リフォームの見積書の取り方
リフォームをしたいなら、まずは見積書の作成を依頼しましょう。現状で困っていることや要望をまとめ、リフォームしたい箇所の優先順位、リフォーム後のイメージや予算をできるだけ明確にしておきましょう。
リフォームの見積もりの流れ
リフォームの見積もりを作成してもらうときのおおよその流れをご説明します。
〈問い合わせ〉
電話やメールで問い合わせるほか、ウェブサイトの見積もりフォームやスマートフォン・タブレットのアプリケーションを利用する方法があります。
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〈詳細なヒアリング〉
依頼者の要望を掘り下げ、対応可能かどうかを判断するためのヒアリングが行われます。事前に次の事をまとめておくといいでしょう。
・家の図面や間取り図
・リフォームしたい箇所、現場写真
・何に困っているのか
・リフォーム後のイメージ
・予算
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〈おおまかな見積書を作成〉
この見積もりでリフォーム内容・費用などを確認し、本格的な現地調査をしてもらうか否かを考えます。
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〈現地調査〉
現地調査は施工業者の営業が行う場合もあれば、納品する建材のメーカー・実際に施工を行う職人が行う場合もあります。追加費用が発生する可能性があるかどうかも聞いておきましょう。
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〈見積書の完成〉
見積書は設備の交換や小規模なリフォームなら数日〜1週間、大掛かりなフルリフォームなら2〜3週間で送付されてくるのが一般的です。
■見積もりは無料、それとも有料?
おおまかな見積もり作成は無料がほとんどです。現地調査費用は有料の場合もあれば、地元の業者なら無料で行う場合もありますので、いずれも確認しておきましょう。
リフォームについて知ろう
まずはどんなリフォーム方法があるのか知りたい、実際に設備を体験してみたいという方はショールームへ行ってみてはいかがでしょうか。
ナサホームには、見て触れる体感型ショール―ムがあります。カタログではわかりにくい、各商品の実際の大きさや使い勝手を確認できます。また、各メーカーの商品を比べながら検討できるのも魅力です。
近畿一円と名古屋に開設した全店舗が駅直結型、もしくは大型商業施設内や市役所に隣接しているなど、アクセスの便利な場所にありますので、お仕事帰りやお買い物ついでにお立ち寄りいただけます。
相見積もりを取る必要性
複数の会社から見積もりを発行してもらうことを「相見積もり」と呼びます。
1社だけに見積もりを依頼した場合、高すぎるケースや、逆に安すぎて手抜き工事の心配があるケースも懸念されます。複数社から見積もりを取ることで金額や工事内容を比較することができます。
さらに複数の会社と対話を行うことで各会社の対応力や専門性もつかめ、見積書の書き方、見積内容の説明の仕方によって誠実さや丁寧さを推しはかれます。
■相見積もりを依頼するときに注意したい点
・予算やリフォーム工事の内容は、すべて同じ条件で依頼する。
・見積もり項目をできるだけ細かくする。
・条件が合わなければはっきりと断る。
・見積書を他のリフォーム業者に見せない。
参考:ナサホームマガジン
失敗しないリフォーム工事の相見積もり!6つのコツと注意点!
出来上がってきた見積書はここを確認しよう!
