雨戸のリフォームで、雨風に強い家をつくろう

近年、台風やゲリラ豪雨など、強風や強い雨を伴った異常気象が頻繁に報告されるようになってきています。こうした異常気象から大切な家を守るために活躍するのが、雨戸や窓シャッター。特に戸建ての場合は、多くの家に雨戸がついているものですが、近年では新築物件でも雨戸がついていないというケースがあるようです。 雨だけでなく、風による飛来物から住まいを守り、防犯面でも役立つ雨戸や窓シャッターの取り付けにかかる費用や注意点、またすでにある雨戸が老朽化している場合のリフォーム方法などついて解説していきます。


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住まいを守る雨戸と窓シャッター


雨戸の最も大きな役割は雨風を防ぐこと。特に台風などの激しい天候によって起こる突風などが巻き上げた飛来物が窓ガラスに当たって、割れることを防いでくれます。こうした悪天候で窓が割れると、身体に怪我などの危険が及ぶだけでなく、家自体にも吹き込んだ雨などで大きな被害が及びます。
また雨戸には、家の中を外から覗き込まれないようにする遮蔽効果や、火災が起きた際などに隣家に火が燃え移るのを防いでくれるなどの多彩な役割があります。

老朽化した雨戸に起こる影響

住まいと人命を守ってくれる雨戸ですが、その耐久年数は10年ほど。
老朽化した雨戸を放置してしまうと、雨風や飛来物から窓を守ることができなかったり、雨戸の戸袋と呼ばれる収納部分などに虫や小動物が住み着いてしまうこともあります。住まいの雨戸を取り付けて10年以上経つという方は、一度その状態を確認することをおすすめします。

雨戸の材質と種類

雨戸には形状や材質によっていくつかの種類が存在します。

■雨戸の材質について
築年数が長い日本家屋などでは、木製のシャッターが使われていることがありますが、耐久年数が低く、また重いため現在では新たに取り付けられることはほとんどありません。
なお現在の一般的な雨戸の材質としてはアルミやステンレスなど比較的軽くて、雨などにも強い金属が使われています。

■雨戸の形状について
雨戸の形状として最も一般的なものが、単板引き戸と呼ばれる、戸袋から横にスライドして引き出すもの。木製の雨戸もこの形状です。メリットとしては価格が安いことが挙げられますが、反面開閉に時間がかかったり戸袋が目立ってしまうといったデメリットもあります。

雨が強い時以外にも目隠しのために雨戸を利用するというという場合は、通風雨戸(ルーバー雨戸)がおすすめです。細長い板を組み上げた雨戸で、この板の角度を調整することによって室内に風を通すことができます。このルーバー雨戸は、夏場に日光を遮りつつ風を室内に送り込みたいという場合にも重宝します。

戸袋を作るスペースがないという場合は、アコーディオンタイプの折れ戸の雨戸がオススメです。コンパクトな形状であるため戸袋が必要なく、また見た目的にもすっきりとした印象になります。

窓シャッターとは?

また、近年では雨戸の代わりに窓シャッター(シャッター雨戸とも呼ばれます)を設置する方が増えています。従来の雨戸は引き戸のタイプですが、窓シャッターは上下の開閉式で電動開閉のタイプも存在します。
窓を飛来物や雨などから守る性能的には雨戸と大きく変わらず、戸袋が必要な雨戸と比べるとスマートな見た目であることが特徴。
ただし、電動のものは停電時などに利用できないという欠点があります。

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雨戸のリフォーム方法とは?


近年ではコストカットのためであったり、昔と比べて窓ガラスが強化されていることもあって、新築の住宅でも雨戸が装備されていないことがあります。
しかし、近年の異常気象などを考えると雨戸や窓シャッターはやはり必要なもの。では雨戸がない住まいに新たに雨戸や窓シャッターを取り付けることはできるのでしょうか。また、耐久年数を過ぎた雨戸のリフォーム方法にはどのようなものがあるのでしょうか。

雨戸のない住まいに、新たに雨戸はつけられる?

現在の住まいに雨戸がない場合でも、新たに雨戸を設置することは可能です。
雨戸を後付けする場合は、既存の窓枠に取り付けるのが一般的です。
雨戸も窓シャッターも近年のものはスリムになってきているので、戸袋を設けるスペースもそれほど広くないため、ほとんどの住まいにつけることができます。

古くなった雨戸のメンテナンス・リフォーム方法

雨風にさらされて塗装が落ちたり表面が傷ついてしまった雨戸は再度塗装することで、美観を保つことができます。ただし、傷みが激しい場合は雨戸を交換しなくてはなりません。
雨戸のみを交換する場合は、戸袋はそのままとなりますが、サッシや戸袋も傷んでいる場合は全て交換となります。

この交換のタイミングで窓シャッターへ変更することも可能です。
雨戸を窓シャッターにする場合は、戸袋を撤去した上でシャッターを取り付けることになりますので、シャッターの購入費と設置作業費とともに撤去費用も必要となります。

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雨戸リフォームにかかる費用はどのくらい?

雨戸のリフォーム費用

■塗り替えを行う場合
雨戸の表面に再度塗装を行うことで機能を回復させる場合は、雨戸1枚あたり3,000〜5,000円ほどと比較的リーズナブルにリフォームを行うことができます。

■雨戸を交換する場合
雨戸が老朽化していたり、他の見た目のものに変更する場合のリフォーム費用は3〜7万円ほど。オーソドックスな板のタイプの雨戸であれば3〜5万円程度、風通しの良いルーバー型の雨戸であれば、3〜7万円ほどとなります。
この場合は、雨戸の撤去費用として1枚あたり5,000円ほどの費用が必要です。

■雨戸を窓シャッターに変更する場合
既存の雨戸を撤去して窓シャッターを取り付ける場合、手動のシャッターであれば8〜15万円ほど、開閉が手軽な電動シャッターの場合は20〜30万円ほどの費用が必要です。この場合も雨戸の交換時と同様に、撤去費用が必要です。

■新しく雨戸や窓シャッターを設置する場合
今住んでいる住まいに雨戸や窓シャッターがついておらず、新たに付け加えるという場合のリフォーム費用は、雨戸の交換・変更の場合とほぼ同じ。
雨戸であれば3〜7万円、窓シャッターであれば8〜30万円ほどの費用間となります。

雨戸や窓シャッターのリフォーム費用を確認する際に、注意したいのは交換する窓の位置や高さ、2階以上で足場となるものがない場合は、足場を組み立てる必要があるため、足場の費用が必要となります。あらかじめリフォーム会社の担当者などに現場を確認してもらい、足場を組む必要があるか判断してもらいましょう。

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まとめ

雨風だけでなく、夏の日差し対策や防犯を考える上でも導入しておきたい雨戸や窓シャッター。これらの設備を選ぶ際には、見た目や機能とともに、設備が既存の窓に施工可能かどうかを確かめる必要があります。
DIYで雨戸の取り付けを行おうと思ったものの、買ってきた雨戸が合わなかったとうことにならないよう、雨戸のリフォームはプロに任せるのが最良です。

ナサホームでは、雨戸や窓シャッターのリフォーム時に現地調査を徹底しておりますので、安心してお任せください。また雨戸だけでなく、住まいの居室を含めた大規模なリフォームも数多く手がけておりますので、ぜひ施工事例などもご確認いただいた上でご相談ください。

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