オール電化のリフォームの特徴と費用!人気を集めている理由とは

近年ではオール電化の新築住宅が増えてきており、それにともない、オール電化のリフォームをする人も増加しています。 そこで今回は、オール電化のリフォームを検討中のあなたのために、オール電化が人気を集めている理由やリフォームの費用について解説します。こちらの記事を参考に、オール電化のリフォームを成功させてください。


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オール電化が人気を集めている理由

日本国内のオール電化の普及率は11%ほどにとどまっていますが、新築住宅におけるオール電化の割合は30%を超えると言われています。

新築の3軒に1軒がオール電化住宅というのは、かなり高い割合です。これほどオール電化が人気を集めている理由はどこにあるのでしょうか。

快適かつ清潔

ガスコンロとは違いIHクッキングヒーターはフラット構造なので、汚れてもふき取るだけで掃除がしやすいことがメリットです

また、IHクッキングヒーターの場合は電磁波を使って過熱するので、ガスコンロのキッチンよりも室内が暑くなりにくく、夏場でも快適なキッチン環境で料理することができます

光熱費が抑えられる

IHクッキングヒーターは、熱の伝導率が非常に高いので消費電力を抑えることができます。エコキュートは、外気の熱を吸収してその熱を使うので効率よく給湯ができるでしょう。
また、エコキュートや蓄熱暖房機などは、電気料金が安い深夜にお湯を沸かしておいたり、熱をためておいたりすることができるので、光熱費を抑えることが可能です。

オール電化の設備を導入すると初期費用がかかりますが、このように光熱費を抑えることができるため、費用対効果は高いといえます。

安全性が高い

オール電化にするとガスを使用しなくなるので、ガス漏れ・ガス爆発が起こる心配がなくなります。また、火を使わないので、キッチンから火災が起きてしまうリスクも低くなるのもメリットです。

IHクッキングヒーターには、地震感知機能を備えたタイプもあります。震度5以上の揺れを感知すると自動で停止するので、ガスに比べて非常に安全・安心だといえるでしょう

室内の空気が汚れにくい

ガスコンロを使用していると、ガス漏れや不完全燃焼で一酸化炭素などの有害な空気が発生してしまう可能性もゼロではありませんが、IHではその心配がありません

また、IHクッキングヒーターは電気を使って調理するので、ガスコンロと違い燃焼による二酸化炭素の発生はありません。そのため、室内の空気がきれいに保たれます。

災害時にエコキュートが活躍する

熱湯の状態で水をタンクに貯めておいて、水で薄めながら使用するのがエコキュートです。そのため、飲用水としては使えませんが、電気温水器に貯水されている水を、手洗い・入浴・トイレなどの生活用水として活用することはできます

また、災害時はガスや水道よりも電気の方が早く復旧します。電気は災害発生時から1週間ほどで復旧するのに比べ、ガスだと2~5週間ほどかかることもあります。この日数の差が、そのまま元の生活に戻れる日数の差になるので、オール電化の方が早く元の生活に戻りやすいといえるでしょう。

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【設備別】オール電化のリフォーム費用

ここからはオール電化にする際によく導入される設備の種類と、そのリフォームにかかる費用の相場を紹介します。

IHクッキングヒーター

電磁波で加熱する調理器具のIHクッキングヒーターは、調理台に埋め込むビルトインタイプと据え置きタイプの2種類があります。オール電化にリフォームする際は、ガスコンロをIHクッキングヒーターにするのが一般的です。

IHクッキングヒーターにリフォームする際にかかる費用は、本体代と施工費です。ビルトインと据え置きのどちらのタイプでも、本体代と施工費に大きな値段の差はありません。本体代が約7万円から、施工費は配線費なども含めて約4万円からが相場です。