金額だけでなく安心してリフォームを任せられる業者かどうかを見積書でもある程度はチェックできます。どういう点に注意すれば良いのでしょうか。
リフォームの見積書の確認ポイント
見積書がわかりやすく丁寧に作成されているかどうかで、その業者の仕事に対する姿勢が読み取れます。
見積書の構成は通常、「材料費」、「施工費(工事費)」、「諸経費」の3つに分かれます。工事や設備の専門知識のない一般の方が見積書の細部まで理解するのは容易ではありません。次のポイントを中心に、不自然なところがないか見ていきましょう。
■作成日、署名捺印はあるか
まず、見積書の作成日、署名捺印がなければ正式な書類とはいえません。なければ必ずこれらがある見積書をもらいましょう。
■有効期限をチェック
材料費などは有効期限が過ぎると金額が変わるケースがあります。有効期限はおよそ見積書提出日より1カ月間ほどですが、極端に短いのは契約を急がせようという意図があるかもしれないので要注意です。
逆に有効期限の記載がない場合、材料費の変動により金額が変わる可能性がないかを確認する必要があります。
■商品名と型番をチェック
各工事項目で、仕様、単価、数量、価格の詳細が記載されているかを確認しましょう。特に仕様欄では希望した商品になっているか、その商品名と型番をチェック。違う商品になっている場合もあるからです。
■〇〇一式には注意
「〇〇一式」という表記で金額が一括りにされている場合は、担当者に詳しい説明を求めましょう。「一式」として多めに予算を見積もることがあるので、発生しなかった作業について減額する説明があれば誠実さを感じられます。
■諸経費の割合は8〜15%が相場
諸経費とは、一般管理費(会社を経営するために必要な経費)や現場管理費(工事現場を管理するための人件費)を指します。
一般的に全体工事費に対する諸経費の割合は8~15%が相場。全体工事費が低いと諸経費の割合が高くなり、全体工事費が高いと諸経費の割合が低くなる傾向があるようです。それでも割合が25%を超えるとか、5%以下だとか、極端な場合はその数字の理由を求めましょう。
■追加費用の可能性はあるか
解体や廃材の処分費は多くの場合で必要ですが、記載がない場合は追加費用にならないか確認することをおすすめします。また、追加費用では、床や壁を剥がしたらシロアリ被害や腐食が進んでおり、その補修が必要になるケースがよくあります。
■大幅な値引き、安すぎる見積もりは要注意!
設備機器で「定価の80%引き!」といった大幅な値引きを工事会社はできません。優位に見せようと値引き分を施工費に上乗せしている場合も。
また、安すぎる見積もりも要注意。安くても請け負えるよう材料の仕様をグレードの低いモノにしたり、経験が乏しいスタッフを派遣したりする可能性があるからです。
これらはいずれも相見積もりで比較すると鮮明になります。
一見するとわかりにくい用語もこれで解決!
見積書に記載された専門用語の中で、よく出てくる基本用語の一部をご紹介しておきます。
・一式:工事項目や数量を一つにまとめて記載する際に使用する用語。細かく記載するとわかりにくくなってしまう場合、簡潔に記載するために利用される。
・材工:材料費と施工費を合わせた用語。
・人工:1日における一人当たりの施工手間料のこと。「にんく」と読み、1人の職人が1日で完了できる仕事の量を指す単語。
・手間(労務費):工事に携わる職人の人件費を表す。「取付工事費」や「清掃作業費」などと作業名で記載される。
・雑工事費:各項目に分類できない工事の費用を表す用語。
専門用語はほかにもたくさんあるので、わからないことは担当者にしっかりと質問しましょう。
良いリフォーム会社を選ぶためには?
安心してリフォームを任せるためにも、複数の会社に見積もりを取り、現地調査を依頼しながら、良いリフォーム会社と出会いたいものです。
実際にリフォームを検討しているなら現地調査をお願いしよう
使用する設備のメーカー型番まで記載されているような、具体的な見積もりが欲しい場合は現地調査を依頼しましょう。
現地調査では採寸や写真撮影をします。キッチンやトイレ、浴室など、リフォーム内容によっては、給排水管や電源の位置、天井裏の状況も確認する必要があるので、荷物などでふさがっている場合は整理しておくとスムーズです。
まとめ
リフォームに興味はあるけれど、どこに、どんなふうに見積もりを依頼すれば良いかわからないというお声を耳にすることがあります。まずはナサホームの見て触れる体感型ショールームへ、気軽に遊びにいらしてください。リフォームについて、専門のスタッフと話してみるのも一案です。