リフォームローンは2種類の商品から選択する
リフォームローンは銀行ごとにさまざまな種類がありますが、基本的にはふたつに分類することができます。
リフォームローンを利用する際は、それぞれの特徴を理解したうえで最適なものを選ぶようにしましょう。
無担保型
無担保型は、担保は必要ないものの2~5%程度の高い金利に設定されているものが多いリフォームローンです。
借り入れできる金額は少額で、返済期間が短いのも特徴です。返済期間は最長15年までとされているため、住宅ローンのように長く借りることはできません。
返済期間は短いものの比較的審査が受けやすく、有担保型の審査に通らない方でも、無担保型であれば申し込めるケースが多くあります。
申込み後の審査にかかる日数も有担保型より短く、1週間程度が目安です。早ければ当日中に審査結果が判明することもあります。また、保証人が必要ないものもあります。
無担保型は、費用が比較的かからない小規模リフォーム向けのローンとして活用するのがおすすめです。
有担保型
有担保型は、無担保型と異なり物件などを担保にして利用するリフォームローンです。
住宅ローンのように長期間かつ高額であっても、約1~2%程度の低金利で借り入れ可能という特長があります。
さらに無担保型と比較して返済期間が長く取れることも特長で、最長35年まで返済期間を設定することができます。
一方で、無担保型のように当日中に審査結果が出ることはなく、審査期間が長い点に注意が必要です。有担保型の場合、審査期間は2週間~1ヶ月程度必要とされているほか、収入なども審査対象となります。
とくにフリーランスや自営業の場合、会社員と比較して収入が安定しづらい職業もあるため、ローンを受けられないケースもあるので注意しておきましょう。
家一棟まるごと改修するときなど、広範囲かつ費用のかかるリフォームの際には、低金利で返済期間を長く設定できる有担保型の活用がおすすめです。
リフォームローンの金利タイプはふたつ
リフォームローンの金利タイプは2種類あり、「変動金利型」と「固定金利型」に分類されます。
ここでは、それぞれの金利タイプの特徴について解説します。どちらにも長所と短所があるため、比較しながら収入や返済プランに合うものを選択することが大切です。
変動金利型
変動金利型は、その名のとおり金利が変動するタイプのリフォームローンです。市場金利に連動して変化するため、金利が定期的に変わるという特徴があります。
基本的には年に2回金利の見直しが行われることが一般的で、4月と10月に変更されるケースがほとんどです。
金利が低くなれば早く返せる可能性が高まりますが、高くなれば総返済額が増えるため負担が大きくなってしまいます。金利が上下することは、メリットにもデメリットにもなることに注意しなければいけません。
変動金利型のリフォームローンは、比較的短期間のうちに返済を終えられる見込みがある場合や、自分で定期的に金利の確認ができる方におすすめです。
固定金利型
固定金利型は、変動金利型と異なり金利が契約時のまま変動しないタイプのリフォームローンです。固定金利型には種類があり、「長期間固定金利型」と「固定金利選択型」に分類されます。
長期間固定金利型は、契約から完済までずっと金利は変わりません。将来の支払額を明確にしておきたい方や変動リスクを避けたい方におすすめです。
それに対して固定金利選択型は、金利が変動しない期間を選択することが可能です。期間は1・2・3・5・7・10年単位で設定できます。指定した期間が終了するたびに、変動金利に切り替えるか固定金利のまま続けるかを選ぶことができます。
定期的に金利の見直しを行いたいが契約スタート時には固定にしておきたいという方に適しているでしょう。
リフォームローンを利用する際のポイント
リフォームローンを利用する際には、いくつかのポイントをおさえておく必要があります。借り入れ金額や返済期間、金利、保険などをふまえ、多角的に検討することが大切です。
ここでは、リフォームローンを選ぶ際に気をつけておくべきポイントについて紹介します。
金利以外の要素も比較する
リフォームローンは金利にばかり注目しがちですが、リフォームローンの特徴や要素など、金利以外の部分も比較検討しましょう。
金利が保証料込みとなっているか、金利以外にかかる諸費用はどの程度必要なのかなど、必要となる費用をできる限り算出しておくことも大切です。
また、リフォームローンの借り入れにあたって、団体信用生命保険に加入できるかどうかも確認しておく必要があります。団体信用生命保険は、契約者が死亡もしくは身体の機能が重度に低下した際に、保険会社からローンを支払ってもらえる仕組みです。
ローンの借り入れは、主な収入を得ている世帯主が契約を結ぶことがほとんどです。世帯主にもしものことがあった際、ローンの支払いが困難にならないように団体信用生命保険に加入しておきましょう。
また、団体信用生命保険の保証料にかかる金利についても確認が必要です。金利が保証料に含まれていないと、後日上乗せされるなど、支払い費用が増加するおそれがあるためです。
リフォーム会社によって対応が異なるため、詳しく対応可能な業者を選ぶ必要があります。
ローン対応可能なリフォーム会社に相談
リフォーム会社によっては、ローンに関するサポートを行っているところもあります。提携ローン会社の紹介、状況に合ったローンの提案、活用できる補助金など、専門家として最適なサポートをしてくれます。
そのほかファイナンシャルプランナーがいる、手続きを代行してくれるなど、柔軟に対応してくれる会社もあるので積極的に活用していきましょう。
リフォームローンを組むためには、保証料・登記費用・事務手数料などが実際に借り入れた金額に加算されます。
また、リフォームローンの中にはどのような工事が対象となるのか、具体的なリフォーム内容によって変動する場合もあります。耐震改修のみ可能、要介護向けにリフォーム時など、ローンが組める対象範囲についても検討しておくことが大切です。
ナサホームでも、お見積りからローン申し込みまで、お客様の希望に合わせたリフォームプランを提案しています。また、金利も変動しており都度確認が必要です。お気軽にご相談ください。
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リフォームを行う際に必要となる費用の目安や、予算内で可能なリcフォームのご提案など、さまざまな角度からお客様のご希望に合うプランを作成させていただきます。
ナサホームのホームページでは、数多くの施工事例を写真付きで紹介しておりますので、実際にリフォームを検討する際の判断材料としてご活用いただけます。
全面リフォームだけでなく部分的なリフォームを含め、建て替えについても比較検討しながら自分の希望が叶えられる方法を探してみてはいかがでしょうか。
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まとめ
リフォームローンは、金利のタイプや家計の状況など、さまざまな要素をふまえたうえで検討していくことが大切です。
本記事でも紹介したように、リフォームローンには無担保型と有担保型の2種類があります。金融機関ごとに金利も異なりますので、借り入れ先は総合的に判断してから決定しましょう。
希望や経済状況に合った最適なリフォームローンを選び、理想的なリフォームを実現してください。