おしゃれで、機能的。システムキッチンの特徴とは?
ステンレスキッチンの基本知識
ステンレスキッチンの定義は、その名前の通り材質がステンレスであること。
ステン(錆)レス(なし)の示す通り、錆が発生しにくく衛生的、さらに金属であることから耐熱性にも優れています。
またステンレスキッチンの中でも、ワークトップ(天板)からシンク、収納部分まで全てステンレス素材で統一されたキッチンはオールステンレスキッチンと呼ばれます。
ステンレスキッチンのメリット
■錆に強く長持ちする
ステンレスは水や酸への耐性が比較的強く、また衝撃などを加えても割れるということがほとんどないため、重い鍋や食器などを置くときにも安心。またステンレスは鍋やフライパンにも使われており木材の天板のように焦げたり、樹脂の天板のように熱で変形することもないため調理場に用いるには最適な素材です。
■汚れや匂いがつきにくい
ステンレスは油や水分が内部に浸透しづらいため、お手入れも比較的簡単。また、食材や洗剤などの匂い移りもほとんどありません。こうしたことから台所用の中性洗剤で、手軽にお掃除できます。
さらに、オールステンレスキッチンの中でも継ぎ目のない一体成形のタイプを選ぶと、シンクや排水口などの継ぎ目に汚れが溜まることもなく、また不快な害虫がキッチンの中に入り混む可能性も軽減できます。
■多彩なデザインが楽しめる
ステンレスキッチンは磨き上げたような質感のものから、滑りにくいものまでさまざまな表面加工が可能。さらに天板やシンクの縁の仕上げなど、メーカーがこだわりをもってデザインしているため、非常にスタイリッシュなものが多いのが特徴。業務用の厨房機器を思わせるような、無機質でインダストリアルなデザインのオールステンレスキッチンだけでなく、収納部分に木材のドアを用いたり、天板を高級感ある人工大理石にしたものなど、好みに合わせてデザインを選べるのも魅力の一つです。
ステンレスキッチンのデメリット
■表面の傷には弱い
衝撃に強いステンレスですが、表面は摩擦や引っ掻き傷には比較的弱くなっています。近年では、表面が傷つきにくいエンボ加工をしているステンレスキッチンもありますので、美しいワークトップを保ちたいという方は、こうした製品を選びましょう。
■錆が移ることがある(もらい錆)
ステンレス自体が劣化によって錆び付くことは少ないのですが、鉄製の調理器具を錆びた状態でステンレスに密着させておくと、その錆が移ってしまうことがあります。これを「もらい錆」と呼び、この錆がついてしまった場合は、クレンザーなどを使って強く擦り洗いをする必要があります。
■水垢が目立ちやすい
光沢があり艶やかなステンレスは、付着した汚れなどが目立つのもデメリットのひとつ。特に白くこびりつく水垢が目立ちやすいのが難点です。
ステンレスキッチンの選び方&リフォーム事例
人気の高いステンレスキッチン。各メーカーが、さまざまなデザインのものを発表しています。
たくさん選択肢から、リフォームの希望通りのキッチンを選ぶために。特に重視したいポイントを解説します。
ステンレスキッチンの選び方
■シンク部分
シンク選びの際に重要なのは、デザインに加え作業性や清掃の簡便さ。
天板より下にシンクをセットするアンダーカウンター式のものやシンクの縁を立ち上げたタイプのものは、水がシンク内に納まり飛び跳ねにくいのが魅力。またカウンターやシンク、そして排水区部分までを一体成形したものは、継ぎ目がなく汚れが溜まりにくいだけでなく、食材や食器の移動もスムーズに行えます。また料理好きで多くの食材や食器を扱う方であれば、スクエア形状でやや深めのシンクを選ぶと作業が捗ります。
また、シンク上部に、ラックやプレートが設置できるものもおすすめです。
家族が多い方や、水仕事の音が気になるという方は静音設計の施されたシンクを選ぶのも良いでしょう。
■キャビネット・収納
ステンレスキッチンに限らず、キッチンリフォームの際に慎重に選びたいのが収納。
