飾り棚にも、収納にも。使い勝手のよいニッチリフォーム

壁の一部にくぼみなどをつけて、飾り棚や収納として使うニッチ。 インテリアのアクセントとして人気が高いものですが、住まいに取り入れようと思うとなかなか難しいもの。ニッチをつくるのに最適な場所や高さについて、デザイン、またリフォームによって後付けする際のポイントなど、多くの方が疑問に思っているニッチづくりのポイントを、ナサホームが詳しく解説して参ります。


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ニッチとは?

ニッチの基本知識

ニッチは西洋建築に見られることが多い建築手法で壁龕(へきがん)とも呼ばれています。
ある程度の厚みがある壁の一部をくぼませて、元来はそこに彫刻や祭壇などを設けることが多かったようで、紀元前より建築物に設けられていました。
現在では一般的な住宅にも使用されるようになり、小物を収納するスペースやお気に入りのアイテムを飾る棚として、照明などを仕込んでおしゃれなインテリアとして活用される方が増えています。

ニッチのメリット

■収納スペースが増える
玄関や廊下に設けたニッチには、絵画や花瓶、ルームフレグランスなどを置くことができますし、近年の小型化された家電なども十分に設置することが可能です。ニッチにこうした小物類や家電やコンセント、インターフォンのモニターやスイッチ類を集約することで、お部屋をすっきりと美しくみせる効果が期待できます。

■デザイン性に優れたインテリアとなる
本来は半円形でドーム状のあしらいであったニッチですが、現在ではその形状も様々。お部屋の形に合わせて、洋室にも和室にも合うデザインのニッチが作られるようになってきました。
中には、照明をつけることで間接照明として利用したり、お気に入りの小物をディスプレイする魅せる収納としての役割も期待できます。

■視覚的にお部屋が広く見える
ニッチに小物や装飾などを収納することで、収納家具などを用いるスペースを削減でき、お部屋の空間をより自由に使用することができるようになります。お部屋の中に家具が少なくなることで生活動線がひきやすく、また視覚的にもお部屋が広々と見えるというメリットが得られることもあります。

ニッチのデメリット

■設置場所を選ぶ
壁の種類によってはニッチを設置できないことがあります。例えば、耐力壁や内部に筋交や柱があったり、水回りであれば断熱材が敷かれている壁、またコンクリートやモルタル壁にも設置することができません。こうした場所にニッチを設置する場合は、壁を二重にする必要がありますが、こうした場合はお部屋のスペースが狭くなってしまうというデメリットが生じます。

■壁の遮音性能が低下する場合がある
ニッチは壁をくぼませて作るため、くぼみができた部分の遮音性が低くなってしまうことがあります。
隣接したお部屋に音を響かせたくない場合は、ニッチの設置場所に注意する必要があります。

ニッチに適した場所とは?

■廊下・玄関
ルームフレグランスや花瓶など、お客さまをお迎えする際などに用意しておきたいものを、ニッチに置けば廊下にチェストなどの家具をおくことなく空間を広く設けることができます。

■キッチン
キッチンの作業台やコンロの前にニッチをつけると調味料や調理用品を手軽に収納できて便利。また小物をまとめて置けるので、清潔で整頓されたキッチンの実現にも役立ちます。

■トイレ・浴室・ランドリー
在来工法によって作られているトイレや浴室であれば、掃除用品や洗濯洗剤、あるいはシャンプーやリンスなどを置く棚として活用できます。プラスチックや金属のトレーのように、滑ったり錆付いたりすることも少なく、ニッチ部分のお掃除も簡単に済ませられます。

■寝室・居室
コンセントやスイッチをニッチにまとめた収納ができるだけでなく、ちょっとした本棚として、また飾り棚としても大活躍。また寝室であれば間接照明を置いたり、ベッドの高さにニッチを合わせることでサイドテーブルのように使うこともできます。

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ニッチは後付けも可能!リフォーム時は作成のチャンス


お部屋のアクセントとしても機能的な収納としても使えるニッチですが、新築時以外でも設置することはできるのでしょうか?

ニッチは後からでも造作可能

施工場所が設置に適していればニッチはリフォームによって設置することが可能です。リフォームする場合は、石膏ボードをニッチの大きさに合わせて切り取って、そこに補強材と棚板を嵌め込んでいきます。その後、棚部分の塗装や壁紙の貼り直しを行えば、リフォーム完了。施工は1〜2日間と短期間で行うことができます。

壁のリフォームはニッチ造作のチャンス

ニッチは比較的気軽に業者に施工を頼めるリフォーム方法ですが、仕上げに壁紙の貼り直しや塗装が必要となるため、せっかくであればお部屋全体の壁紙の見直しを行うのがおすすめ。
また、廊下や玄関の広い範囲にニッチを設けるのであれば、壁や間取りのリフォームと同時期に行うと、壁内部の調査や施工がスムーズに行えます。
現在、間取り変更や壁紙の張り替えなどを検討されているのであれば、リフォームの候補としてニッチの造作も検討してみてはいかがでしょうか?

ニッチはDIYでも作れるの?

ニッチは壁の構造やDIYの知識がある方であれば自作することも可能です。しかし、実際に作業するとなると、ニッチを造作する部分の壁が本当に抜けるのかを判断するのは意外と難しいもの。万一、耐力壁に穴をあけてしまった場合、取り返しがつかなくなることもあります。
一方でリフォーム業者に依頼した場合は、仕上がりの綺麗さはもちろん、ニッチを造作した際に使用する壁紙をタイルにしたり、エコカラットにしたりと、デザインや機能の選択肢も増えてきます。
また、ニッチ内に電源コンセントや照明を入れる際は、電気工事も必要となりますのでDIYで行うのは難しいでしょう。

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ニッチのリフォーム費用と活用事例


実際にリフォームによってニッチを後付けする場合の費用はどの程度必要となるのでしょうか。

ニッチを後付けする際の費用は?

ニッチの後付けには、壁の調査と壁のカット、補強材や壁材とニッチ取り付け、塗装・クロス張りの作業が必要になります。
これらの施工費は、ニッチを設ける面積や使用する素材によっても増減しますが、ニッチの造作だけであれば、おおむね3〜10万円程度。壁紙に機能性の素材を使ったり、照明などの工事が発生する場合は7〜10万円程度となります。

ナサホームが手掛けたニッチリフォーム事例

■おしゃれなニッチのある玄関
施主様の入り口正面の壁にニッチを設けました。茶色をベースに濃淡のあるタイルを施すことで、白い壁のアクセントとしています。訪れた客人の目を引く空間になりました。壁の厚みを利用して、お花や写真、お気に入りの雑貨などを飾れるニッチは、空間を華やかに変えることができます。
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■ニッチ廻りに額縁を造作した和室


壁画自体を絵になるようなデザインにするため、ニッチ廻りに杉板で額縁を造作して照明を当てています。壁やしつらいの質感にもこだわり、壁に風合いを出す珪藻土や天井にアクセントをつけるための竹など、自然素材をふんだんに採用しています。

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まとめ

手軽にお部屋の雰囲気を変えられるだけでなく収納などにも使えるニッチ。
後期も短く、これまでリフォームを行ったことがなかった、という方でも安心して業者に依頼できるリフォーム方法でもあります。
ナサホームでは、関西一円を中心に年間8,750件を超えるリフォームを手掛けており、その中には壁やニッチ、間取りの変更に関するご依頼も少なくありません。
本記事に掲載しております事例などを参考に、ぜひ私どもにご相談ください。