洗面所の「床」リフォーム!最適なタイミングと床材の選び方

洗面所の床の汚れが目立ってきた、クッションフロアがはがれて傷んできた、足場が悪くなってきたなどの理由で、洗面所の床リフォームを検討している方もいるのではないでしょうか。 今回は、リフォームのタイミング、リフォーム費用、洗面所の床材の選び方などを紹介していきます。


この記事は約9分で読み終わります。

リフォームを怠るとキケン!

リフォームが必要な状態にも関わらず、リフォームをしないままでいると、下地や土台まで腐食する恐れがあります。

フロアのはがれやひび割れ部分から水気や汚れが入り込んでいき、劣化や腐食がますますひどくなっていくでしょう。腐食の状態がひどくなると業者に依頼した場合のリフォーム費用が余計にかかってしまうので、できるだけ早めに床の張り替えをおすすめします。

リフォームを検討している場合はお気軽にこちらでご相談ください。
>>ナサホームのオンラインリフォーム相談に問い合わせる

洗面所「床」をリフォームするタイミング

洗面所の床がどのような状態になったらリフォームしたほうがいいのか、確認していきましょう。

10~15年が目安

使っている素材によって異なりますが、10年~15年経っているなら床の張り替えを考えたほうが良いでしょう。

洗面所の隣に浴室がある場合、洗面所の床板も、浴室からの湿気や水気の影響を受けやすいです。洗面所は、水気や湿気がこもりやすく、湿度が高い状態が多いため、ほかの場所よりもこまめなリフォームが必要といえます。

また、傷み具合によっては、10~15年よりもリフォームを検討するタイミングを早くする必要がある場合もあるので、心配な人はリフォーム業者に相談してもらいましょう。

こんな兆候があったらリフォームを

もしも洗面所の床が以下のような兆候がみられたら、ぜひリフォームを検討してみてください。

・床がぶよぶよしていたり柔らかい部分があったりする
・カビが発生している
・汚れが落ちない
・はがれや割れがある など

洗面所の床がこのような状態になっている場合、床や床下が劣化したり腐食したりしている可能性が考えられます。自宅の洗面所も確認してみましょう。

目次へ

洗面所床の選び方

洗面所の床に使われる床材には、さまざまな種類があります。洗面所に適した床材の中から好みに合ったものを選ぶようにしましょう。

おすすめはクッションフロア

おすすめの床材は「クッションフロア」です。ビニール製のため水に強く、耐久性もあります。また、床材に水分や汚れがしみ込んでいかないので、手入れがしやすいです。

クッションフロアは、ほかの床材と比べると、安い費用で床の張り替えができるでしょう。手入れが簡単で扱いやすく、費用も抑えられるため、メリットが多いといえます。

ほかの床材はダメなの?

クッションフロア以外にどんな床材があるのか、見てみましょう。

1.フローリング

ほかの部屋の床材にフローリングを使っている場合、部屋との雰囲気を合わせるために「洗面所もフローリングにしたい」と考える人は多くいます。しかし、フローリングは水気の多い場所には不向きです。

フローリングは木でできているため、水を吸収します。時間が経てば吸収した水は乾きますが、水の吸収を繰り返すことで黒ずみのもとになったり、フローリングの表面がはがれたりする可能性があるため、洗面所など水気の多い部屋には不向きなのです。

それでも、洗面所の床材もフローリングにしたい場合は、合板を張り合わせた「複合フローリング」が良いでしょう。

2.タイル

ほかにも、洗面所の床材に使われるものとして多いのがタイルです。タイルは水気に強く、耐久性の面でも、洗面所の床材に向いているでしょう。

しかし、クッションフロアに比べると柔らかさがなく、物を落としてしまったときの衝撃が大きいです。また、冬場はタイルの冷たさや滑りやすさが気になってしまいます。

クッションフロアはシート状になっているため貼りやすく、値段も安いですが、タイルは一枚一枚貼り合わせていかなければならないので、手間と時間がかかります。そのため、クッションフロアに比べると、値段が高くなってしまうでしょう。

目次へ

【DIYで行う】洗面所の床のリフォーム

「業者に頼まずに自分で直してみたい」という人もいるのではないでしょうか。そんな人のために、DIYで洗面所の床をリフォームする方法を紹介します。

DIYで必要な道具

DIYで洗面所の床のリフォームをする場合、まずは以下の道具を揃えなければいけません。

・洗面所の床に貼るクッションフロア
・専用の接着剤
・はさみ
・カッター

また、洗面所の床の張り替えを簡単に、かつきれいに仕上げるためには、

・こて
・ローラー
・スクレーパー
・コーキングガン

なども揃えておくと、ますます便利でしょう。

DIYでリフォームする手順

① 古い床材をはがし、スクレーパーなどを使って、接着剤跡を取り除きます。床材や接着剤が残っていると、新しい床材を貼ったときにデコボコが目立ってしまいます。できるだけきれいに、床材や接着剤を取り除くようにしてください。

