この情報は、2019年10月に消費税が10%に引き上げられる前の情報です。

まだ間に合うの?!消費税8%のリフォーム

2019年10月、消費税率が10%に引き上げられる予定です。リフォームの場合も消費税が課税されます。
税率は工事完了(引渡し)時点の税率となりますが、半年前にあたる2019年3月31日までに工事請負契約されたものには経過措置が適用され、引き渡しが同年10月以降になっても「8%」で課税されます(新築の場合も同様)。
基準日直前に工事を実施する場合、工事の集中や天候等により工事の遅れ、工事完了(引渡し)時期が10月以降となり「10%」が適用される可能性があります。そのため、増税前にリフォームを検討している人は早めに計画を立てておきましょう。

リフォームプラン平均検討期間

小規模工事
 バスキッチントイレ洗面
平均検討期間 41日 41日 41日 32日
大規模工事
 戸建全面マンション全面
平均検討期間 107日 74日

リフォームと中古住宅購入で消費税がかかるもの

 リフォーム中古住宅購入
消費税が
かかるもの
・リフォーム工事費(材料費含む)
・設計料(設計料が発生する場合)
・ローンの手数料
・建物代(不動産会社が売主の場合)
・仲介手数料(売主が個人の場合)
・登記を依頼する際の司法書士報酬
消費税が
かからないもの
・保険料
・ローンの保証料
・土地代
・建物代(売主が個人の場合)

増税で支払いは増えるの?

例えば、1,000万円のリフォームを行うとすると、消費税率が2%上がることで20万円の増税となります。
下の表のシミュレーションでも分かる通り、リフォーム内容で金額は大きく違うため、当然、全面リフォームや複数箇所のリフォームなどリフォーム料金が高額なものは、消費税の差額も大きくなります。
また、中古物件を購入してリフォームするケースでは、売主が個人の場合には消費税がかかりませんが、法人の場合だと消費税がかかるため、更に差額が大きくなってしまうため、増税前のリフォームをおすすめします。
リフォーム箇所別 増税後の金額増加
リフォーム箇所中心価格帯
(相場)
増税後の金額増加
8%→10%
バス 100~150万円 +2~3万円
キッチン
トイレ 20~50万円 +0.4~1万円
洗面
戸建全面 1,000万円~ +20万円~
マンション全面