お家をホテルのような内装に!? ホテルライクなリフォームのコツ

「お家時間」が長くなりつつある現在、そのお家で過ごす時間をできる限り快適なものにするために、リフォーム・リノベーションを通して、快適な空間をつくろうと思う方が増えてきているようです。 住空間に無駄がなく、機能的に洗練され、しかも居心地に徹底的に配慮がなされた場所といえばホテル。 今回はそんなホテルのような空間を我が家の中につくり上げるためのリフォーム&リノベーションのコツをご紹介してまいります。


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リフォームのトレンド、ホテルライクとは?

近年よく耳にすることが多くなってきた「ホテルライク」という言葉。意味はそのまま「ホテルのような」空間をつくること。でも、どうしてこの言葉が人気になってきたのでしょうか。

非日常の空間を味わえるホテルライクの魅力

旅先や出張先で宿泊するホテルはいわば非日常の空間です。生活感のあるアイテムはなく、また高級ホテルであればその部屋での滞在や睡眠を徹底的に快適なものにするよう、シンプルながら機能を追求した家具のセレクトや空間設計がなされています。こうした空間に身を置くと、身も心もリフレッシュできるもの。
こうしたことから、「この上質な非日常空間を自宅にも再現できたら」と、考える方が増えてきたこと、さらに昨今の“巣篭もり”によって、おうちで過ごす時間が増えたことも後押しして、現在「ホテルライク」なお部屋づくりを目指す方が増えているのです。

「ホテルみたい」を叶えるためにはどこをリフォームすべき?

ホテルライクなお部屋づくりやリフォームを考える上で、まずホテルと一般的な住まいの違いがどこにあるのかを考えてみましょう。

ホテルの多くはカラフルな内装ではなく、滞在する方がくつろいで時間を過ごせるようシックな色合いの空間づくりを行っています。これは家具やファブリックだけでなく、壁紙なども同じ。また、ドアや内装材などもシンプルで品の良い素材を選んでいることが多いもの。特に無垢な木材や石のようなタイルなど質感を生かした材質のものを選ぶと高級感が増します。

さらに、ホテルの居室には「生活感を感じさせる余計なもの」が配置されていないことも、部屋を美しく見せる大切なポイント。とはいえ、日常の住まいの中でモノを持たないというのは難しいことですので、ホテルライクなお部屋を目指すのであれば、収納を大きくし、必要なもの以外はしっかりとしまえるよう工夫することが大切です。

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ホテルライク を目指すなら、ここに注意すべし!

ホテルライクな住まいをつくるとはいっても、家の中を全てリフォームするわけにはいきません。上質なお家時間をつくるために必要となるのはどの部屋か見極めた上で、リフォーム計画を立ててみましょう。

ホテルライクな寝室の事例

ゆったりとリラックスした時間を過ごすために、間取りや内装にもこだわりたいのが寝室。実際に本物のホテルも寝室には特に力を入れた内装を凝らしているところが多く、昨今では上質な睡眠をテーマにした物件なども登場しています。

ホテルのような寝室をつくるためには、まずゆったりとした間取りが必要。キングサイズのベッドを入れられるように、部屋を拡張するなどの工夫も検討してみましょう。この時合わせて、寝室用のクローゼットをつくると、布団やナイトウェアが収納できて、寝室がすっきりと綺麗に片付けられます。

梁やエアコンダクトが、壁や天井に巡らされている場合などは突板を用いて、すっきりとした印象にしてみるのも一つの手。それ以外にも壁紙を落ち着いた色合いのものに変えたり、間接照明により柔らかな光が部屋を包むように照明計画を立ててみるのも良いでしょう。

ナサホームでも、これまで上質な寝室をつくるための提案を行ってまいりましたので、ホテルライクな寝室をお求めであれば、ぜひご相談ください。

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鮮やかなアクセントクロスで彩るセカンドリビング
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ホテルライクな浴室の事例

浴室もまた、リフォーム次第で非日常を感じさせてくれる空間となります。浴室はものが多くなりがちですので、脱衣室などにたっぷりと収納を設けると日用品が目につかない、すっきりとした空間になります。
バスタブをデザインや質感の良いものに変える、床を大理石やタイルに変える、浴室をガラス張りにするなどの素材にこだわったリフォームがホテルのようなリラックス空間に近づけるカギです。

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ダークトーンに統一したホテルライクな空間の浴室
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ホテルライクなリビング

家族で過ごすリビングも、お家時間を快適にする大事なリフォームポイント。ホテルのような空間を目指すには、まず生活感の溢れる道具を収納できるよう、適切な収納計画を立てていきましょう。また、リビング内に一段階上がったステップフロアを設けたり、アクセントクロスを使って、シンプルなだけでない内装のアクセントをつけると品の良い空間に仕上がります。
また、リビングも照明にこだわることで居心地をアップさせることが可能です。
強い光で明るい空間をつくるのではなく、天井や壁面、足元などに複数の照明を配置した、多灯照明にすると、柔らかな光が包み込む落ち着いた空間となります。

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ホテルライクなリフォームの予算感

ホテルのような落ち着いた空間へのリフォームを目指す上で気になるのは、やはりその予算感、実際にリフォームする場合はどのくらいの費用を見ておくべきなのでしょうか。

リフォーム箇所によって異なる予算感

ホテルライクな住まいづくりの予算計画を大きく左右するのは、実は家具や設備、使用する床材や壁材の費用。上質なものにこだわれば、1000万円を超えてしまうこともあります。
そのため、ここではあくまでホテルライクな空間をつくるためのおおよその予算感をお伝えします。
寝室のリフォームであれば、壁紙の変更や突板による内装の変更などを合わせて30〜50万円ほど、浴室をリフォームする場合は100万円〜200万円ほど、リビングも照明計画や床・壁のリフォームなどを行う場合は、100〜200万円ほどの価格帯が多いようです。

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まとめ:空間設計や照明計画、こだわるならプロと一緒に考えよう

居心地の良いホテルのような空間をつくるためには、空間設計や収納・照明計画、さらにはお部屋のカラーコーディネートなど、考慮しなくてはいけない要素がいっぱい。
リフォームには大きな予算がかかるため、失敗しないようプロの意見を伺いながら、リフォーム計画を進めてみましょう。

ナサホームではリフォームと合わせて家具や設備選びの相談・提案なども行なっております。また、お客様がどうしても使いたいという設備や家具があれば、それらを活かすためのホテルライクなリフォーム計画の立案もさせていただきますので、ぜひご相談を!