ウッドデッキリフォーム設置の失敗談
ウッドデッキをリフォームする前は、リフォーム後の素敵な暮らしに目がいってしまいますが、まずはウッドデッキを設置することのデメリットもしっかりと検討しておきましょう。
意外と使う機会がない?
ウッドデッキが一番活躍するのは、実は3〜4月と10〜11月の比較的気候が穏やかな季節。それ以外の季節の活用を考えるならウッドデッキを設置する際は、お庭の方角にも注意が必要。夏に直射日光が当たる場所や冬に日陰になる場所に設置してしまうと、暑すぎたり反対に寒すぎたりしてウッドデッキに出るのが辛くなってしまうことも。
設置するのであれば、南向きか東向きのお庭が最適。また、日差し対策としてサンシェードを作ったり、ガーデンルームの導入を検討するのも賢い方法です。
雨や風で腐食しやすい?
高温多湿の日本では、ウッドデッキに使われる木材は比較的早く劣化します。特にウッドデッキが雨ざらしになっている場合は数年で、腐食してしまうことも。こうした雨風の影響を最小限にするための方法としては、束柱と束石を使った施工が考えられます。日本の伝統建築の手法であるこの方法では、地面にウッドデッキの柱を設置させず、石の台座の上に立てる形をとります。こうすることで床下に雨水が入っても、柱が腐食せずウッドデッキが長持ちするのです。また、木材選びに関しても腐食に強いものや、比較的安価で耐水性のある人工木や樹脂製のデッキを選ぶことも検討してみましょう。
ウッドデッキの下が、虫や生き物の巣に
ウッドデッキの下は日陰となり、また比較的風通しも良い快適な環境となるので、夏場には虫や野良猫などが入り込んでしまうことがあります。
ウッドデッキで食事を楽しんでいたら、足との隙間から虫がわらわらとなって状況はゾッとしますよね。こうしたケースは、ウッドデッキの下にコンクリートを敷設したり、ウッドデッキの下にネットなどで囲いを作ることで対処が可能です。
大事なのはプランニング、あなたの住まいに最適なウッドデッキは?
ウッドデッキのリフォーム前には、建物の立地や間取り、さらにはウッドデッキのデザインと住まいの取り合わせなどを慎重に選ぶ必要があります。事前にどれだけプランを詰められるかで、快適なウッドデッキが実現できるかが決まってきます。
プランニングに際して考えておくべきこと
ウッドデッキをお庭に作る際に考えておかなければならないのは、デッキの広さや動線。広々としたテラスを作ったのはいいけれど、庭や玄関アプローチが狭くなってしまうと、生活動線の障害になってしまうことがあります。ウッドデッキを設置する際は、普段の生活の妨げにならないかしっかりと間取り確認してから計画を立てましょう。さらに、上記の失敗談に見られるような設置する方位や日光の対策、風雨に強い素材などを検討していきます。さらに、この時ウッドデッキを利用する際の姿が、隣家などから丸見えになっていないか確認しておくことも大切です。
リフォーム業者に依頼をする際は…
ウッドデッキはホームセンターなどでも販売されており、場合によってはDIYで設置できることもあります。しかし、こうした市販のウッドデッキはデザインの幅が少なく、自由度が低いものがほとんど。
住まいのデザインなどと合わせたこだわりのウッドデッキを考えるのであればやはりリフォームなどを専門に行うプロに任せるのがおすすめ。
ウッドデッキの設置を依頼する際には、製品にどの程度の保証があるのか、構造計算書を作成した上で正しく計画を立ててくれるかを確認しておきましょう。場合によっては、ショールームなどを見学に行きそこで相談してみるのも良いかもしれません。
ナサホームのウッドデッキリフォーム事例
■人工木のウッドデッキ「樹ら楽ステージ」でおしゃれなテラス
「イングリッシュガーデンのようなお庭にしたい」という施主様のご要望にお応えして、広々としたお庭にウッドデッキを設置。メンテナンス性なども考慮し、汚れに強く耐水性のある人工木の製品を提案。さらに、門扉からウッドデッキへ向かう足元も合わせて施工させていただきました。
■簡単に設置できるオリジナルのウッドデッキ
こちらはコストを抑えつつ、簡単に設置できるウッドデッキの事例です。
パック施工のため、フェンスやパーテーションなどはつける、ステップのみをウッドデッキと同じ木材&塗装方法で追加しました。施工期間も2日間と短期間で行うことができ、施主様にもおよろこびいただけました。
リフォーム後のウッドデッキはどう使う?
ウッドデッキは適切にお手入れをすることで長持ちします。こまめにメンテナンスをして素敵な外観を保つように心がけましょう。
天然木を使ったウッドデッキの場合
ハードウッドと呼ばれる広葉樹の木材を使ったウッドデッキは腐食に強く虫なども湧きにくいのが魅力。メンテナンスの際には、傷や苔、汚れなどの付着があれば、高圧洗浄機やサンドペーパーを使って補修しておきましょう。デッキブラシなどで掃除をするのもおすすめです。
ソフトウッドと呼ばれる針葉樹の木材を使ったウッドデッキは、雨や虫にそれほど強くないため定期的にメンテナンスを行いましょう。ハードウッドの時と同じようにデッキブラシや高圧洗浄機で表面の汚れや、塗装のハゲなどを取り去ったら、2〜3日乾燥させます。その後、防虫・防腐材塗料を塗り込んでいきます。
人工木を使ったウッドデッキの場合
メンテナンスの手間が比較的かからない人工木のウッドデッキも、汚れた場合は洗浄してあげることで美観が保てます。人工木はシロアリや腐食などにも強いため、塗料などを塗る必要はなく、デッキブラシや高圧洗浄機を使って表面の汚れを取り去ってあげるだけで十分です。
まとめ
バーベキューや庭いじり以外にも、ウッドデッキの使い道はたくさん。
例えば洗濯物を干したり、アウトドアグッズの収納場所として活用したり、子供の遊び場やペットがのんびり日向ぼっこを楽しむ場としても活躍します。
使い方によって、日々の生活を楽しく便利にしてくれるものだからこそ、失敗のないように、事前に計画を練り専門家とともにリフォームを進めていきたい物です。これまで多くのウッドデッキの設置を手がけてきたナサホームにご相談いただければ、皆様の住まいや暮らしのご要望に応じたウッドデッキのリフォームプランを提案させていただきます。
ウッドデッキのある暮らしをお求めの際はぜひ、お気軽にお問い合わせください。