アクセントウォールの選び方
「部屋が見違えるほどオシャレに変わった!」とアクセントウォールはお部屋の印象をガラリと変えるだけに選ぶにはセンスが求められそうです。
そこで基礎知識をしっかりと身につけて自分らしさを兼ね添えたお部屋にしてみましょう。
アクセントウォールとは?
壁の一面を、他の壁とは違う色を塗ったり、素材に変えたり、あるいはおしゃれな模様の壁紙を貼ったり————空間にアクセントを加えることでお部屋の印象を大きく変える壁を「アクセントウォール」といいます。
アクセントとなるそのポイントに視線が集まることで空間にメリハリが生まれ、ひと味違ったおしゃれなお部屋になるのです。
アクセントウォールに使用される素材
壁を彩る内装としてさまざまな素材が使われています。主なものを挙げてみましょう。
・タイル
素材感、立体感はタイルならではの魅力です。カラフルな色合いのものやモザイクタイルなどを使えば素敵なアクセントになります。
・木材
自然素材を取り入れたナチュラルな空間にしたい方に人気なのが木材。樹種によっていろいろな模様が表情を作りだし、さまざまな組み合わせ方でアレンジが楽しめます。
・石材
天然石が持つ独特の風合いは、重厚感だけでなく、スタイリッシュで高級感さえ漂わせます。また、レンガも人気の石材です。
・クロス
アクセントウォールの中でも一番手軽で簡単なのが壁紙で、アクセントクロスともいいます。色やデザインのバリエーションが豊富で選ぶのも楽しくなります。
・その他にも
色ムラがかえってモダンでインダストリアル風の雰囲気を出すモルタル。木や鉄との相性もいいのでインテリアに映えます。また、調湿性能や脱臭効果を持った内装用壁材のエコカラットもおすすめです。石目調、木目柄、レンガ調など好みのデザインを選べます。
アクセントウォールの魅力
■インテリア性の高い魅力
色や模様、素材により空間に存在感を放つアクセントウォールは、インテリアのポイントになります。
例えばリビングのテレビ側にナチュラルな質感のある石材をアクセントにすれば高級感を演出できます。
また、壁一面に家具の色に合わせたダークカラーを塗れば統一感と共に洗練されたイメージに。
壁の一部に古材をランダムに組んで絵画のように見せるのもおしゃれです。
このようにアクセントウォールは、まさに絵画やディスプレイのような役割を果たし、インテリア性の高い、暮らしのシーンに彩りをもたらせてくれるのです。
■選び方のポイント
インテリアとしての要素が強いだけに色選びや柄選びが大切です。
・色選びのポイント
清潔感を与えるグレー系やホワイト系はリラックスしたい寝室やトイレに。
光があまり届きにくい位置にあるキッチンはイエロー系や暖色系、集中力を高める効果もある勉強部屋や仕事部屋もイエロー系がおすすめです。
また、鎮静効果があるブルー系は寝室、という具合にお部屋の用途に合わせて色を選ぶといいでしょう。
・柄選びのポイント
大きな柄や派手な柄は空間を狭く感じさせることもあるので、家具の数や大きさとのバランスを考えましょう。
アクセントウォールへのリフォーム方法
素材によって、アクセントウォールにリフォームするポイントは違ってきますので、そのことも知っておきましょう。
素材別のリフォームのポイント
■タイルで仕上げる場合
水廻りのイメージがあるタイルですが、実は自由度の高い素材であり、最近ではリビングやダイニングの内装リフォームにタイルを使う住宅が増えています。
光沢があるだけに陽の光が入ってくるお部屋の壁に使えば、明るく輝く空間に。
反対に、マットな無釉タイルもありますのでシックな落ち着いた雰囲気にしたいときにおすすめです。
リビングでは家具や建材に近い色使いで統一感を出すのもよいいいでしょう。
さらに厚みの違うタイルを使って凹凸を付けてみるのも個性的です。
■木材で仕上げる場合
どのお部屋で使用しても木のぬくもりがくつろげる雰囲気を醸し出します。
使用する木材としては無垢材、集合材、ブロック壁材、それらを使ったウッドパネルなど。