エコキュート

外気の熱を吸収して、その熱でお湯を沸かすヒートポンプ技術を用いた給湯器のひとつがエコキュートです。オール電化にリフォームする際は、ガスや石油の給湯器をエコキュートにする方も多くいます。
エコキュートは温水式床暖房の熱源にできるので、床暖房も含めたオール電化のリフォームを考えているなら、エコキュートも検討してみるのも良いでしょう。

エコキュート設置費用の相場は本体代が約30万円から、施工費が約8万円からです。

床暖房

ガスや石油を使用する暖房器具の代わりに、電気を使用する床暖房にするリフォームです。電気を使用する床暖房には、電気で温水を作って床の下に温水を流して温めるタイプと電気ヒーターで温めるタイプの2種類があります。温水式床暖房であれば、エコキュートのお湯を使うことも可能です。

オール電化でよく使われる暖房器具は、蓄熱暖房機です。これは、安い夜間電力を使用して深夜に蓄熱レンガに熱をためて、その熱を日中に使う仕組みです。

床暖房も蓄熱暖房機も、オール電化のリフォームと同時に施工することが多い設備です。床暖房の設置費用は大きさや位置によりますが、相場は約20万円からと考えておくと良いでしょう。

太陽光発電

オール電化向けの電気料金プランは、夜間が安く昼間が高く設定されています。太陽光発電を設置すると昼間の電気を自前でまかなえるようになるので、オール電化との相性が良いです。

設置費用は他のオール電化の設備よりも高く、相場はおよそ100万円からです。

なお、設置は専門会社が行うことが一般的です。

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オール電化のリフォームをするなら

では、どうすれば良いリフォーム会社を見つけることができるでしょうか。ここからは、良いリフォーム会社の特徴を紹介します。

適切なリフォーム会社をリサーチ

オール電化のリフォームを依頼するなら、実績の多いリフォーム会社を選ぶようにしましょう。実績が少ないリフォーム会社では、オール電化の設備の仕入れ値が割高になったり、工事を外注しなければならなかったりして、余計な費用がかかってしまうことがあるからです。

リフォーム会社の実績は、ホームページの実例や資料請求・口コミを参考にすると良いでしょう。実際の施工例を見ることができるので、リフォーム後をイメージしやすくなります。

相見積もりをとる

オール電化のリフォームはリフォーム業者だけでなく、ハウスメーカーや工務店、建築事務所なども行っています。希望するプランや費用で対応してくれる業者を探すために、相見積もりを取ると良いでしょう。

相見積もりとは、複数社から見積もりをとることです。複数の会社や業者が提示するプランや費用を比較しながらオール電化のリフォームを検討することができるので、希望に沿ったプランを見つけやすくなります。
相見積もりをする際には、リフォーム会社に相見積もりをしていることを宣言しておくと、好条件になる可能性があります。

見積もりを比較するときは、価格だけではなく内容にも注目しましょう。価格だけで判断してしまうと、希望していた内容のリフォームができなくなるかもしれないからです。
同じオール電化のリフォーム工事でも会社や業者によって設置する設備や工事内容が異なるので、内容の確認は必ず行いましょう。

相見積もりを取る際は、ぜひナサホームにもお問合せください。ナサホームはリフォーム専門会社として、年間7,750件を超える施工実績があり、オール電化のリフォーム工事も得意としています。

また、公式ホームページには、過去のリフォーム施工事例を多数掲載しています。リフォームしたい部位や箇所別、北欧風などのテーマ別、関西各エリア別の施工事例や動画、お客様の声などから、あなたのリフォームの参考になる事例がきっと見つかるはずです。

また、資料請求・リフォームの相談のどちらも無料で承っています。オール電化のリフォームを検討しているなら、気軽にお問い合わせください。

ナサホームへのお問い合わせはこちら

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まとめ

オール電化のリフォームを検討している場合、導入する設備の種類によって、かかる費用や使いやすさが異なります。
オール電化はそれぞれの設備に相性もあるので、どんな組み合わせが良いのか悩んでいるのなら、信頼できるリフォーム専門会社に相談してみると良いでしょう。