掃除も簡単・バリアフリーにも対応可能、メリットいっぱいのユニットバスリフォーム

住まいの中でゆったりと落ち着く場所でありながら、怪我などのリスクも多いお風呂。特に小さなお子さんやお年寄りのいるご家庭では、お風呂の安全性には気を使います。 また、毎日使う場所であるためそのお手入れに手がかかるのは困りもの。 住まいの中で、悩みを抱えることの多いお風呂を、すっきり快適かつ安全にするために最適なのが、ユニットバス(システムバス)へのリフォーム。 特に現在お使いのお風呂がユニット式でないという方にご覧いただきたい、メリットやリフォームの価格について紹介してまいります。


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徹底比較、従来工法とユニットバス

お風呂のリフォームを検討する前に、まずはユニットバスについて知っておきましょう。

ユニットバスとはどんなお風呂?


ユニットバスとは、浴槽に加え壁や床、天井、換気扇、照明、ミラー、収納、水栓、カウンター、出入り口など浴室を構成するパーツがセットで製造され、施工現場で組み立てて作り上げるもののこと。ユニットバスは規格品のため施工が簡便で、ユニットバスからユニットバスへのリフォームはもちろん、規格品を使わない従来のお風呂のリフォームにも対応可能です。
また、ユニットバスはよくそのサイズやオプションを変更できるため、「システムバス」と呼ばれることもあります。

ユニットバスの利点

ユニットバスには、従来工法のお風呂と比べ、幾つかのメリットがあります。

■お風呂の暖かさが長持ち
従来工法のお風呂は、冬になると脱衣所はもちろん浴槽周辺まで寒くなることがありますが、これは機密性が悪いからで、パーツが規格化されているユニットバスは高い気密性があるため、隙間風などが入らず浴室の暖かさを維持することができます。この気密性の高さがつくる暖かな浴室は、冬のお風呂の事故であるヒートショックを防ぐのにも役立ちます。

■ラインアップが豊富
規格品とはいえ、ユニットバスには豊富な種類があり、デザインや色味もさまざまに選べます。また、ラインアップの中には脱衣所との段差を解消したものや跨ぎやすく、入りやすい浴槽や滑りにくい床など、バリアフリーに配慮したものも多く、小さいお子様やご高齢の方がいるご家庭の浴室をより快適なものにしてくれます。

■お掃除が簡単
ユニットバスはパーツのつなぎ目が少なく、従来のお風呂のように目地などに汚れやカビが生えにくいためお掃除が簡単。毎日のお風呂掃除の手間を軽減してくれます。

従来工法との違いとは?


ユニットバスに対する従来工法とは、浴室の床や壁をタイル張りにした工法で、3〜40年ほど前までは主流となっていたお風呂の施工方法でした。
従来工法では、まず浴室の下地を防水しその上にタイルなどを貼り付けていきます。
この従来工法のメリットは、ユニットバスと違い規格化されていないため自由度が高く、お風呂のサイズを問わず施工できる点ですが、その反面、防水下地に亀裂が入った場合などは、水漏れや腐食といった事態を引き起こしてしまいます。また、従来工法の場合経年劣化によって、タイルのひび割れや目地のコーキングの剥離が起こりやすくなるといったデメリットも存在します。

従来工法とユニットバスの特徴をもつハーフユニットバス

安全で水漏れなどに強い反面、規格品のためデザインやパターンが有限なユニットバスと、自由度が高く世界に一つだけのお風呂が作れる反面、工期がかかり経年劣化による水漏れの心配がある従来工法。
この2つのメリットを併せ持っているのがハーフユニットバス。ハーフユニットバスは浴槽と、壁の下部分がセットになった製品で、現地で組み立てる点はユニットバスと同じ。ただし、ハーフユニットバスには壁の上部や天井がついていないのでこちらは、好みのデザインや素材を使ってリフォームすることができます。
まさにユニットバスと従来工法のいいとこ取りといった製品なのですが、現在は取り扱いメーカーが少なく、また防水性の面ではユニットバスに一歩譲ります。ユニットバスや従来工法でのリフォームを検討したうえで、どうしてもデザインやサイズなどで思い通りの浴室が実現できないという場合は、ハーフユニットバスもリフォームの候補に入れてみると良いかもしれません。

