シンプルで丁寧な暮らしに寄り添うフレンチカントリースタイルの住まい

家族全員が心地良いと感じる家づくりをしたい。丁寧に選んだものを長く楽しみ、体に優しい空間で暮らしたい。そんな方に、無垢材や漆喰を使ったフレンチカントリースタイルは自然素材の快適さに加え、ナチュラルであたたかみのある空気感が人気です。今回は、フレンチカントリースタイルへと家を進化させるリフォームを提案いたします。


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フレンチカントリースタイルの住まいってどんなもの?


はじめに、フレンチカントリーとはどういうスタイルか、そのルーツと魅力を紹介しましょう。

フレンチカントリースタイルとは

フレンチカントリーとはフランス南部のプロヴァンス地方に由来する農家風様式のインテリアスタイルのこと。床や壁に漆喰、テラコッタのレンガ、天然木などを取り入れ、白をメインにした空間に丸みのあるフォルムの家具を飾ります。
部屋を趣のある雑貨で彩り、時の流れを感じさせるアンティークや渋みのあるシャビーアイテムも華を添えます。

フレンチカントリースタイルの魅力

自然と調和するフレンチカントリースタイルには、おしゃれな中に人の心を落ち着かせる柔らかさが漂います。人々に愛される秘密を探ってみましょう。

■花のある暮らしを楽しめる
毎日の生活の中に花を飾ると心が和やかになり、疲れやストレスを癒してくれます。
自然素材を多く取り入れるフレンチカントリースタイルにおいて、フラワーモチーフは代表的な装飾テーマのひとつ。花や緑との相性は抜群です。

■幅広い層に受け入れられる
一口にフレンチカントリーといっても、コーディネートの仕方によって印象はさまざま。
フェミニンでロマンティックなものから、男性にも好まれるシンプルでシックなデザインまで、多種多様なテイストを楽しめます。

■古き良きものを大切に味わう
古いものを重んじる精神を持つフランスでは、アンティークなインテリアの持つ傷や色落ちもおしゃれなエッセンス。
古めかしさの中に上品さが香るシャビーシックなものはフレンチカントリースタイルの中で重宝されています。

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部屋ごとのフレンチカントリースタイルづくりのポイント


フレンチカントリースタイルの住まいを実現するには、カラーコーディネートやインテリア選びが重要です。
実際にはどのような色、形、デザインのものを選べば良いのか、部屋別にご紹介します。

フレンチカントリー風のリビングなどのデザイン・インテリアのポイント

リビングをフレンチカントリーテイストでまとめるために押さえておきたいのは、カラー、家具、カーテン、照明の4点です。

■カラー
ホワイトを中心に淡い色味のものを組み合わせます。
全体的に濃淡のコントラストを小さくまとめ、ソフトな色合いでコーディネートしましょう。
パステルカラーよりも明度が低い、くすみを含んだグレーがかった色味を選ぶとより落ち着いた感じになります。

■家具
ろくろ脚のテーブルや猫脚のチェストなど、やわらかなカーブを描くデザインのものを配置します。
ペンキが剥がれていたり、サビが生じていたりと古くから使われていたような雰囲気のものを置くのもスタイリッシュです。
失敗しないコツはやりすぎないこと。装飾的なものを並べ過ぎると雑然とした感じになりますし、シャビーなアイテムばかりだと古ぼけた印象になります。

■カーテン
カーテンなどの布製品は生地にこだわるとフレンチカントリーらしい演出ができます。
レースのカーテンや小花柄のカフェカーテンは部屋全体を柔らかな雰囲気で包みます。
透け感があり、光を通しやすいリネンのカーテンは、シンプルで爽やかな風合いになります。

■照明
古き良きフランスを彷彿とさせるシャンデリアを飾ると、部屋が上品になります。
大きさが気になる方は電球が見えるガラス製シェードや、アンティーク調のペンダントライトがおすすめです。

フレンチカントリー風キッチンのデザイン&インテリアのポイント

キッチンをフレンチカントリー風に変えるなら、理想に近いシステムキッチンを探すことから始めましょう。
扉が木目調のものなど、天然素材と相性が良いデザインをセレクトすると良いでしょう。セミオーダータイプのシステムキッチンなら、パイン材の扉がおすすめ。キャビネットや食器棚は取手を鉄製や陶器にすると風情が出ます。
また、見せたいものと隠したいものを分けて収納することも大事です。
せっかくキッチンをカントリー調にまとめても、電化製品やごみ箱が目につくと興醒めです。キャビネットの中に収納したり、カフェカーテンで目隠ししたり。
さらに、空きスペースにオープンな収納棚を取り付けて、実用的なものを飾る「見せる収納」を楽しみましょう。ホーローの容器やスパイスボトルを並べれば、使い勝手が良い上におしゃれです。

フレンチカントリー風の玄関のデザイン・エクステリアのポイント

お家全体を改装するのは難しい場合は、玄関をフレンチカントリースタイルにシフトするだけでも雰囲気を一新できます。
お客様が家の中で最初に目にする玄関アプローチはいわば「家の顔」。扉を変えたり、玄関収納にお気に入りの雑貨をバランス良く飾ったりするだけで印象がアップします。
玄関ドアには、屋根先が曲線になったアール型のものや重厚感のある鉄製の取っ手がついたものなど、多彩なデザインがあります。窓付きの扉を選べば玄関が明るくなり、採光面も改善できます。

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お気に入りのデザインの住まいに長く住み続けるために


憧れの空間にずっと快適に住むにはどうすれば良いでしょうか。

フレンチカントリー風の住まいを美しく保つために気をつけたいこと

フレンチカントリーの要である白い壁やインテリアは、汚れが目立つのが難点です。
飾り棚など、フレンチカントリーの代表的なアイテムもほこりが溜まりやすいというデメリットがあります。
こだわって築き上げた居心地の良い空間を維持するには、定期的な掃除が必要です。
汚れや水濡れに気づいたらすぐに拭き取りましょう。無垢のパイン材もシミや傷がつきやすいので注意が必要です。
部屋が雑然としないよう、整理整頓も忘れずに。グラスや調味料などの小物は一列に並べる、家具はまっすぐ置くなど、向きを揃えるだけできれいに見えます。

ナサホームの施工事例

■リビングと雰囲気の合うフレンチカントリーなキッチン空間

フローリングやダイニングテーブルの雰囲気に合うアルベロホワイト柄のキッチンを設置しました。ホワイトの木目感がナチュラルで可愛い雰囲気を演出してくれます。

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■ニッチと飾り棚で憧れのフレンチカントリー調の対面キッチン

キッチンの随所に淡い色味のモザイクタイルをあしらったニッチを造作しました。イメージされていたフレンチカントリーテイストにピッタリです。

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■フレンチカントリーの木製調門扉でおしゃれなエクステリア

イングリッシュガーデンのお庭に雰囲気を合わせ、おしゃれなファーム門扉やアイアンの飾りでフレンチカントリー調のエクステリアが完成しました。

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■モザイクタイルのフレンチカントリー風洗面台

モザイクタイルで仕上げたカウンターにアンティーク調の水栓を取り付けた、フレンチカントリー風造作洗面台です。白く塗装した引違い戸は木の質感を最大限に引き立てています。

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まとめ

無垢材や漆喰を使ったフレンチカントリースタイルの住まいは、家族のみんなが心地よく暮らせる快適な空間でもあります。そんな家にしてみたいと思われましたら、ぜひナサホームにご相談ください。経験豊富なプランナーが最適のフレンチカントリースタイルの住まいづくりをご提案いたします。