シンク下、作業台、加熱機器下に十分な収納スペースがあり、収納庫を置くことができるかを確かめておきましょう。また食洗機などをオプションで追加する場合は、吊り戸棚が設置でき、収納力を補えるタイプのものがおすすめです。
また、デザインにこだわる場合は、オプションなどで収納庫の扉の素材が選べるかどうかも確認しておきましょう。レストランの厨房のようなスタイルを目指すならば、やはりステンレスのものが最適。北欧風のシンプルなキッチンなら、木目の扉や無垢の木材を使った扉が向いています。
■天板
ワークトップ(天板)を選ぶ際にまず考慮したいのは高さ。理想的な天板までの高さは、(身長)÷2+25mm~50mmとされています。そのため女性が主にキッチンに立つ場合は床から85cm程度、男性の場合は90cm程度の高さが適切です。
ステンレスキッチンで利用される天板には、「ステンレス」「人造大理石」「セラミック」などの素材があります。ステンレス製の天板は、清潔で衝撃に強いのが特徴で、表面に滑り止や傷に強い加工を施すことができます。人工大理石は酸やアルカリに強く、お手入れが簡単なのが魅力、セラミックはワインやコーヒーなどの汚れにも強く、またステンレスの弱点である引っ掻き傷などもつきにくいのですがやや高価になります。
ステンレスキッチンのリフォーム費用はどのくらい?
ステンレスキッチンのリフォームにかかる費用
ステンレスキッチンへリフォームする際の費用は、シンク・キャビネット・収納など一式を揃える場合60〜250万円ほど。シンプルな形状から、贅沢な仕上げや内装・カップボードまでこだわり抜いたものまで多彩な製品があることから、リフォーム費用にはかなり幅があります。
コストを抑えてステンレスキッチンへのリフォームを考えるのであれば、コンパクトなタイプのキッチンなどを選ぶと良いでしょう。
ステンレスキッチンはオーダーメイドも可能
ショールームなどに足を運び、各メーカーのステンレスキッチンを見比べても、どうしてもお気に入りのものが見つからないという場合は、オーダーメイドでキッチンをあつらえてしまうという方法もあります。オーダーメイドであればキャビネットの高さや収納の造作など、自分だけのキッチンを実現できます。ナサホームではこれまで数々のオーダメイドのステンレスキッチンを用いたリフォームを手掛けてまいりました。下記に、その事例を併せて紹介しておりますので是非ご覧ください。
ナサホームのステンレスキッチンリフォーム事例
■奥様の理想を叶える、こだわりのオーダーメイドオールステンレスキッチン
お料理上手な施主様の奥様のご要望にお応えして、近畿で唯一、ステンレスオーダーキッチンの企画から製造・搬入・お引き渡しまで行っているメーカー「京都 サッス」のオーダーメイドキッチンを採用。さらに、スポットライト照明、サブウェイタイルでナチュラルかつスタイリッシュなデザインに仕上げています。
■高級感のあるステンレスカウンターのオーダーキッチン
高級感のあるキッチンにしたいとのご要望に、ステンレスのシルバーと清潔感のある白がマッチしたシックなキッチンを提案。センターに設置したコンロを中心に全て別注家具で製作しています。また、シンク下はダイニング側からの収納になっており、炊飯器や電子レンジなどのキッチン家電が収納でき、見た目も機能面でもスマートな空間に仕上がりました。
まとめ
毎日使うキッチンは、清潔で使い勝手の良いものであって欲しいもの。
お料理好きの施主様にとっては、特にこだわりをもってリフォームを行いたい場所です。ナサホームでは、これまで数々のキッチンリフォームを手掛けてまいりました。
多くのお客様のこだわりの声、理想とするキッチンの形についてのご意見を、何千と伺ってきたその実績、設計やデザイン力を駆使して、皆様の理想のキッチづくりをお手伝いいたします。
清潔でスタイリッシュなステンレスキッチンをお求めの際は、ぜひ私たちにご相談ください。