便利な玄関収納!種類やリフォームの費用は?

日々の生活の中で「もう少し収納スペースがあればな・・・」と考えることはないでしょうか。そんな収納に関するちょっとした不満を解消する方法のひとつとして、玄関収納を見直してみましょう。 普段何気なく使用することの多い玄関収納ですが、ライフスタイルに合わせてリフォームすることでより便利になります。家の顔とも呼べる玄関をキレイにすれば、日常のお手入れや外出も楽しくなるでしょう。 ここでは玄関収納の種類やそれぞれのメリットに加え、リフォームする場合の費用相場について紹介します。


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玄関収納の種類と費用相場

まずは玄関収納の種類を知り、家に合う形を探してみましょう。この項目では一般的な玄関収納の種類と費用相場を紹介します。

カウンタータイプ、吊戸棚

腰の高さ程度までのカウンタータイプは、賃貸物件でもおなじみの玄関収納です。

カウンターの上を飾るほか、上部の壁に絵や鏡を吊り下げることもでき、玄関を明るく飾り付けたい方に向いています。背が低いため圧迫感もなく、空間が広く感じられる点もメリットです。

カウンターの上部に吊戸棚をセットで設置する場合もあります。吊戸棚とカウンタータイプの間に空間を空けることで圧迫感を軽減するうえ、置物や花で飾り付けることもできます。カウンタータイプ単独では収納力に不安がある場合におすすめです。

空間を広く使いたいのであれば、カウンタータイプをあえて設置せず吊戸棚だけですっきりと見せる方法も良いでしょう。

費用相場は、吊戸棚とセットの場合で20万円から35万円程度です。

使い勝手や費用は扉のタイプでも大きく左右されます。引き戸なのか観音開きなのか、玄関の広さ・予算に合うものを選んでください。

フロートタイプ

収納スペースを最大限に取りつつも圧迫感を解消したい方は、フロートタイプがおすすめです。その名のとおり浮いているように見える、すっきり片付く大容量の収納棚です。

棚の足元に、小物を置ける程度のスペースを残していることが特徴です。足元に空間があることで圧迫感を軽減でき、靴や小物のほかに観葉植物や照明を飾るなど、さまざまな使い方ができます。

費用相場は照明の数など細かな部分で左右されますが、20万円から35万円程度が目安です。

壁面収納タイプ

お手入れのしやすさ、収納容量の多さを優先したい方は、壁面収納タイプはいかがでしょうか。

天井から床にかけて壁一面を収納空間にする方法で、大家族や物の多い家庭に向いています。天井や床にスペースがないため小物や観葉植物などのインテリアに制限がありますが、ホコリが溜まりにくく掃除しやすい点がメリットです。

壁面収納タイプの費用相場は30万円から50万円程度と、天井の高さや範囲によって異なります。

より大容量の収納を得たい場合は、フロートタイプなどほかのタイプと組み合わせて廊下部分も含めたリフォームも可能です。

オープンタイプ

「空間を広く使いたい」「おしゃれに飾り付けたい」「大容量の収納がほしい」と、すべての要望を満たす方法のひとつが、オープンタイプの収納を採用することです。

オープンタイプは箱状で扉がなく、見せる収納を楽しみたい方に向いています。出し入れがしやすく通気性が良いところがメリットですが、ホコリを防ぐものがないため長期間の収納には定期的なお手入れが必要です。

費用相場は10万円から15万円程度です。造作が比較的容易なため、そのほかの収納タイプと比較すると安価に済む傾向があります。

シューズインクローゼット

靴以外のアイテムもまとめて収納したい場合に便利なのが、シューズインクローゼットです。イメージとしては個室や寝室にあるようなクローゼットと似たものを玄関の土間に増設するスタイルで、多種多様なアイテムを収納できます。

近年はベビーカーやアウトドア用品など、土汚れが気になって室内の収納スペースへ持ち込みにくいアイテムの収納もできるタイプが増えています。

一般的なカウンタータイプなどのように玄関から見える位置へ設置する方法のほか、壁を設けて来客時に見られないよう工夫する方法も人気です。壁を作る場合なども視野に入れ、リフォームするときはしっかりと広さを確保することが求められます。

大がかりな施工となる場合もあるため、費用相場は30万円から80万円程度が目安です。

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玄関収納の選び方

玄関収納のリフォームを計画するときは、デザインの好みや予算だけではなく実際の使い勝手を意識して選びましょう。多角的に比較検討することで、長く快適に愛用できる収納を手に入れられます。

