シャワールーム・シャワーブースって？
近年シャワールームの増設・リフォームが増えている理由
リフォームにおいてシャワールームの設置は主に、若い世代や二世帯住宅で行われることが多いようです。
特に、若い世代で日常的にはお風呂に浸からないという習慣を持っている方、また二世帯以上で家族構成の多いご家庭で、家族みんなが使う浴槽とは別にもうひとつバスルームや来客用のバスルームを作りたいという方にとって、シャワールーム・シャワーブースの増設は、生活の利便性を高めるための有効な手段であると言えます。
シャワールームのメリット
■空間の有効活用が可能
シャワールームの大きなメリットとして、設置スペースが少ないことが挙げられます。
浴室をなくして（もしくは浴室がないご家庭で）シャワールームを作る場合、あるいは２階などに新規でシャワールームを作るという場合、スペースにゆとりがない間取りでも設置可能です。ユニットバスなどでお風呂とトイレが一緒になっているという場合であれば、シャワールームに変更することでトイレと浴室を分けることができます。
■セカンドバスルームとして活用できる
ご家族が多いご家庭や、頻繁にお客さまが泊まられるようなご家庭では、お風呂の時間に気兼ねすることも多いはず。シャワールームを増設することで、比較的安価にセカンドバスルームを設けることができ、好きな時間にシャワーを浴びて身を清められるライフスタイルが実現します。
■浴室内が温まりやすい
広い浴室は快適ですがその反面、浴室内部が温まりにくく寒い環境でお風呂に入らなくてはならないこともあります。シャワールームの場合は、スペース自体が限られているため浴室内がすぐに温まるのが大きなメリットです。
■掃除が簡単
浴槽や床など広範囲を掃除しなくてはならないバスルームと比べて、シャワールームは掃除の手間がかからないのも大きな利点。湯あかなどがこびりつくということも少ないため、清潔な環境を保ちやすくなります。
■介護を考える上でも適している
移動に難のある介護者様のいらっしゃるご家庭では浴室までの移動も一苦労ですが、介護者様のお部屋の近くにシャワールームを設置することでその手間を軽減することができます。これも狭小なスペースでも設置できるシャワールームの大きな特徴です。
リフォームで叶える、シャワールームのある住まい
シャワールームのリフォーム・増設には大きく分けて2つの方法があります。
■置き型のシャワーユニットを利用する
シャワーユニットとは、壁や床・ドア、シャワーヘッドなどがセットになったもので、ユニットバスように組み立てて設置できるものです。シャワーユニットは防水性が高く、施工が簡単で費用も比較的安いというメリットがあります。
■新たにシャワールームを作る
もう一つはシャワールームを1から作る方法で、組み込み型とも呼ばれます。この場合、お部屋の中にシャワールームのスペースを新しく作り、そこに防水対策などを行った上で施工します。この方法のメリットは、こだわりのデザインや仕様を自由に選べる点にあります。海外のホテルのようなラグジュアリーな空間をお求めであればこちらの方法がおすすめですが、コスト面ではシャワーユニットより割高となってしまいます。
シャワールーム設置の際のポイント
■シャワールームを作るのに必要となる面積は？
狭小な場所でも設置できるのがシャワールームの魅力ですが、実際に必要となるスペースは0.75〜1坪ほど。畳1畳半ほどの空間があれば設置可能です。
■防水・防音対策は入念に
2階にセカンドバスルームを増設する際やマンションなどの集合住宅にシャワールームを作る際には、水漏れ対策が重要となります。木造家屋の場合は、水漏れによって建材が痛むこともありますし、集合住宅の場合であれば階下に水漏れが生じることで損害賠償などの問題に発展することも。リフォームを行う際は、業者に事前の調査をお願いし、しっかりと対策を取ってもらうようにしましょう。
また、シャワールームの隣室や階下の部屋に音が漏れないかもチェック。必要であれば防音シートや防音のための壁や窓の対策も併せて講じるようにしましょう。
■できれば国産メーカーのものを選ぶ
海外の高級ホテルのようなシャワールームを目指そうと、海外のメーカーから部品やユニットを取り寄せるのはあまりおすすめできません。その理由は、故障や不具合があった場合の対応や交換に時間がかかるため。近年では日本のメーカーも、海外のようなオーバーヘッドシャワーやガラスドアやステンレス製の手すりなどの高品質でデザイン性にも優れた商品を数多く発売していますので、国内メーカーのものでもきっとお気に入りのものが見つかるはずです。
ナサホームのシャワールームリフォーム施工事例
■ホテルのようなプライベートバスルーム
もともと小さなシャワー室と、トイレがあった２階の水廻りを一体型のサニタリールームにリフォーム。
スペースと動線を確保し浴室・洗面・トイレをレイアウトしました。またガラス扉とガラス間仕切りを天井までの高さで設定していますので、狭い空間であっても視覚上一体の空間であるように見えます。
シャワールーム設置にかかる費用
置き型のシャワールームの場合
置き型のシャワールームを増設する場合は、各メーカーから販売されているユニットそのものの価格によって大きく異なりますが、安価なものでは20万円ほどから。反対に、仕様にこだわり抜いたものであれば100万円を超えるユニットも存在します。
施工費用は、30万円〜となりますので、ユニット代と施工費を合わせた場合の費用は最低で50万円〜となります。
組み込み型のシャワールームの場合
組み込み型の場合は、置き型よりさらに費用に幅がでてきますが、一般的に50〜250万円ほどが相場となってきます。床面の防水加工に加え、ガラスを使ったドアや床壁の素材へのこだわりなど、比較的予算に余裕がある方であればぜひ、組み込み型のシャワールームをご検討ください。
なお、リフォームを依頼する際はこうしたシャワールーム設置の施工事例を持っている企業に依頼して、現場を見てもらった上で詳細な見積もりを作成してもらうことをお忘れなく。
設置費用以外に必要となる費用
これまで浴室であった場所を、シャワールームに改装する場合は不要となることがありますが、これまで水廻りではなかった場所にシャワールームを増設する場合は、給排水管工事や電気工事が必要となります。リフォームの依頼をする際に、こうした点もしっかりと確認しておきましょう。
まとめ
浴室の他にも、あると便利なシャワールーム。
大家族のご家庭だけでなく、ゲストハウスや賃貸物件のリフォーム・リノベーションをお考えの施主様にも魅力的な設備です。
これまで数多くの浴室・シャワールームの施工実績を誇るナサホームが、皆様の物件を確認の上、最適な提案をいたします。まずは当Webサイトからお気軽に、ご相談ください。