② 床の寸法を測って、そのサイズよりも大きめの床材を準備します。ドアや柱、壁の部分にある、細かい凹凸まで測るようにして、メモをとっておきましょう。

③ クッションフロアを床の形に裁断します。横幅、縦幅ともに、余裕を持たせて、10cmほど大き目にカットしていきます。

④ カットした床材を実際に床に置いて、大きさが合っているか、どの位置に合わせるかなどを決めましょう。

⑤ ドアや柱、壁に当たる部分に切り込みを入れて、床材がきれいに収まるように少しずつ調整します。

⑥ 専用接着剤を、左右半分ずつ床に塗って、床材を貼っていきます。圧着させるために、ローラーを使って空気を抜いて、きれいに貼り付けましょう。

⑦ 接着剤が乾燥するまで待ちます。接着剤がきちんと乾燥するまでは、1日程度はかかります。壁と床材のあいだに隙間ができてしまったときや、よりきれいに仕上げたい場合は、コーキング剤を使用すると良いでしょう。

目次へ

手軽に洗面所の床をリフォームするなら

自分でやるよりもプロにやってもらいたいという人は、リフォーム業者に洗面所の床リフォームをしてもらいましょう。洗面所の床リフォームには、いくつかの工法があります。

重ね張りなら簡単

既存の床材の上に新しい床材を重ねて張る方法である「重ね張り」なら、簡単にリフォームが可能です。重ね張りはフローリングタイプの床には向いていますが、クッションフロアの場合はおすすめできません。

ただし、古い床材をはがしたり床板をはがしたりしないので、下地や土台に問題があっても、そのまま見逃してしまう恐れがあります。

張り替えなら安心

張り替えは床材の素材を変更したいときに用いられる工法です。フローリング以外の床材でもリフォームができるため、元々の床材を気にする必要がないので安心でしょう。床材を張り替えるときに下地や土台を目視できるため、安全性を確認することもできます。

目次へ

洗面所の床のリフォームにかかる費用

では、リフォーム業者に依頼すると、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。

張り替えだけなら4万円前後

張り替えのみの場合、4万円前後でリフォームが可能です。床の張り替えには「床材の材料費と工事費」が必要になるため、もし選んだ床材が高額なものであれば、合計額がもっと高くなる場合があります。

また、リフォーム業者のなかには、床の面積単位で料金を決める業者もあります。

例:【4㎡の洗面所の床をリフォーム(工事費込み)】

※4㎡なので㎡単価ではなく一式(4.5畳、7㎡までは1式)
※床材のみ施工、壁天井内装は含まず
※床材がクッションフロアかフローリングの場合は、壁・天井・クロスを同時施工(㎡単価になることもあります)
※下地直しは、戸建ての場合なら約6万円(条件によって金額が変わります)
※商品グレード(普及品)

・タイルへリフォームの場合
(クッションフロア→タイル) 約5万円(※下地の高さ調整をしない場合)

・フローリングへリフォームの場合
(クッションフロア→フローリング) 約5万円(※下地の高さ調整をしない場合)

・クッションフロアへリフォームの場合
(クッションフロア→クッションフロア) 約3万円

・フロアタイルへリフォームの場合
(クッションフロア→フロアタイル) 約3万円

下地や土台の工事もすると?

下地や土台の工事が必要となった場合は、8万円以上の追加費用がかかることがあります。そのため、トータル費用がどのくらいかかるか不安な場合は、業者に見積もりをお願いしましょう。

「ネットでかんたん見積もり」では簡単に費用を見積もることが可能です。ナサホーム公式サイトより「住居の形式」「リフォーム箇所」「幅、サイズ、種類」を選んでいくだけで、簡単に見積もり内容を確認できます。ぜひご利用してみてください。

目次へ

ナサホームの洗面所床リフォーム施工事例

フレンチヘリンボーン柄が印象的な洗面脱衣所


内装はナチュラルテイストで統一。フレンチヘリンボーン柄のクッションフロアが印象的なお洒落な洗面室が完成しました。
この施工事例の詳細はこちら

クラッシュグラス柄フロアタイルが映えるリゾートホテル風サニタリールーム


洗面化粧台とトイレを1つの空間に設置して、ホテルのようなサニタリールームにリフォームをしました。色鮮やかなクラッシュグラス柄のフロアタイルが空間に彩りを加えています。
この施工事例の詳細はこちら

素焼きタイル風のお洒落なクッションフロアが印象的な洗面脱衣所


間取り変更に合わせて洗面台を移設し、収納スペースをたっぷりと設けた洗面脱衣所が仕上がりました。内装は全体的にシンプルながらも、お洒落なクッションフロアが空間を引き立てるアクセントになっています。
この施工事例の詳細はこちら

フローリング調クッションフロアでナチュラルな洗面室


ホワイトのクロスに明るめのフローリング調クッションフロアを選定。洗面台の濃いブラウンが空間を引き締め、使い勝手がいいナチュラルテイストの洗面室に仕上がっています。
この施工事例の詳細はこちら

そのほかの洗面台リフォーム施工事例

洗面台リフォームの施工事例では、同時に洗面所の床リフォームも行っており、参考となる事例も多く紹介されております。ぜひご覧ください。
洗面台リフォームの施工事例はこちら

まとめ

洗面所は毎日使うところなので、できれば汚れや傷みのない綺麗な洗面所にしたいですよね。しかし洗面所は湿気や水気が多く、どうしても時間の経過とともに傷んでくることが多いでしょう。

リフォームを考えている場合は、ネットでかんたん見積もりを利用して、予算と相談してみましょう。細かなリフォームのことでお悩みならリフォームの専門会社ナサホームにお気軽に相談してください。