住まいの状態を知る「耐震診断」

住まいにおいて、地震への備えは重要です。
木造住宅はきちんとした構造補強を行えば耐震性が増し、寿命も長くなります。

まずは耐震診断で住まいの状態を知ることが大切です。

耐震診断のチェックポイント

1. 地盤・基礎

【足元・基礎部分の強度を確認】
基礎の種類・大きさ・鉄筋の有無・ひび割れなどを、テストハンマー(シュミレットハンマー)や鉄筋センサーで調査します。


《無筋コンクリート》 

鉄筋が入っている基礎よりも強度が低く、地盤の影響や建物の重みなどで

基礎にひび割れが発生しやすくなります。


 

地盤発生時に地震の力を正しく建物に伝えることが出来ず、建物がねじれ耐震性が低下します。


《鉄筋コンクリート》

配筋されていることでコンクリートの強度が向上します。

診断は図面や工事記録での確認とセンサーなどによるチェックをします。


《その他の基礎》

基礎となる石の上に「束立て」という材木を立てただけなので、地震時に浮き上がったりずれたりする危険性があります。

2. 建物の形・壁の配置

【シンプルでバランスの取れた形が地震に強い】 家の形は、一方向に壁が集中せず、 バランスよく配置されている正方形が理想です。


■横から見ても…

■上から見ても…

3. 筋交い・壁の割合

【壁の種類・筋交いの有無と量を確認】 筋交いと壁の量から建物が地震の横揺れにどれだけ耐えられるかを診断します。

<筋交いや構造用合板で壁の強度をUP!>

 

「筋交い」とは柱間に斜めに組み込んだ木材のことで、「構造用合板」とは

柱・梁・土台に直接強いボードを貼った壁のことです。

4. 劣化度

木材の腐朽、シロアリ被害でも家は倒壊する 木材の腐朽していることが多く、耐震性が低下しています。 <チェックポイント> ・柱の傾きや、扉の開閉不良など。 ・シロアリ被害に遭いやすい、湿気がこもりがちな浴室の土台や北側にある台所の床下など。 ・床のたわみ。 ・外壁や屋根からの雨漏りなど。

耐震診断でわかること

耐震診断の結果は

「倒壊しない」「一応倒壊しない」「倒壊する可能性がある」「倒壊する可能性が高い」の4段階と評点で評価されます。

 

言い換えれば住まいの健康診断で、「○○の部分が弱い」「築年数の割にはしっかりしている」など、住まいの健康状態を知ることができます。

 

家の中でどこが弱い場所なのかがわかれば、地震対策として何をすべきか明確になります。

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