床に壁紙にスタイリッシュな奥行きを生む「石目調」素材の魅力

「住まいのテイストを変えてみたい」という理由でリフォームをお考えなら、ちょっと思い切って「石」のイメージを取り入れてみてはいかがでしょうか。 石の持つ自然の重厚さは、お部屋の質感をワンランク引き上げてくれること間違いありません。そこで今回は、スタイリッシュな趣きを演出する『石目調』素材について、その魅力をお伝えしたいと思います。


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そもそも石目調とは?


石の素材といっても、天然石をインテリアに取り入れるのは少しハードルが高そうです。そこで注目したいのが石目調の床材・壁材です。

石目調はどのようなもの?

■石目調の床材
石目調とは、大理石など天然石の柄をプリントして人工的に造ったタイルやシートなどの床材です。表面は天然石そのままの雰囲気で、値段は天然石と比べて安価、さらに軽いので運搬や加工が簡単なこともあって人気を集めています。

■石目調の壁紙
壁紙(クロス)の表面の質感は一般的に「織物調」と「石目調」に大別されます。
織物調はソフトな風合いで、綿や麻のような素朴な感じのものや、シルクのような上質さをイメージさせるものがあります。
石目調の壁紙は、石や漆喰、コンクリートやレンガなどハードなイメージの素材感が魅力です。

石目調の床材や壁紙を使うことのメリット&デメリット

■石目調の床材はワンランク上の印象に
床を石目調にするメリットは、なんといってもホテルのようなハイグレード感が生まれることです。お部屋の印象が一変するだけでなく、ワンランク上のインテリアに囲まれた暮らしが目指せます。
水や汚れが拭き取りやすくワックスがけも不要。そのため、本物の大理石と比べてメンテナンスがとても楽です。
ただ、大理石調のタイル床は見た目が冷たい印象なので、暖色系のラグを使うと雰囲気が和らぎます。

■石目調を壁面のアクセントに
リビングやお部屋の一部分だけ、クロスの色調や素材を変えるアクセントクロス。
お部屋にメリハリが生まれ、お洒落感が増すアクセントクロスには、高級感も醸し出す石目調がおすすめです。
様々な形状の石の模様や色のグラデーションなど、多くのバリエーションがありますから、お好みのインテリアに合わせたデザインが選べます。

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石目調素材が似合うお部屋は?


一口に石目調といっても、その素材感や形状、雰囲気は多彩です。まずは基本的な事柄をチェックしておきましょう。

石目調素材のテイストによる選び方

■上質さを演出する玄関の床材に
艶と光沢のある石目調の床材は、まるでホテルや美術館のような優雅さと洗練された雰囲気を演出するのが魅力です。
そこでリビングだけでなく、上質さを醸し出したい玄関に取り入れるのもいいでしょう。大理石の質感は、玄関をワンランク上のスタイリッシュな空間にします。

■カントリー調のテイストに
コテ(ハケやパテ)塗り跡がはっきりとした職人の手作業感のある石目調は、自然で素朴な暮らしを大切にするイメージを感じさせます。
アメリカン・カントリー調や南ヨーロッパ風インテリアを演出するのに効果的です。

■ナチュラル&モダンなテイストに
コテ塗り跡をあまり感じさせない印象の石目調壁紙は汎用性があり、様々なインテリアに合います。
特に明るく自然感のある「シンプルナチュラル」や、すっきりと都会的な「モダンテイスト」などの洋風の雰囲気を出すにはいいでしょう。

■大人の隠れ家風の味わいに
年月を重ね味わい深さを増したアイアンやコンクリート、漆喰などの素材感は独特の渋い味わいを醸し出します。このエイジング・テイストをヴィンテージ家具や小物と合わせると、居心地の良い「大人の隠れ家」のような雰囲気が漂います。

石目調の床材・壁紙と相性の良い取り合わせは?