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価格から見るユニットバスリフォームプラン


リフォームをする際、気になるのはやはり予算のこと。
こちらでは、価格ごとにどのようなユニットバスとオプションの選択ができるのかを簡単に解説していきます。

価格帯で選ぶユニットバスリフォーム

■100万円以下 ちょっと狭いお風呂のリフォーム&バリアフリー対応
予算が100万円以下でもユニットバスへのリフォームは十分可能。
マンションなどのお風呂スペースが限られているお宅であれば、ユニットバスの交換や壁パネルのデザイン変更、ご高齢の方が入りやすいように手すりを設置するなどの施策を予算内で行うことができます。

■200万円以下 ユニットバスへのフルリニューアル&快適な設備追加
従来工法の一戸建てのお風呂をユニットバスに一新する場合は、100〜200万円程度の予算が必要。この価格帯であれば、元の浴槽よりも大きな浴槽へと変更したり、デザインをこだわったり、浴室乾燥機をつけたり、お風呂用のテレビを壁面に埋め込むなど、こだわりを反映した浴室空間の実現が可能です。

■200万円以上 ホテルのような上質な空間を実現
ホテルのお風呂のような非日常感を味わえる浴室を作る場合は200万円以上の予算を見ておくと良いでしょう。生活感を感じさせないガラスのドアや大理石調の壁、肩湯のできるシャワーに加え、お風呂の窓を複数設け通気性を高めるなど、こだわり抜いた設備を整えることができます。

従来工法のお風呂や古くなったユニットバスをリフォームする費用

■従来工法のお風呂をユニットバスにする場合
従来工法のお風呂をユニットバスにするのは、現在最も多いお風呂のリフォーム方法です。予算は100万円〜となっており、工期は5〜7日ほど。ただし、従来工法のお風呂を解体した際に、下地が傷み水漏れや腐食が起きている場合は、この補修が必要となるため、リフォーム費用と期間が大きく伸びてしまいます。初めにリフォーム会社の現地調査を依頼して、見積もりを作成してもらうようにしましょう。

■古くなったユニットバスを新しいものに替える場合
ユニットバス同士のリフォームは2〜3日ほどと、比較的簡単に行えます。この時、同じサイズのユニットバスに交換するのであれば費用は60万円〜で可能ですが、オプションをつけたりサイズアップを検討する際は、さらに予算が必要となります。

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ライフスタイルに合わせて、お風呂をもっと楽しい空間にしよう

浴室リフォームを成功させるポイント

ユニットバスだけでなく浴室を快適で安全なものにするためには、リフォーム前の計画が大切。以下のようなリフォームの目的やどんな浴室にしたいのかをしっかりと把握しておくと、リフォーム会社へのご相談もスムーズに行えます。

■高齢の方の介助ができ、家族も安心して入れるお風呂
■寒さを感じることがないお風呂
■入浴時間を特別なものにする設備があるお風呂
■浴室乾燥機や浴室収納など、暮らしを便利にするお風呂  etc…

こうした目標を立てたら、ユニットバスのカタログなどからその望みを叶えてくれる、ユニットバスの製品や、シャワー・お風呂用TV・手すりや介護用浴槽などを選んでいきましょう。

ナサホームのユニットバスリフォーム事例

ナサホームでは、これまで多くのお客様からお風呂リフォームのご相談をいただいております。以下ではその一例をご紹介してまいります。

■利用者の方が安心して使えるバリアフリーの浴室
デイサービスの運営をされている施主様から、新しいデイサービスの施設を作るため中古物件の浴室リフォームをご依頼いただいた事例です。
従来工法の浴室を断熱性の高いユニットバスに変更。併せて手すりの設置や段差の解消などを行っています。

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■浴室暖房で寒い日の入浴を快適に
冬の寒さにお困りだった施主様の浴室を全面改装。お掃除が便利で手軽になる機能を搭載した新しい浴室は、浴室暖房機能でいつでも暖か、快適に入浴できるようになりました。

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■浴室テレビで癒やしのリラックス空間
中古物件を購入された施主様の、水廻り機器交換と全体的な内装のリフォームを担当いたしました。モダンな石目柄のアクセントパネル、楕円型ミラーで明るく高級感のある印象を作り出し、さらに 浴室テレビを設置することで、入浴時間を一層楽しんでいただけるようになりました。

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まとめ

寒くて滑りやすいお風呂は危険なもの。ユニットバスにリフォームすることでこうした問題を解決するだけでなく、ただ身を清めるだけではない、癒しある空間にすることが可能です。
使いにくい浴室にお悩みの際は、ぜひナサホームにご相談を。
数多くの浴室リフォーム実績を誇るスタッフが、皆様のご要望に応じた浴室リフォームプランを提案いたします。