階段リフォームで上り下りを安全に!気になる費用は?

家の階段は毎日上り下りするものなので、使いやすいに越したことはありませんよね。とはいえ家を建てる際、間取りや外観にはこだわっても、階段に関しては深く考えずに形やデザインを決めてしまう方は多いかもしれません。 しかし実は、階段は住まいの表情や住みやすさを左右するとても大事な部分だといえます。 今回は階段のリフォームに焦点を当てて、デザインのバリエーションやリフォーム費用の相場、リフォーム時の注意点などについて解説していきます。


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これだけは知っておきたい!階段リフォームの基本!

階段は、建築基準法に基づいて基本となるサイズが決められています。また、その種類も大きく分けて5つあります。

この項では、階段リフォームの基本となるサイズや種類について紹介します。今まで階段に注目してこなかった方も、これを見れば階段リフォームに興味がわくかもしれません。

建築基準法で決められている階段のサイズ

建築基準法においては、階段の横幅は75cm以上であることが基準として定められています。そのほか、蹴上げ(一段の高さ)は23cm以下、踏み面(足を乗せる部分の奥行)は15cm以上というのも、建築基準法による規定です。

なお、上り下りがしやすい階段のサイズは、蹴上げが18~22cm、踏み面が20~22cmとされています。特に踏み面は、基準ギリギリの大きさだと少し足元が窮屈になってしまうので、余裕を持たせた方が良いでしょう。

くわえて、手すりの設置も義務づけられています。手すりは階段を上り下りする際に体を支えられるほか、落下を防ぐためにも重要です。
手すりがない側は壁にして手をつけられるようにするか、もしも壁がない場合は手すりに代わるものを設置しなければなりません。

階段の種類

階段は、大きく分けて以下の5つに種類が分けられます。

■直線階段
文字どおり、階上までまっすぐ伸びた階段です。構造がシンプルなので設置にかかる費用は比較的安価になる傾向にあります。
ただし、スペースが狭いと急勾配になる可能性があるほか、万が一足を踏み外すと下まで一気に落下してしまうというリスクがあるため注意が必要です。

■かね折れ階段
途中でL字に曲がっており、踊り場がある階段のことです。直線階段よりも落下時のリスクは軽減されますが、設置に必要なスペースは広く取らなければなりません。吹き抜けのある住まいと相性が良いといわれています。

■折り返し階段
途中でU字に曲がり、180度折り返しているのが特徴です。かね折れ階段よりも落下時のリスクが減りますが、さらに設置スペースは広がります。途中で折り返すため階段の段数を増やすことができ、勾配をなだらかに、かつ踏み面を広く取れるメリットがあります。

■螺旋階段
お城や豪邸の階段といえば、この螺旋階段を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。円柱状のスペースに、円を描きながらステップが組まれているのがこの階段の大きな特徴です。
直線の階段よりも省スペースで設置できますが、特殊な形なので費用はやや高額になります。

■カーブ階段
ワンランク上の上質な空間を演出したいときには、優雅でゴージャスな印象のカーブ階段もおすすめです。直線の階段よりも、空間が柔らかな雰囲気になります。螺旋階段よりも踏み面を広く取りやすいので、安全性も高いのが特徴です。

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階段リフォームの例と費用相場

ここまでは、階段そのものの種類について紹介しました。

では、実際の階段リフォームにはどんな種類があるのでしょうか。気になる費用と合わせて、施工例を紹介していきます。

手すりの設置(10万円から20万円程度)

新たに手すりを設置したい場合、その費用は10万円から20万円ほどになるのが一般的です。シンプルな直線階段と比べると、かね折れ階段や螺旋階段などの曲がった形状の階段に手すりを設置するほうが費用は高くなる傾向にあります。

なお、手すりの太さは32~35mmほどあると使いやすくなるでしょう。

床材の変更(30万円から50万円程度)

階段の踏み面部分の板は、毎日の上り下りにより徐々に傷んでくるもの。老朽化が気になってきたら変更するのがおすすめです。

素材は一般的なフローリング以外に、カーペットやコルクを選べることもあります。滑りにくさや防音性を考慮して素材を選べば、より安全で快適な暮らしを実現できるでしょう。

段差や幅の変更(50万円から150万円程度)

階段の勾配(こうばい)が急で気になるときは段数を増やして段差を緩やかにしたり、踏み面の幅を広げたりするリフォームを検討すべきです。階段の周辺にスペースがあれば、階段の位置はそのままに段差や幅を変更できるでしょう。

かかる費用は増やす段差の数や床材によって異なるため、施工時にしっかり確認するのがおすすめです。なお、勾配は緩やかであるほど良いというわけではありませんので、家族にとって使いやすい高さや幅を事前に測ってから工事を進めましょう。

階段の場所の変更(150万円から300万円程度)

階段の場所そのものを変えたい場合は、家全体の間取りや構造なども考慮して工事を進めなければなりません。工事は大掛かりになるうえに、費用も高額になります。

単体で行うというよりは、家全体に関わる大規模リフォームに合わせて行うのが一般的です。

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階段リフォームのポイント

階段のリフォームを行う際には、いくつかの注意点と押さえておくべきポイントがあります。リフォーム前に確認しておきましょう。

階段リフォーム中は階段を使えない

リフォーム中は階上への行き来ができなくなるため、2階より上にリビングやキッチンなどがある場合は、生活に大きな支障が出てしまうでしょう。

長期間にわたるリフォームであれば、その間は別の場所へ移り住むことも検討しなければなりません。リフォームにかかる期間や、期間中の生活をどうするかは、事前に家族で確認しておきましょう。

制度や補助金を活用する

階段のリフォームにあたっては、一部助成制度を活用できることがあります。たとえば介護保険制度では、65歳以上で要介護・要支援の認定を受けている方の住まいに手すりを設置することで、リフォーム費用を上限20万円まで補助してもらうことが可能です。
段差をなくすリフォームも対象になることがあるため、リフォーム前に各市区町村などの対応窓口へ問い合わせてみましょう。

また、自治体ごとに助成制度を設けている場合もあります。制度の内容は自治体の窓口やWebサイトなどからチェックできるので、介護保険とあわせて確認するのがおすすめです。

規模によっては建築確認申請が必要

階段の位置変更や、位置はそのままに架け替えを行う場合は、大規模なリフォームとなります。この場合は、事前に市役所や民間の審査機関にて「建築確認申請」を行わなければなりません。

これは、事前審査により「このリフォームは問題ない」というお墨付きをもらってから工事にあたるための手続きです。審査にかかる期間は7日~数週間程度なので、余裕をもって申請を行っておきましょう。

なお、建築確認申請は床面積によって手数料が異なります。その差は1万円から50万円程度とかなり差があります。それだけに、申請時には手数料についてもしっかり確認しておくことを忘れないようにしておきましょう。

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まとめ

階段は日頃あまり注目されませんが、毎日使う家族のためにも快適であるべき場所です。

若いうちは軽快に上り下りできた階段でも、年齢とともに段差がきつく感じてしまうようになるでしょう。また、年数とともに老朽化が進むと、滑りやすくなるなど落下のリスクも大きくなっていきます。
階段に使いにくさを感じたら、リフォームのタイミングかもしれません。その際は、信頼のおける施工会社へリフォームの相談をしてみてはいかがでしょうか。

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