同じ樹種でも模様も色も違いますし、厚みも異なるものを使えば変化に富んだアクセントウォールになります。
ログハウスのようにしたいのなら無垢材がいいですし、古木をつなぎ合わせたウッドパネルならヴィンテージ感があります。
また、縦方向に貼れば天井が高く見え、横方向に向けて貼れば奥行感が生まれて、空間の広がりを演出できます。
■石材で仕上げる場合
御影石や大理石などの磨き上げられた天然石が放つ光沢は、豪華で洗練された高級感を演出します。
一方でテラコッタなどは温かみのある雰囲気があります。
照明をうまく使えば、石の凹凸が陰影を作り出して表情が生まれるのが素敵です。
■クロスで仕上げる場合
クロス(壁紙)は種類も豊富で、扱いやすく施工の手間も少なくて済むのでアクセントウォールに使う素材の中では一番安価かもしれません。
なお、ナサホームマガジンでも下記記事でに詳しく紹介しています。
住まいの印象をガラリと変える、アクセントクロス選びのポイント
■塗装で仕上げる場合
塗装でアクセントウォールに仕上げるという方法もあります。
例えば、漆喰や珪藻土など、自然素材を使った塗料で、自分好みの色、また、先ほどお伝えした部屋ごとに向いている色使いで壁一面を塗などで、個性豊かな空間をつくることができるのではないでしょうか。
アクセントウォールの費用&ナサホームの施工事例
アクセントウォールへのリフォームを、DIYでトライしたいという方もおられるでしょう。ただ「職人のわざ」が必要な素材が多いのもアクセントウォールの特徴です。実績のあるリフォーム会社に相談されることをおすすめします。費用についての目安も知っておきましょう。
素材別のリフォーム費用の目安(6畳間の壁一面約10㎡の場合)
■タイル
材料代:8,000~20,000円/㎡ × 10㎡ = 5万~15万円
施工費:5,000~10,000円/㎡ × 10㎡ = 5万~10万円
現存撤去費:1万~3万円
合計:11万〜28万円
■木材
材料代:5,000~10,000円/㎡ × 10㎡ = 5万~10円
施工費:4,000~8,000円/㎡ × 10㎡ = 4万~8万円
現存撤去費:1万~3万円
合計:10万〜21万円
■石材(大理石の場合)
材料代:16,000~50,000円/㎡ × 10㎡ =16万~50万円
施工費:8,000~15,000円/㎡ × 10㎡ = 8万~15万円
現存撤去費:1万~3万円
合計:25万〜68万円
■クロス(ハイグレードクロスの場合)
材料代:1,000~1,700円/㎡ × 10㎡ =1万~1.7万円
施工費:3,000~5,000円/㎡ × 10㎡ = 3万~5万円
現存撤去費:1万~3万円
合計:5万〜10万円
■塗装(珪藻土の場合)
材料代:1,000~3,000円/㎡ × 10㎡ =1万~3万円
施工費:5,000~8,000円/㎡ × 10㎡ =5万~8万円
現存撤去費:1万~3万円
合計:7万〜14万円
ナサホームの施工事例
■動線を重視したアクセントクロスが映える全面改装
玄関から各部屋まで暮らしやすい動線を考えた全面リフォーム。
鮮やかなアクセントクロスが映える素敵な空間へと生まれ変わりました。
■石貼りアクセントウォール
玄関正面には、デザイン性のある石を施工し、天井からの間接照明で空間を演出しています。
壁面には写真ケースを造作し、ご家族の写真を飾って頂けるようにしました。
■エコカラットのアクセントウォールが華やかな玄関
開けた瞬間目に飛び込むアクセントウォールが華やかな玄関。間接照明が高級感を演出します。床と収納も同じ色合いで揃え、空間全体に一体感が生まれました。
この施工事例の詳細はこちら
まとめ
住まいの空間に表情と彩りをもたらし、おしゃれな雰囲気を生み出すアクセントウォール。訪れたお客様にもきっと好印象を与えることでしょう。こだわりや憧れのイメージをお持ちでしたら、ぜひナサホームまでご相談ください。現在の住まいの状況を確認しながら、最適なリフォームプランの提案をさせていただきます。