家に最適な玄関収納を選ぶときのポイントは、次の3つです。

1.収納量で選ぶ

何よりも重視したいポイントが、収納量です。家族構成や個々が必要とするスペースを考えて、最適なサイズを選ばなくてはなりません。

注意点は、大きければ良いとは限らないことです。大容量を必要とする場合は工事規模も大きくなるため、十分なスペースと予算の確保が求められます。また、あまりにも大きすぎると生活動線に影響を与えてしまう可能性も無視できません。

デザインやサイズによっては圧迫感を与えてしまうことも視野に入れ、収納量が十分で空間の快適性を損なわないタイプを選びましょう。

2.使いやすさで選ぶ

家族にとって使いやすいかどうかも重要なポイントです。たとえば収納量を確保するために、安易に背の高い収納タイプを選ぼうとしていないでしょうか。

靴以外の物も収納したいのであれば壁面収納タイプなど大容量に対応した設備が必要ですが、家族の靴のみを収納する場合は大きすぎる可能性があります。カウンタータイプなど背の低いものは、上を飾り付けられたり圧迫感が少なかったりとメリットも多数です。

大きすぎるものではなく、あくまでちょうど良いサイズを意識してください。必要に応じて既製品ではなくセミオーダーメイドやオーダーメイドを選択する方法もおすすめです。

3.通気性で選ぶ

玄関には靴やベビーカーなど屋外で使用するものを収納するため、通気性も重視すべきです。フラットな一枚板の扉ではなくルーバー扉で空気の通り道を確保するなど、通気性の問題はデザイン次第で解消できます。

思い切って扉のないタイプの家具を選んだり造作したりする方法も良いでしょう。ただし外気に触れるため、長期間使わないアイテムは劣化やホコリをかぶるリスクがあります。

収納物に合わせてデザインを検討するか、収納物自体を見直すことも必要です。

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玄関収納のリフォーム事例

最後に、実際のリフォーム事例を紹介します。

玄関収納はオリジナルデザインで造作する場合や既製品の設置方法を工夫する程度でも印象が大きく変わるため、多くの事例を参考に、家に合ったものを選んでください。

セパレートのカウンター収納!天面はインテリアを飾れる

カウンタータイプと吊戸棚の間に空間を設けた、コの字型の玄関収納です。天面には小物を飾ってインテリアデザインを楽しめます。

ユニットタイプを採用しているため、組み合わせを自由に選ぶことができます。こちらの施工事例ではホワイトのカウンタータイプと吊戸棚を組み合わせることで玄関との調和があり、清潔で高級感のある仕上がりとなりました。

コの字のコンポリアでおしゃれな玄関収納

シューズインクローク風!広さを感じる工夫も

シューズインクローク風のデザインで、靴以外に釣り道具などアウトドアアイテムを一か所に収納できるようリフォームした施工事例です。

壁面や棚部分に曲線を取り入れることで、全体の圧迫感を軽減して開放的なデザインとなりました。収納スペースには引き戸タイプの扉を採用し、玄関の限られた空間でも使い勝手の良さを確保しています。来客時には扉が目隠しとしても役立ちます。

趣味の道具が取り出しやすい充実の玄関収納

収納だけでなくバリアフリーも叶えるリフォーム

家族の誰もが快適かつ安全に生活できるよう、玄関収納とあわせてバリアフリーも視野に入れたいところです。収納スペースのリフォームと同時に施行することで工事期間や費用の削減につながります。

こちらの施工事例では、玄関収納の取り付けと合わせて壁面に手すりを設置しました。大規模な工事をせずとも、手軽に使い勝手をアップさせることができる良い例です。

木目のL字型コンポリアで収納効果抜群の玄関へ

こちらでご紹介した各施工事例のように、ナサホームではご希望や住宅の状態に合わせて最適なリフォームが可能です。ぜひ一度ナサホームの無料相談をご利用ください。

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まとめ

玄関収納をリフォームするときは、収納したいアイテムの種類や確保したい収納量はもちろん、毎日快適に利用できるかどうかも重視しましょう。

スタンダードなカウンタータイプのほかにも大容量収納が可能な壁面収納タイプやシューズインクローゼットなど、さまざまな選択肢があります。

「我が家にはどのタイプが合うのか分からない」という方は、専門家のアドバイスを参考にしてはいかがでしょうか。

玄関収納リフォームのご提案は、施工実績が豊富なナサホームにお任せいただけます。相談は無料のため、まずはお話をお聞かせください。