■石目調の床とインテリアの取り合わせ
床が大理石調タイルだと、家具や照明器具の組み合わせは、ホワイト・グレー・黒の無彩色でまとめることが多くなるのですが、ベージュや茶色、赤系などの配色や茶色の木目にするのもおすすめです。
石目調はクールな印象なので、逆に温もりを感じる暖色系のインテリアと合わせることで、寒暖のバランスが取れたおしゃれ感が演出できます。

■壁紙の取り合わせ方のポイント
壁紙をリフォームする際は、家具やカーテンなどのテイストを考え合わせてコーディネートも考えましょう。
グレーなどスモーキーカラーの石目調や落ち着いたブルーグレー系などの壁紙が、近年人気があります。

■壁と天井との組み合わせは?
壁と天井を同じ壁紙にするかどうかは、決まったルールはありません。基本的には同じもので揃えると統一感を出すことができます。
場合によってはあえて天井の素材感を変えるテクニックもありますので、施工会社に相談してみましょう。

壁紙を選ぶときの注意点

■大きなサンプルで選ぶ
カタログの小さなサンプルチップでは、目の錯覚で実際より色が濃く見えることが多いと言われます。壁紙を選ぶときはなるべく大きめのサンプルを取り寄せしましょう

■できれば実物で、実際の場で
絵柄が大きい場合はやはりショールームなどで、より大判サイズのものを確かめるほうがいいでしょう。
さらに可能ならば、実際に施工する場にサンプルを持っていき、確認されることをおすすめします。部屋の向きで外光の入り方が違いますし、照明の当たり方によっても印象が変わるからです。

■部分的な張り替えより全面的に
壁紙を部分的に張り替えると、どうしても新しい壁紙の分と既存の壁紙の差が気になるものです。また壁と天井の差や、アクセントクロスの場合もベースとの新旧差が目立ってきます。
予算などが許せば全面リフォームするほうが効率的です。家具の移動や養生などにかかる金額は一部分でも全面でもそう変わりません。両方の見積もりをとって判断されてはいかがでしょうか。

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石目調素材でのリフォーム、用意しておきたい費用について


石目調素材のリフォームを考えたとき気になる必要な予算や実際の施工事例などのポイントをまとめてみました。

床を石目調タイルに変更する方法と費用

床のリフォームの際には、既存フロアの剥がし処分と新規フロア張りの2つの工事が必要となります。さらに壁と床のつなぎ目にある巾木を交換することが一般的です。
床材の材料費は3,000〜8,000円/㎡で計算。

■リビング(15畳・約25㎡)
・既存フロア剥がし処分:3万~4万円
・新規フロア張り:9万5,000~11万円
・ソフト巾木交換:1万~1万5,000円
・材料費:7.5万〜20万円
合計:20.5万~35万5,000円

■洋室(6畳・約10㎡)
・既存フロア剥がし処分:1万~1万2,000円
・新規フロア張り:4万5,000~5万5,000円
・ソフト巾木交換:8,000~1万円
・材料費:3万〜8万円
合計:9万5,000~15万5,000円

■キッチン(3畳・床張替え部分3㎡として)
・既存フロア剥がし処分:5,000円
・新規フロア張り:1万2,000~1万5,000円
・ソフト巾木交換:3,000~4,000円
・材料費:0.9万〜2.4万円
合計:2.9万~4万9,000円

壁を石目調の壁紙に張り替える場合の費用

リフォーム会社に壁紙の見積もりを依頼すると、例えば「1,000円/㎡」の平米単価か、「1,000円/m」のメートル単価のどちらかで表記してきます。
実は壁紙の基本は0.9m幅のロール状になっており、そのロールから1m取り出した壁紙のの単価がメートル単価となるのです。
つまり、メートル単価 = 0.9㎡あたりの単価となるので、一見、メートル単価のほうが安く思えるので覚えておきましょう。

■6畳部屋の壁全面の場合
・施工費:3万〜5万円(下地処理費や荷物移動費含む)
・養生費:0.5万〜0.8万円
・廃材処分費:0.5万〜1.2万円
・材料費:3万〜6万円
合計:7万〜13万円

■6畳部屋の壁全面と天井の場合
・施工費:4万〜6万円(下地処理費や荷物移動費含む)
・養生費:0.7万〜1万円
・廃材処分費:0.7万〜1.5万円
・材料費:4万〜8万円
合計:10万〜17万円

ナサホームの施工事例

石目調の床や壁面を積極的に取り入れた素敵な改装プランの実例は、こちらからご覧いただけます。
■ナサホームの施工事例

・ホテルライクなLDKに

・家族でくつろげる「カッコイイ我が家」をテーマに

・ハイグレード感のある浴室へ

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まとめ

近年人気を集めている「石目調」を取り入れるリフォームについてご紹介しました。
リフォームの予算はその内容や素材の選択などで大きく差が出ます。複数の業者の見積りを比較検討され、判断に迷われたらお気軽にナサホームにご相談を。ご希望に合うアドバイスやご提案をさせていただきます。