍程度高めた倍強度ガラス、絵画・建築・彫刻・装飾・工芸などの要素を取り入れたデザインガラス・装飾ガラス、ゆらぎがあるのが特徴のレトロガラス、そしてステンドグラスなどがあります。

◉ガラスドアが使われる場所
玄関、室内ドア、どこにでもガラスドアは使えます。例えば、すりガラスなら和室の障子ガラスに適しているでしょう。
オフィスや病院でよく見られる全面が強化ガラスでできたテンパードアならリビングドアに使えば広がりや開放的な雰囲気を演出。また、浴室に使えば外国のホテルようです。
室内の間仕切りやドアにはストライプ柄のモールガラスや格子状のチェッカーガラス、モザイクガラスといったレトロガラス、ステンドグラスなどを取り入ればスタイリッシュなインテリア空間を作り出すでしょう。

ナサホームの施工事例

ガラスドアから朝日が差し込む開放的な寝室

リビングに隣接し、ガラスのハイドアで仕切った寝室。北側で薄暗かった寝室に朝日が差し込むようにしたいとご要望があり、このようなプランを提案しました。
ドアを開け放てばリビングと一体の空間となり、まるで高級ホテルの客室のような非日常を味わうことができます。この施工事例の詳細はこちら

■ステンドガラスの室内ドアが印象的なリビング空間

全面改装に伴い、家の中心にあったリビングをバルコニー側へ移設しました。
約22帖の広々としたリビングダイニングへの室内ドアはLIXIL ラシッサSをお選びいただきました。
古き良き時代の香りと現代的なデザインをミックスしているお洒落なステンドガラスが印象的です。

この施工事例の詳細はこちら

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ガラスドアを住まいに取り入れるのに必要な費用


ガラスドアを採用したい場合、一体どれくらいの予算を用意すればいいでしょうか。

ガラスドアのリフォーム費用

ガラスドアに限らず、ドアの交換リフォームはおよそ次の3種類の方法が考えられます。
◉ドアのみを交換
枠はそのまま、ドア本体だけの取り替えです。気に入ったガラスドアを見つけてもドア枠のサイズと合うか、注意しましょう。
・ドアのみ交換費:5万~20万円

◉ドア枠ごと交換リフォーム
ドア本体とドア枠ごとの交換リフォームします。この場合、周囲の壁、または壁紙も取り替える必要が出る場合があるので、その分費用がプラスされます。
・ドア本体&ドア枠の交換費:10万~30万円

◉面材・ガラスのみをリフォーム
ドア本体とドア枠はそのまま、ドア表面の面材やガラスを新しくリフォームします。
・ドアの画材、ガラスの張り替え費:4万~6万円

◆玄関ドアのリフォーム費は40万〜60万円が相場です。
◆開閉方法の異なるドア、例えば開き戸から引き戸へのリフォーム費は、25万~40万円が相場です。

ガラスドア本体の費用目安

扉全体に強化ガラスを使ったテンパードアの場合
・本体価格:15万〜25万円

一般的なガラス入りのドアは大きさや材質により大きな価格幅があります。
・片開きドア本体価格:5万〜40万円

これにお好みのガラスをはめ込んでみてはどうでしょうか(横800mm×縦900mmの場合)。
・透明ガラス:0.9万〜1.3万円(厚さ4〜6mm)
・磨りガラス:1.1万〜1.8万円(厚さ2〜5mm)
・フロストガラス:2.8万〜4.1万円(厚さ5〜8mm)
・合わせガラス:1.3万〜3万円
・強化ガラス:1.4万〜2万円
・ペアガラス:1.4万〜2.5万円

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まとめ

ガラスドアのかつてはデメリットとなっていた点も今や最新技術でクリアされており、より使い勝手のいい製品が増えています。それでも疑問点や相談したい点がありましたら、ぜひナサホームにご連絡ください。ご予算に応じた最適なプランをご提案させていただきます。